昨日は、パナソニックの超高級扇風機のニュースについて言及しましたので、
今日は、前から気になっていたダイソンの羽なし扇風機から、なぜ風が吹き出るのか、
調べてみました。

テレビコマーシャルを見ていると、シンプルなリング状のフレームから風が吹き出ているので、
なぜ、風が吹き出るのか、本当に不思議に思い、磁場を使っているのかなとか、勝手に考えていました。

 

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羽のない扇風機の仕組みと原理~その答えは実は簡単なこと。

羽のない扇風機は実は、ちゃんと回転する羽を持っていて、その回転プロペラで発生する風の吹き出し口もリング状のフレームにちゃんとあるのです。ただ、風の引き出し口は小さな数㎜のスリットなので、テレビコマーシャルではそれが見えないのです。

下記のダイソンの扇風機のU字型又はリング状の部位の後方には、数㎜のスリットがあり、そこから風(空気)を吹き出しているのです。

〈出典:dyson【図1】

空気清浄機能付ファン

 

 

スリットは正面から見るとリングの後方です。(下図)

羽根がなくスムーズな風

 

ところで、この風を作るには、当然、回転翼(プロペラ)が必要ですが、それは、リング状又はU字状の構造物の下部の筒の中に仕組まれており、外からは見えないのです。

その筒状の部分を拡大してみると、空気を吸気するための
小さな穴が開けられています。【上記の図1】

 

この筒状の部分の中にプロペラがあります。【下図】〈画像出典:kabu-fx-ews.seesaa.net

普通の扇風機の羽とは違いますが、ちゃんとブレード(羽)が見えます。

 

テレビコマーシャルではこうした説明もしないし、小さな吸気口やリング部分の狭いスリットを映しませんので、謎に包まれた不思議な扇風機だということをきっと演出していたんですね。

ところで、スリットから吹き出る風の約15倍の風がリングから吹き出てくるそうです。

なぜ、狭いスリットから吹き出る弱い風が、15倍もの強い風量になるのでしょうか。

それは、気圧差です。

リング部分の後方から風(空気の流れ)が生じると、その部分の気圧が下がり、周囲の空気塊の方が高気圧になります。そこでその圧力の高い空気が、スリットから吹き出る風により低気圧になったリング部分にどっと押し寄せるので、大きな風量になるのです。

※空気が流れると、その部分は低気圧になります。(ちなみにこれは飛行機の翼に浮力が生じるのと同じ原理です)

 

これは低気圧の中心に強い上昇気流が生じるのとも似ています。

〈下図出典:サイト…天気の部屋〉

低気圧のモデル図

 

圧力の低い部分がいったん生じると、周囲の空気(相対的に高気圧)が低気圧の中心に向かって流れ込みます。この場合、中心に集まった空気が地面に潜り込むわけにいきませんので、周囲から押し寄せた大量の空気は上方に逃げていくしかありません。これが強い上昇気流になるのです。

気圧の低い部分に向かって、周囲の圧力の強い空気(高気圧)が押し寄せてくるという意味では、羽なし扇風機と上昇気流は同じです。

羽なし扇風機は、スリットから空気を吹き出すことで、低気圧状態を作っているのです。

 

ところで、パナソニックの超高級扇風機13万円とダイソンの羽なし扇風機(3万円から5万円)のどちらがいいでしょうか。

庶民の私はダイソンを選びたいです。
ほこりもたまりにくく、掃除も断然しやすいです。

それに普通の扇風機のプロペラの風切り音より羽なし扇風機の方が構造上、静かだと言えます。

 

以上、「なるほどブログ」の考察でした。

 

 

 

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