夏は夜空をゆっくりと眺めるのに最適の季節です。

夜風に吹かれながら浜辺に仰向けになって夜空を眺めていると、

ゆったりとした時間が流れていきます。

 

そこで、今日は星について書いてみます。

肉眼で見た場合、見える星のほとんど全てが恒星で、その中に数個の惑星と月が

あるだけです。

太陽は恒星であり、金星や火星は惑星です。そして、月は衛星です。

 

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これらの星はどこが違っているのでしょうか。

恒星・惑星・衛星の違い

1 星が自分でエネルギーを生み出し、熱・光を放出しているか。

恒星

星には太陽のように自分で燃えている星(核融合反応)と地球のように燃えていない星が

あります。

自分で燃えている星が恒星で、恒星の輝く光は自ら発している光エネルギーです。

ただし、燃えると言っても、酸素を必要とする燃焼反応ではなくて、核融合反応で

エネルギーを生み出しています。

 

突然ですがここで〈クイズ〉

地球から一番近い恒星は太陽です。

ではその次、2番目に近い恒星は何でしょうか?

 

<答え>太陽の次に近い恒星は、ケンタウルス座のアルファ星です。

その距離は約4.39光年、すなわち光の速さで4.39年かかる距離です。

 

ところで、このアルファ星は実は1つの星ではなく、3つの恒星が

お互いに周りあっている「連星」です。

 

ですので、厳密に言うと、3つの連星の1つ、暗くて小さな赤色矮星のプロキシマ・ケンタウ

ケンタウルス座α星C)が、太陽(地球)に一番近い恒星で、およそ4.25光年の距離に

あります。

 

連星のあと2つは、ケンタウルス座α星Aケンタウルス座α星Bという名前です。

<出典:Wikipedia>

 

ケンタウルス座α星

2つの1等星の内、左の明るい星がα星

 

 

 

 

 

 

 

では3番目に近い恒星は何という星でしょうか。

それは「へびつかい座」のバーナード星です。

太陽から、約6光年の距離にあります。

<出典:Wikipedia>
矢印が「へびつかい座」のバーナード星

バーナード星

 

 

 

 

 

 

大きさの比較
太陽 バーナード星
太陽 Exoplanet

直径は太陽の約5分の1程度、質量は16%程度の小さな主系列星(赤色矮星)で、

表面温度は約3,000Kで、太陽の表面温度約6000Kよりも低い値です。

 

 

惑星

さて、次に惑星についてです。

恒星は自分でエネルギーを生み出しています(核融合反応)が、惑星の光は自分自身が燃え

ているのではなく、太陽系であれば太陽の光が惑星に反射して、その光が私たちの目に見え

ているのです。

そして、惑星は恒星(太陽)と引力でつながっており、恒星を中心にその周りを公転して

います。(円運動…厳密には楕円軌道)

<画像出典:宇宙

太陽系の惑星

 

 

 

 

 

 

 

 

太陽の惑星(太陽)

昔は、水・金・地・火・木・土・天・海・冥(すいきんじかもくどってんかいめい)と

9個の惑星を覚えましたが、2006年に惑星の定義が確定されてから、冥王星が惑星から

除外されました。

 

では、惑星の定義はどのように決められているのでしょうか。

2006年にチェコのプラハで開催された国際天文学連合総会において、惑星が次のように

定義されました。

(1)太陽の周りを公転していること

(2)十分な質量を持っておりその、重力の影響で形が球形になっていること。

(3)その軌道周辺に同じような大きさの天体が存在せず、一番の大きさであること。

 

冥王星は1930年に発見されましたが、上の順番通り、地球から一番遠いところにあり、

当時の望遠鏡では冥王星の周辺がよく見えませんでした。

それで、発見当初は、地球と同じくらいの大きさがあると考えられていました。

 

冥王星がどれくらい遠い所にあるかというと、地球から約50億キロメートルも離れた位置

です。

 

50億キロメートルってどんな距離か

☆地球一周は約4万kmですので、50億kmは地球を125000回周った距離です。

☆太陽と地球の距離は、約1億5000万㎞なので、太陽までの距離の33.3倍の距離。

どちらの比較がわかりやすいでしょうか。

 

しかし近年、望遠鏡の精度や観測技術が向上し、冥王星やその周辺のことがよくわかるよう

になり、冥王星の周囲によく似た天体が1000個以上見つかり、冥王星の惑星としての独自

性が揺らぎました。その結果、惑星からは除外されたのです。

ちなみに、冥王星よりも少し大きい星も見つかっており、「エリス」と名づけられています。

このように、冥王星は、特に定義の(3)を満たしていないということですね。

 

衛星

もちろん衛星も自分では燃えていません。

衛星は惑星を中心としてその引力で惑星の周りを公転(円運動)しています。

月が輝いているのは、やっぱり太陽の光が反射しているだけです。

金星や火星は地球に近いので、その太陽の光の反射がよく見えて、

明るく大きく見えるのです。

 

太陽系の惑星・準惑星の衛星の個数 

※冥王星のような天体を準惑星と称しています。

<出典:Wikipedia>

各惑星と各準惑星の衛星数
惑星(準惑星) 水星 金星 地球 火星 (ケレス) 木星 土星 天王星 海王星 (冥王星) (ハウメア) (マケマケ) (エリス)
衛星数 0 0 1 2 0 67 64-67 27 14 5 2 1 1

 

 

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