表題の前半を見て、「エッ」と思ったんですが、すぐに「なんだ、映画の話か」。
でもこれは、フィクションではなく、実際にあった話を映画にしたとのこと。

『飛び降り自殺、落下途中に人は何を思う?~後悔の念と生きる意志』でも自殺について書きましたが、人は「明日もいいことあるぞ」と思って生きていく方が絶対に幸せだと僕は思っています。
もっとも、そう、思えなくなった人が、絶望するのかもしれませんが。

もう随分、前のこと(1974年)、生放送中に自殺した女性キャスターに
一体何が起こっていたのでしょうか。

女性キャスターが生放送中に自殺…何が彼女をそうさせたのか【第41回トロント国際映画祭】シネマトゥデイ 9月15日(木)19時0分配信
現地時間14日、生放送のニュース番組中に自殺したキャスター、クリスティーン・チュバックが凶行に及ぶまでを追った映画『クリスティーン(原題) / Christine』が第41回トロント国際映画祭で上映され、主演のレベッカ・ホール(『ザ・タウン』)、アントニオ・カンポス監督(『マーサ、あるいはマーシー・メイ』のプロデューサー)らがQ&Aに登壇した。事件が起きたのは1974年7月15日のこと。フロリダのニュースキャスターだったクリスティーンは番組の生放送中、自ら自殺すると読み上げてから頭部を撃ち抜いた。劇中では、30歳の誕生日を前に仕事でも私生活でも成功することを夢見るものの、プライベートはほとんど母親と暮らす家と職場の行き来のみで、深刻な婦人科疾患も発覚、情熱を傾ける仕事でもやりたいことができずに局内の人たちとギクシャクし、どんどん暗闇から抜け出せなくなっていくクリスティーンの姿が映し出される。
そんな難役に挑んだレベッカだが、初めに話を聞いたときは二つの相反する感情が湧き起こったという。「最初にエージェントから送られてきた物語の概要を読んだときには、とても辛辣な反応をしたの。この映画を作るのにどんな意味があるのか、って感じた。読んだものはクリスティーン・チュバックについてググった人たちとたぶん同じもので、5行くらいでショッキングなことだけ書いてあり、彼女の人間性を奪っていたから。でも突然、彼女に人間性を与えなくてはいけないとも思ったの」。そして実際の脚本を読んでみると「想像を超えた内容だった」といい、「とてもクリアに描かれていて深く共鳴でき、当時のアメリカのセンセーショナリズムについての映画でもあり、“成功した女性”の標準に合わない女性であることがどういうことかについての映画でもあり、環境に順応できなことの苦しみについて、そして現在でも人々が話すことをためらうような複雑な精神的な問題についての映画でもあった」とレベッカ。レベッカが外見から内面まで徹底してクリスティーンに成り切っているだけに、彼女の苦しみもダイレクトに伝わってくる。(編集部・市川遥)

 

映画に関する上記記事だけではよくわからないので、ネットで調べてみました。

事件が起きたのは、1974年7月15日、早朝のこと。
アメリカ、フロリダ州、ABC系のサタソタ局で、美人キャスターのクリスティーン・チュバックが司会を務める報道番組「サンコースト・ダイジェスト」が生中継で放送されていました。
その際、映像関係の機器が故障して、放送予定だったレストラン発砲事件のニュース映像が流れなかったということです。スタッフの人たちが慌てるなか、彼女はそのトラブルを冷静に受け止め、視聴者に対して、これから自殺を決行するということを語りかけたそうです。そして直後に38口径の拳銃で自らの頭を・・・・・。

現在のテレビのニュース番組でも、予定された映像がつながらないと司会者さんたちは結構、慌てますよね。キャスターのクリスティーンは慌てなかったようですが、それが自殺決行の合図になったのかもしれません。

クリスティーンはうつ病を発症しており、精神科医の診察も受けていました。そのことを家族にもちゃんと話し、自殺の誘惑にもかられていることを伝えていましたが、家族はその告白を適切に受け止めることが出来なかったようです。生中継中の自殺を行う前にも、薬の過剰摂取による自殺を図っていました。

やはり、健康な人がいきなり自殺したのではなく、それまでに兆候はいろいろとあったのですね。うつ病における自殺願望はうつ病の典型的な症状です。

何とか彼女を救出する手立てはなかったのでしょうか。

ユーチューブに彼女に関するドキュメンタリー(Christine Chubbuck Story (Boulevard of Broken Dreams, 2007)がアップされていましたので、ここに貼り付けておきます。

画面の女性は、故クリスティーン・チュバックさんです。

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