去年12月、フランス留学中の筑波大女子学生・黒崎愛海さんが行方不明になった事件で、

久しぶりに動きがありました。

フランスの捜査当局が、元交際相手のチリ人ニコラス・セペダ容疑者の身柄を来年中に

き渡すようにチリ側に求めるというものでしたが、なんだか、当てにならないゆっくりし

た方針だなと感じました。

今年中は無理でも、来年3月までにとか、期限を区切った要請にはならないんでしょうか。

フランス当局にはどんな事情があるのでしょうか。

 

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黒崎愛海さんが行方不明になってから、早、1年。

フランス警察がチリに対してニコラス・セペダ容疑者の身柄引き渡しを求めるというとこ

ろで、情報は途絶えていましたので、今回の「身柄引き渡し要請」のニュースをみて、

「まだ、要請していなかったの」というのが正直な感想。

とにかく、一体どうなっているのでしょうか?

 

被害者・黒崎さんが学生寮からいなくなった時、悲鳴が聞こえたり、血痕が残されていたに

関わらず、彼女の居場所(遺体?)がわからず、チリに身柄引き渡しを求める強い根拠が

なかったようです。

100%黒に近いのに、フランス警察が身柄拘束できないことに腹立たしい思いですが、

やはり、遺体が見つからなということが、犯罪を立証するのに決定的に不利なことで、

チリが容疑者の引き渡しに協力しない大きな理由なんでしょうね。

 

日本の法律でも、チリ人のニコラス・セペダ容疑者を罰することができるはず。

でもそのためには、その身柄を日本に連れてくることが必要となります。

日本の刑法は第3条の2で、「日本国民以外の者が国外で日本人に対して犯した罪」に対

して、この刑法を適用すると規定しています。その「犯した罪」には、殺人や強姦などが

含まれていますので、まさに黒崎愛海さんのケースに相当します。

 

しかし、日本の法律・裁判所で裁くには、チリ人容疑者の身柄を日本に連れてこないと

どうにもなりません。

しかしながら、自主的に自国民を「ハイ、どうぞ」と外国に差し出す国はどこにもなくて、

犯人を引き渡させるには、外交交渉が必要となります。日本との間で、「犯罪人引渡し条約」

が結ばれておれば、スムーズに事が運ぶでしょうが、現在条約を結んでいるのはアメリカだ

けです。

フランス当局が、チリ人容疑者をフランスに連れ戻すことに、てこずっているのは、チリと

の間で「犯罪人引渡し条約」が結ばれていないからでしょう。

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フランス 邦人女性不明、元交際相手引き渡し要請へ
11/30(木) 23:52配信 TBS News i

去年12月、フランス留学中の黒崎愛海さんが行方不明になった事件で、フランスの捜査当局は、元交際相手でチリ人のニコラス・セペダ容疑者の身柄を引き渡すよう来年中にチリ側に求めると発表しました。

「今回、正式にチリ当局に身柄の引き渡しを求めると伝えます」(地元検事の会見)

ただ、引き渡し要請はチリの法律で1度しかできず、拒否されれば、容疑者不在のまま裁判が行われることになります。

 

チリの法律では、「引き渡し要請は1度しかできない」ということですが、どんな意味があ

るのでしょうか。また、要請を拒否された場合は、容疑者不在のまま裁判を行うようですが、

悪人を決して見逃すことのないようにチリ当局も協力してほしいですね。

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