「欅坂46の衣装」は何が一番いけなかったのでしょうか。

それは、帽子について付いていた「銀色のワシ」です。

ヨーロッパ全土を戦場にしたナチスに対して、ヨーロッパ人は非常にセンシティブです。
ですので、衣装の帽子にナチスの象徴である「銀色のワシ」をつければ、それを知った人権団体からクレームがきても不思議ではありません。特にユダヤ人国家のイスラエルはそうでしょう。

イスラエル大使が「欅坂46」のメンバーをホロコーストの博物館に招待したいと発表しましたが、これはちょっと筋違いかなと思います。なぜなら「欅坂46」のメンバーはこの衣装とナチスの関係など知らなかったはずですし、会社から与えられた衣装を身に付けただけですから。

責任は、「銀色のワシ」を配したデザイナーやそれを衣装に採用した会社側にあります。

招待するなら、まずこの人たちに申し入れをすべきだと思います。

もっとも「欅坂46」のメンバーが、行ってみたいというなら、話は別です。人類としてこうした博物館(記念館?)を見学することは意義あることですから。

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欅坂46の衣装はどこがアウトなのか 服飾史評論家に聞いた
日刊ゲンダイDIGITAL 11/6(日) 9:26配信欅坂46の衣装はどこがアウトなのか 服飾史評論家に聞いた
海外でも報道されるなど世界規模で炎上(C)日刊ゲンダイ
 人気アイドルグループ「欅坂46」のハロウィーンライブ衣装が、ナチス・ドイツの軍服を彷彿とさせるとして世界的に物議を醸している。“やっちまった感”たっぷりだが、具体的には衣装のどこがアウトだったのか? 

「軍装・服飾史カラー図鑑」(イカロス出版)の著者で服飾史評論家の辻元よしふみ氏はこう分析する。

「ワンピースやマントは確かに黒色で、ナチスの親衛隊をイメージさせなくもありませんが、デザイン的にはごく平凡。帽子もどこにでもある19世紀以来の官帽子で、これがダメなら世界中のお巡りさんや警備員が訴えられます。ただ一点、帽子に付いていた“銀色のワシ”が決定的にアウトです」

■「デザイナーは軽率」

 ワシのマークは正式に「鷲章」という。辻元氏によれば、そもそも古代ローマ帝国の国家章で、その後、ロシア帝国やナポレオン帝国、ドイツ帝国などが採用。米国がワシを用いているのもその影響だ。ナチス帝国もこれを流用。ワシが鉤十字をつかんだマークを親衛隊や国防軍の制服に採用したといういきさつがある。

「ワシはまさにナチスのシンボル。ナチスのワシは足で輪の中の鉤十字をつかんでいますが、欅坂46のものは鉤十字を他のマークに差し替えています。デザイナーは“鉤十字を使っていないから大丈夫”と判断したのでしょうが、軽率でしたね」

 もし意図的な差し替えなら、それがナチスのマークで、“そのまま使ったらやばい”ということを把握していた証拠だ。

 ・・・・(以下略)

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