日本が発見した新元素の名前は「ニホニウム」に決定!新元素認定の条件は?

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2015年12月に命名権を獲得していた原子番号113番の新元素の名称が国際純正・応用化学連合(IUPAC)により、11月30日「ニホニウム」と正式決定されました。

「メデタシ、メデタシ」です(^^♪

IUPACは、僕は「アイユーパック」と読んでいるのですが、これでいいのかな。

化学薬品の名前の付け方なども取り決めている「化学系」の世界的な団体です。

化合物の名前などは、もともと慣用名があったりするので、世界標準で命名法を決めておくと

便利です。

母国語が違っても、共通のルールで名称が決まっておれば、どんな化合物か理解

できますからね☺

例えば身近な化合物でいえば、お酒のアルコール。

慣用名でいうと、「エチルアルコール」ですが、IUPACの命名法でいうと、

「エタノール」となります。

もっとも、「エチルアルコール」はこれまでに、市民権を得た名前なので、

慣用名もOKになっています。

「エチルアルコール」の分子式は、C2H5-OHですが、

この-OHという原子団をもっている化合物をアルコールと総称しており、

これに注目してつけた名前がエチルアルコールなんですね。

これがIUPACの命名法によると、

エチルアルコールはエタン(C2H6)の1個のHがOHに置換してできているので、

エタン(ethane)の語尾にol(ただしeは取る)を付けて、

ethanol(エタノール)となります。

ということで、僕はIUPACをそれなりに身近な組織に感じるのですが(‘_’)

今は忘年会シーズンです。飲みすぎないようにしましょうね(^^)/

さて、新元素の発見が認定されるには、新元素を何gくらい作ったら、いいんでしょうか。

普通、新元素発見と言えば、「これが新元素の塊だよ」というようなイメージを持ちます。

ところが、全然そうじゃないんですよね。

見つけた(作った)新元素の数はナント、たった3個だけ。

1cmの1億分の1のオーダーの極小の原子を10年近く実験を続けて作れたのはたった3個なん

ですね。

しかもですよ。

その原子の寿命はたった、1000分の2秒(0.002秒)程なんです。

「エー、」大勢の科学者が10年もかけて、寿命がたった0.002秒の新元素を

やっと3個だけ合成して、その寿命が尽きるまでに、

その原子を確認したということなんですね。

大変な研究です。

新元素発見の条件には、「崩壊系列が、既知の核種に到達すること」という大原則があります。

それから、「新元素を2個、複数の研究所で発見できればよい」という一般的な

基準もあるようです。〈参考:世界で一番美しい元素図鑑〉

「崩壊系列」とは放射性崩壊の連鎖のことで、例えば、質量数238のウランは放射性崩壊を連鎖的に起こし、最終的には質量数206の鉛原子になります。

こうしたことが観測されて、日本の113番原子発見が認められたんですね。

でも、発見したこの113番原子ニホニウムは現在は、存在していないんですよ。

だって、寿命が0.002秒しかなかったんですから。

でも、もしかしたら、どこかの研究所の加速器の中で、この瞬間、生まれているかもしれませんね。観測はできませんが☺

新元素名は提案通り「ニホニウム」 国際機関が正式決定
朝日新聞デジタル 竹石涼子2016年11月30日17時12分

九州大の森田浩介教授
新しい元素を認定する国際純正・応用化学連合(IUPAC)は30日、森田浩介・九州大教授ら理化学研究所のチームが発見した113番元素について、チームが提案した通りの「ニホニウム」で正式決定した。元素記号も「Nh」で確定した。

113番元素は日本で見つけたことが認定された初めての元素で、森田教授らが提案したニホニウムという名前は「日本」にちなんだもの。IUPACが今年6月に公表し、11月上旬まで5カ月間、パブリックコメントで意見を募集していた。

正式決定を受けて、森田教授は「提案したニホニウムが正式決定して大変うれしい。基礎科学は、日々の生活や産業に直接的な恩恵を与えることはまれ。長期的で地道な基礎科学研究への支援にあらためて感謝します」とコメントした。

ログイン前の続き113番のニホニウム以外に、115番は発見されたモスクワにちなみモスコビウム(Mc)、117番は発見された米国テネシー州にちなみテネシン(Ts)、118番は超重元素発見に大きな貢献をした科学者の名前にちなみオガネソン(Og)で正式決定した。

IUPACのナターリア・タラソワ会長は、新元素の名称について「日ロ米という三つの『大陸』に由来する名前と、科学の発展に大きな貢献をした知の拠点であるオガネシアン博士にちなんだ名前で、現在を象徴している」とコメントした。

新元素への関心は世界でも高く、パブリックコメントには、読み方を尋ねる質問のほか、高校生からも「つけたい名前」も送られてきたという。

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