何という絶望でしょうか。

 JR大阪駅の駅ビル16階から、30歳代の男性が飛び降り自殺したところ、

途中の15階のビアガーデンにいったん落ちて、助かったのです。

駅ビルの構造がどうなっているのかわかりませんが、16階から飛び降りて命が助

かったのですから、これだけでも、奇跡的な生還だと思うのですが、当人は臆することなく、自

ら立ち上がり、さらに地上の通路まで飛び降りたというのです。

 

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15階に落ちた後、立ち上がり地上へ…男性死亡
読売新聞6/27(火) 9:19配信

26日午後9時15分頃、大阪市北区のJR大阪駅中央南口付近で「建物の屋上から男性が飛び降りた」と複数の通行人らから110番があった。

大阪府警曽根崎署員が駆け付けたところ、男性が倒れており、その場で死亡が確認された。

同署によると、死亡したのは30歳代の男性でスーツ姿だった。目撃者らの話では、男性は駅ビル16階から飛び降り、途中の15階のビアガーデンに落ちた後、立ち上がり、さらに地上の通路に転落したとみられる。男性が家族に「生きていてもつらい」と電話をかけていたことなどから、同署は自殺とみている。

 

飛び降り自殺、落下途中に人は何を思う?~後悔の念と生きる意志』の中で、マンション13

階から飛び降りた女性が、覚悟を決めたはずなのに、落下の途中に突如、恐怖・後悔・絶望が

ってきて、「死にたくない」と思ったということを紹介しました。

 

13階から飛び降り「直後に後悔」 自殺未遂者語る
朝日新聞デジタル 2016年9月11日10時44分
今もなお、毎年2万以上の人が自らの命を絶っている。10日から始まった自殺予防週間。10年前にマンションから飛び降り、一命を取り留めた40代の女性が朝日新聞の取材に応じ、訴えた。「自殺は最後の解決策ではないはずです」

■「希望は自分で見つけるもの」いち、にの、さん――。大阪市内のマンション13階の通路に腰掛けていた女性は心の中で数をかぞえ、重力に体を任せた。覚悟を決めたはずだったが、ゆっくりと落ちていく感覚の中、恐怖と後悔、絶望が襲ってきた。

「死にたくない」数日後、意識が戻ったのは病院・・・・・(以下略)

 

この女性は幸いにして奇跡的に、九死に一生を得て、生還することができました。

私は、飛び降り自殺を図った方々の多くは、この女性のケースのように、地上に落ちるまでの

1・2秒の間に後悔の念が湧いてくるのではと想像していたのですが、最初の引用記事のように

どうもそうではない人もいるようです。

 

16階から飛び降りて命が助かったこの男性は、これだけでも、奇跡的な幸運だったと思うので

すが、当人はそのようには思えず、また恐怖も感じなかったのでしょう。

臆することなく、自ら立ち上がって、再び地上の通路まで飛び降りたというのです。

この男性にとっては、この世に生きていることが本当につらいことで、命には全く未練がなかっ

たということでしょうか。

御家族の悲しみを思うと、本当に痛々しい出来事です。

 

武士の切腹ならいざ知らず、現代人の自殺のほとんどは、「うつ病」等の病気の結果でしょう。

適切な治療を受けていたのでしょうか。

それとも、自分がうつ症状であることにも気づかないまま、自殺を図ったのでしょうか。

 

飛び降りていったん助かっただけに、何とかならなかったのかと思ってしまいます。

 

御家族の無念を思うと、本当にお気の毒な事でした。

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