そろそろ人事異動の季節となります。
皆さんはこの時期、どんな思いで過ごされていますか。
「エー、何でこの俺が?」というような人事異動を経験された方もいらっしゃると思います。

不公平感を感じるような人事異動だけはご免こうむりたいですね。
 さて、人事異動に係り、転勤を打診されることがあります。
私も二度、単身赴任しましたが、赴任先と我が家との二重生活で経済的な負担が大きかったです。

 

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そこで、今回は転勤のメリット、デメリットを会社側と社員側から考えてみたいと思います。

1 会社はなぜ、社員を転勤させるのでしょうか。

社員を転勤させるということは、日本各地に支店なり、営業所があるということですから、それなりに大きな会社ということになります。大きな会社の場合、海外支店も持っていますから、海外への転勤もありうるでしょう。

海外出張なら、なんとなく気持ちも浮き立つと思いますが、海外への転勤となると、妻・子供がいる場合は、事は深刻です。

社員の転勤は、会社にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。

【会社のメリット】

1 将来的に会社を担うべき人材に経験を踏ませることができる。
2 全国的な視野で、社員を効率的に配置できるので、人件費を節約できる。
3 長期間、同じところで働かせると、仕事のマンネリ化が起きたり、ひどい場合は横領を働くような社員が出てくる可能性があります。こうした事例は時々、ニュースで耳にすることがあります。したがって、社員が「マアマア、ナアナア」になって仕事の効率が落ちることを防いだり、不正防止につながります。

【会社のデメリット】

会社は、会社にとってメリットがあると考えて人事異動・転勤を行うので、基本的にはデメリットはない。しかし、メリットがあると考えて行った人事異動が裏目に出てしまうこともあるので、失敗の可能性があるということがデメリットである。

【社員のメリット】

1 会社の期待に応えることで、将来への道が開けて、出世の可能性が高い。
2 転勤することで、いろいろな経験を積み、キャリアアップすることができる。
3 転勤先でも人脈を構築することができ、将来の自分の仕事をサポートすることになるでしょう。
4 現在の職場で、人間関係に行き詰まっていた場合、転勤は自分をリセットできる可能性がある。
5 海外に家族ごと赴任した場合、子供は現地の言葉を習得する。そのことは子供の将来にとって大きな可能性をもたらす。

【社員のデメリット】

1 単身赴任の場合、残してきた家族との家庭生活ができなくなる。特に子供がいる場合、子供の教育に大きく影響する。
2 家族ごと転勤する場合、夫も妻も子供も新しい転勤先の土地で、人間関係を一から築き上げていかねばならない。
3 特に子供には、学校におけるいじめ等のリスクがある。
4 子供が義務教育の間は、転校の手続きはスムーズであるが、高校生だと転校が難しい。
5 妻も仕事を持っていた場合、単身赴任するか、妻が仕事を辞めてついていくしかない。
6 いずれ本店への異動が待っているので、転勤先で私的な人的交流を深めることができない。7 転勤先の職場の雰囲気が自分に合っているとは限らない。
8 海外への転勤の場合は、単身赴任でも家族ごと転勤する場合でもリスクが大きい。

こうして見てくると、たとえ、将来の出世につながる転勤であっても、社員にとってはデメリットが多く、リスクが大きいと言わざるを得ないです。

しかし、人生は何が幸いするかわかりません。単身赴任であっても、そのことで夫婦、家族の絆が深まる場合もあります。

子供も慣れない学校で、「いじめ」を受けるの可能性もありますが、逆に、コミュニケーション能力を高め、人間的にたくましく大きく成長するかもしれません。

会社の異動命令を断ることは、なかなかできないことですし、断れば出世に不利になる可能性も大きいです。したがって、自分や家族を信じて転勤先で頑張るというのが、現実的な選択だと思います。

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