世界的ジャズ・トランペット奏者として著名な日野皓正氏が、中学生のビッグバンドが本番演

奏中にドラム担当の中学生を往復ビンタをしたというのです。

なぜ、こんなことが起きたのでしょうか。

その事情は下記のようなことでした。

 

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まず、企画としては、74歳の日野皓正氏が、4カ月にわたって中学生のビッグバンドを指導

し、その成果を一夜限りの公演で発表するというものでした。

「せたがやこどもプロジェクト2017《ステージ編》 日野皓正 presents “Jazz for Kids”」は世田谷パブリックシアター(東京都世田谷区太子堂)で毎年8月に開催され、今年で13年目を迎える。

8月19日に開かれた『日野皓正 Quintet Live』も話題となったが、やはり本命は翌20日に開かれた『Dream Jazz Band 13th Annual Concert』だ。公募で集まった世田谷区立中学の生徒たちが日野皓正氏など一流のミュージシャンから指導を受けた成果を発表するのだから、人気を集めないはずがない。
〈出典:世界的ジャズ・トランペット奏者、日野皓正が男子中学生をビンタする驚愕動画 8/30(水) ディリー新潮〉

 

さて、この本番の演奏中に、ドラマーの中学生がソロパートを演奏したまでは良かったの

ですが、その中学生がなかなかソロ演奏を止めなかったのです。

これは私の推測ですが、各楽器のソロパートは、日野氏から詳しく演奏時間等、指導されて

いたはずです。

それなのに、ドラム担当の中学生は、おそらく、自己顕示欲を満たすため、延々と自分のソロ

演奏を続けたのです。

当然、ビッグバンドとしての全体の演奏バランスが崩れてきますので、他のバンドメンバー

にしてみれば、大迷惑なことです。

そのまま、ほおっておくと、コンサートの進行に支障が出ると判断した日野氏が、本番中に

も関らず、実力行使に出たというのが真相のようです。

この往復ビンタという実力行使に対して、世田谷区の教育委員会は、「行過ぎた指導であっ

た」と述べていますが、教育委員会としては、こう言うしかないですよね。

〈教育委員会としましては、今回の件について、重く受け止め、「新・才能の芽を育てる体験学習」の趣旨に沿った事業運営をとなるよう運営に努めてまいります〉

 

 

次は実際の「暴行(ビンタ)の瞬間」の動画です。

 

〈出典:YouTube 週刊新潮WEB取材班〉

 

さて、みなさん、この 日野皓正氏の行動をどのように判断されますでしょうか。

こんな場合、指導者は難しい判断を迫られますよね。

ドラマーの中学生が、指導してきたにも関らず、本番でそれを無視して身勝手な演奏をして、

ビッグバンドとしての演奏を台無しにしているのです。

晴れの演奏会はドラマーの彼だけのものではないのです。

 

それまで、ボランティアで真剣に指導してきた日野氏は当然、怒ります。

本番中ですので、何度も目で合図を送っていたに違いありません。

それでもドラマーの中学生は演奏を止めません。

本番中ですので、指導者が出て行って注意するようなことは、普通はできません。

中学生の保護者や一般の聴衆が大勢見ている中で、演奏会を台無しにするようなことはでき

ないからです。

 

さあ、指導者としてどうしたらよいのでしょうか。

もう本番中ですので、しようがないと諦めて、ドラマーに好きなようにやらせておいて、演

奏会が終わってから注意するのでしょうか。

しかし、この企画は一夜限りの人気イベントです。次はありません。

 

私は、勝手なことをやっている中学生に対し、演奏会を台無しにしてでも、演奏を止めさせた

行為は、勇気ある行動だったと思いますね。

さすが、世界に名をはせたプロの演奏家だわ。

 

では、往復ビンタはどうかというと、ドラムのスティックを取り上げても、中学生は素手で

ドラムをたたき続けたので、止めさせるには止むを得ない措置だったかも。

いわば、正当防衛みたいなもの。

 

それに、親身になって教えてくれた指導者をこれほどバカにした行為はないと思いますね。

4か月も一所懸命に教えてくれた大人に対する尊敬の念が感じられません。

そんな態度をとるなら最初から、日野氏の指導プレジェクトに参加すべきではなかったの

です。

中学生になれば、本番演奏で自分がどう演奏すべきかは、十分に分かる年齢です。

こんな中学生の勝手な行為をまだ子供だからと、擁護する必要はないと思うね。

動画を見てもケガをさせるほどのものでもないので、往復ビンタは、この際、やむを得ない

措置だったかも。

 

ただ、日野氏の問題点を強いて言うならば、本番でこんなことをガキンチョにやらせてしまっ

たことですね。

中学生が本当に日野氏を尊敬していたら、彼の指示を無視できないはず。

それを見抜けずに、その中学生を本番当日まで起用してきたのは、指導者として大きなミス

だったといえます。

あるいは、起用するならば本番で勝手なことをしないように、それまでに信頼関係を築いて

おくべきだったでしょう。

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