山口県立高校2年の男子生徒(当時17歳)が自殺した問題に係り、田辺敏明・山口大教授

が、県教委設置の第三者委員会の委員長に選任されておりながら、野球部顧問の指導が適

切だったかどうかについて、県教委に判断を委ねる方針を示しました。

そもそも、第三者委員会は当事者どうしの利害関係を反映させないために設置するもの。

なのに、生徒の自殺に係る判断を県教委に任せたのでは、第三者委員会設置の意味があり

ません。

 

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大学教授までやっていながら、そんなことがわからないのですかね。

でもまさか、第三者委員会の意味が分からないなんてことはないでしょうから、田辺教授は

県教委の側にたって、第三者委員会の結論を出したと言われても仕方がありません。

これでは、遺族が納得できるはずがありません。

下記は毎日新聞の記事。

<周南いじめ自殺>部活指導の適否、第三者委が判断放棄
11/22(水) 8:02配信 毎日新聞

山口県周南市で昨年7月、県立高校2年の男子生徒(当時17歳)が自殺した問題で、県教委設置の第三者委員会(委員長、田辺敏明山口大教育学部教授)は21日、記者会見し、生徒が自殺の8日前から参加していた野球部の練習で、顧問の指導が適切だったかについて、県教委に判断を委ねる方針を示した。遺族らは「第三者委の責務を放棄している」などと反発している。

第三者委は記者会見で最終報告書の概要版(21ページ)のみを公表。本体の報告書(183ページ)は「生徒への聞き取りが、公表を前提にしたものでなかった」として非公表とした。

毎日新聞が独自に入手した最終報告書は、学校生活で一部にいじめがあったと認定し、野球部での練習もストレス要因になったとした。一方、野球部の詳しい練習内容には踏み込まないまま「練習メニューに加減がなされていた」などの顧問の主張を載せ、顧問の指導について「練習における配慮が十分だったか検討の余地がある」と記載するにとどめている。

会見で、顧問の指導の適切さを判断しなかったことについて田辺委員長は「運動部の練習が適切なのか客観的な基準が分からない」と述べ、県教委に判断を任せる意向を示した。

遺族は「顧問の指導を含む教員の対応について第三者委の調査が不十分」として、村岡嗣政知事に第三者委の構成員を代えるなどして再調査するよう要望する意向だ。

いじめ調査に詳しい野口善國弁護士(兵庫県弁護士会)は「第三者委は顧問の言い分をうのみにせず、別の教員や生徒の証言に照らして事実認定すべきだ」と指摘。また、「学校事故事件遺族連絡会」世話人の山田優美子さん(48)は「そもそも身内の県教委では信頼できないから第三者委を設置したはずだ。あくまで県教委は調査される側であり、県教委に判断を委ねるのは見当違いで、第三者委の責務を放棄している」と話している。

◆最終報告書の骨子

・男子生徒は学校生活で日常的にからかわれるなど“いじり”を受け、一部はいじめに該当する。

・生徒は野球部の顧問に頼まれ、練習に参加。元々所属していたテニス部員から無料通信アプリ「LINE(ライン)」に「部室の荷物を捨てる」などと書き込まれたのは、いじめに該当し、両部の顧問らは連携不足があった。

・個々のいじめや“いじり”は、多数あるストレス要因の一つで、一つ一つの影響は少ない。いじめのみを自殺の原因と考えることはできない。

 

いじめを受けても被害者全員が自殺をするわけではありませんので、自殺の原因を特定する

のは、難しいことではあります。

しかし、『運動部の練習が適切なのか客観的な基準が分からないので、県教委に判断を任せ

る』と言ってしまったのでは、なんのための第三者委員会かわからなくなってしまいます。

そもそも、教育学部で教鞭を取りながら、「高校運動部の練習が適切かどうか」を判断でき

ないようでは、教育学部の教授として、勉強不足も甚だしいと言わざるを得ないし、第三者

委員会のメンバーとして不適切ではないでしょうか。

そんな人が委員長を務めていたのでは、ちゃんとした調査ができないはずですし、第三者委

員会の調査報告も結局、不十分なものとなりました。

 

この田辺敏明・山口大教授とはいったいどんな人なんでしょうか。

 

〈出典:   山口大学広報委員会

氏 名 田邊 敏明
ふりがな たなべ としあき
所属 教育学部
学校教育講座
職名 大学院担当教授
学位・資格 文学修士
TEL 083-933-5453
FAX 083-933-5453
E-MAIL
URL http://web2.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~ttanabe/index.html
研究分野・キーワード 教育心理学,臨床心理学
教育内容 担当授業
シラバス
スクールカウンセリングの実践と課題(後期)
学校臨床心理学(後期)
教育心理学特論演習(後期)
臨床心理学研究演習Ⅱ(後期)
人格心理学特論(前期)
学校不適応・問題行動等事例研究(前期)
心理学特別研究(前期)
教職総合実践Ⅰ(前期)
教職総合実践Ⅲ(前期)
教育相談・特別支援教育の理論と実践A(前期)
教育相談・進路指導(前期)
教育相談・進路指導(中等)(前期)
教育相談・進路指導A(前期)
臨床心理学研究演習Ⅰ(前期)
課題研究(前期)
データ検索・処理法(後期)
心理デ-タ処理法(後期)
心理学(心のとらえ方)(後期)
心理学演習(後期)
教育心理学特論演習(後期)
課題研究(後期)出前講義
研究内容 詳細(研究者総覧)
自己PR メタファーの研究を中心に行っていますが、スクールカウンセラーを長く兼務していたこともあり、近年は学校臨床にも、教科教育にも興味があります。また学生が興味をもつどのような卒論・修論テーマにも対応できるのが持ち味です。
受験生へのメッセージ 幅広い興味を持って欲しいと思います。文系と思われがちな臨床心理学でさえ、最近は基礎心理学からのアプローチが盛んです。データを解析する必要に迫れれるかも知れません。将来どのようなアプローチが必要になるかわかりませんので、いろいろな興味や体験をするに越したことがないと思います。

 

自己PRには、『スクールカウンセラーを長く兼務していたこともあり、近年は学校臨床に

も、教科教育にも興味があります。また学生が興味をもつどのような卒論・修論テーマにも

対応できるのが持ち味です。 』なんて書いてあります。

こんなPRをしておきながら、イジメに係る部活について適正かどうかを判断できないとは、

看板に偽りありです。

中学・高校ではイジメや部活動は大きな教育課題なんですよ。

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