今村復興大臣が大臣を辞任しました。事実上、更迭でした。
今村復興大臣の度重なる失言から察すると、この人には弱者への共感能力が特に欠けているのではないかと思います。
御年、70歳で、東大法学部卒、そして「国鉄」に入社という前歴の持ち主。
 
この年代の人にとっては、エリートコースと言える経歴ですので、これまで常に上から目線で、庶民を見ていたのでしょうか。
 
それにしても、昨日の二階派のパーティでの発言はひどかったですね。

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「(被害が)東北だったから良かった」などと、復興大臣の職務にある人の口からよく出たものです。
 
あまりにひどいこの失言に、安倍総理が後ほどのあいさつの中で、陳謝していました。
 
ただ、今村氏の失言の後に二階氏の挨拶があったのですが、二階氏は「東北で良かった」発言には全く触れなかったとのこと。
これはこれで、大きな問題だと思いますね。
派閥内の今村氏がこんな大失言をしているのに、派閥リーダーの二階氏が何も言及できなかったのですから。
さて、これまでも失言を続けていた今村氏ですので、ご本人は、自分の大失言が国民や被災者にどのような影響を与えたかには全く気付かず、発言後の記者会見では謝罪をしないまま、言い訳に終始していました。
しかし、途中で、秘書官からメモを見せられ、そのメモ(指示)でやっと謝罪をしました。 

記者に問われ「それなら取り消す」 今村氏、主な発言

朝日新聞デジタル 4/25(火) 19:05配信

 今村復興相の講演での主な発言は以下の通り。「(東日本大震災は)死者が1万5893、行方不明者2585、計1万8478人。この方が一瞬にして命を失ったわけで。社会資本の毀損(きそん)も、色んな勘定の仕方があるが、25兆円という数字もある。これはまだ東北で、あっちの方だったから良かった。これがもっと首都圏に近かったりすると、莫大(ばくだい)なですね、甚大な被害があったと思う」

さらに講演後、2度にわたって、記者団の質問に答えた。1度目は次の通り。

――講演でこの前の地震が東北で良かったと。

「これは東北でも、あんなひどい、25兆円も毀損するような災害だった。ましてや首都圏に近い方だったら、もっと、とんでもない災害になっているだろうという意味で言った」

――あっちの方で良かったという点が東北で良かったと受け取られないか。

「決して、そんなことはない。東北でもあんなにひどかった。ましてや首都圏に近かったらもっとひどいことになった。だから防災なり何なり対応しなきゃいけないという意味だ」

――被災地から言葉を捉えて声が出るのでは。

「決してそんなことはない。数字も言った。二度とないよう、とにかく防災対策をやらなきゃいけない。ましてや首都圏(であれば)、ひどいことになっただろうと。大変な災害だと分かっている」

――発言自体の扱いは。

「分かりました。そういうことなら、ぜひ、取り消させて頂く。大変な被害だったということは、十分言ったつもりだ。(首都圏の)直下型(の地震)が言われている中、守りを固めないといけない。あえて撤回ということであれば、もちろんしていく。真意はそういうことだ」

2度目は、大臣秘書官が記者団に「次の用件もあるので代表1問でお願いをできればと思う」と話し、質問数を制限。やりとりは以下の通り。

「先ほどの講演の中で私の大変不適切な発言、表現といったものにつきまして、深く反省し、皆様方におわびを申し上げます。申し訳ありませんでした」(約5秒間、頭を下げる)

――安倍晋三首相も陳謝した。発言が被災地の人を傷つけるとの指摘もある。国会への影響もある。どうけじめをつけるか。

「先ほどもお話をしたが、それは、それとして、総理が、ああいうことであり、大変、申し訳ないと言っておられます。私自身もそれ以上に、大変申し訳ないと言うことで、深く深く反省し、おわびを申し上げる次第だ。改めましてもう一度、おわび申し上げます」(約5秒間、頭を下げる)

 

・・・・・(略)

 

 

テレビで講演の様子をみると、「(東日本大震災は)死者が1万5893、行方不明者2585、計1万8478人。この方が一瞬にして命を失ったわけで。」と、話していましたが、その口調は早口かつ棒読みで、死亡者や行方不明者の人数には何の感情も持っていないようでした。

復興大臣の立場にありながら、精神的にも経済的にも大きな痛手を受けた被災者の心に寄り添えなかった今村氏は、東大法学部卒。

 
今村氏を見ると、人間の価値・人格というものは 、学歴や社会的地位に全く関係がないということを改めて思います。
 
これまでの今村氏の失言を考えると、彼の本音が垣間見えます。どうやら、国会議員としての職責を果たすには、無理なお人柄のようです。
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