日本相撲協会という組織は、本当に三流の組織なんですね…と言わざるを得ません。

昨日、暴行傷害事件を起こした横綱・日馬富士が引退届を提出して、即刻その依願退職が

認められ、退職金や報奨金が規定通り、支給されるのだそうです。

 

でも、ちょっと待って!

こんなことでいいの?

 

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公務員の人も会社員の人も考えてみてください。

私たちが、飲酒の場で、相手が無礼だからと言って、役職も年齢も下の者を一方的に殴り続け、

頭に10針も縫う裂傷を負わせておいて、知らんぷり。

ところが被害者が警察に被害届を出したので、自分の暴行傷害が露見。

それで、止むを得ず(責任を感じて自分から?)、退職届を市町村なり、都道府県なり、

会社宛てに提出したら、「いいですよ。退職を認めます。」と即刻言われて、退職金等が

支給されることになった。……とまあ、昨日の相撲協会の対応はこれと同じことですよね。

 

でも、こんな対応は、公務員や会社員はしてもらえないですよね。

少なくとも公務員では絶対にありません。

 

仮に公務員が不祥事を起こし、それが新聞報道されて、それで自分から所属長に「退職届」を

出しても、そのまま受理・決裁されることは絶対にありません。

もちろん、所属長は提出された「退職届」を受け取りはしますが、受理・決裁はせずに(決

済できずに)、単に預かり置きするということです。

したがって、不祥事を起こした人をどのような懲戒処分にするのかということは、不祥事の

中身をよく調査したあとで、決める(決済する)ことになります。

懲戒免職(退職金は出ません)になるのか、諭旨免職になるのか、停職6か月になるのか

というような懲戒処分が決定されるのです。

また、警察の捜査が入っている事件については、警察の捜査結果を待ちますし、結果が出る

までは普通は、自宅待機をさせます。

特に学校ではそうです。犯罪を犯した教員を生徒の前に出すことはできませんから。

 

さて、このような相撲協会の日馬富士に対する懲戒処分の話は、テレビのワイド番組では

全くと言っていいほど触れられていません。

それどころか、引退会見をした日馬富士を、「可哀そうだ」と言ったり、ひどいのは「被

害者の貴ノ岩が悪い」という話まで出てきます。モンゴルの新聞なんかは、堂々と「貴ノ岩

が悪い」と言っているようです。

 

ところで、肝心の日馬富士は引退会見で、今回の事件の核心は全く語りませんでした。

それどころか、「なぜ、暴行に及んだのか」という質問に対して、

「貴ノ岩の態度が悪かった。先輩として、礼儀・礼節を教えるためにやった」と

語ったのです。

「礼儀・礼節を教えるため」と言って、無抵抗の後輩に暴行を加えるような先輩が、

「礼儀・礼節」を語れるのでしょうか。

日馬富士こそ、「礼節」の意味を勉強すべきであって、「あなたこそ、勉強してから

出直してこい」と言いたいですね。

結局、「横綱として申し訳ない」というようなことは言いましたが、被害者に何をして何を

反省しているのかという具体的な話は全くなくて、被害者に対する謝罪の心は感じられませ

んでした。

 

後輩の態度を注意したり、礼儀・礼節を教えることはいいことです。

今回の日馬富士の問題点は、そのために彼が暴力を行使したということです。

 

それに、被害者側の話はまだ、本人からは伝わっていません。

引退会見では、加害者側の話・考えだけが、一方的に伝わってきただけで、

貴ノ岩の普段のどんな態度が、礼を失していたのか、私たちにはわからないのです。

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