「朝鮮日報」の日本語版の記事を偶然、見つけて初めて読みました。お隣の国ですから日本語版があってもおかしくはないですね。タイトルは「元朝日新聞記者・植村隆氏、日本の慰安婦報道を懸念」となっていましたので、興味を持った次第。

それで、「懸念」とは、どちら側を懸念しているのかと、ふと思ったのです。元朝日新聞記者・植村隆氏のことは完全に記憶から消え去っていましたから。ネットで検索して、「ああ、そんなこともあったな」という程度。

 自分の立ち位置を明確にして、しっかりと考えを表明されている方々からすれば、エエ加減なヤツだと思われるかもしれませんが、考えてみれば学生時代も「どちら側」にも染まることはなかったな。

「どちら側にも」というのは、学生運動のことです。
今の若い人たちは信じられないでしょうが、当時は学生が政治くらい語れないと、バカだと思われていました。

「どちら側」というのは、民青(共産党)派かヘルメット派(中核派等)かということ。どちらもよくデモをしていましたよ。

京都の四条通、八坂神社下で、火炎瓶が燃え盛り、学生と機動隊が衝突していたなんて夢のようです。

今は、スマホを持った大勢の外国人や日本人が評判の店を行き交うばかり。

さて、新聞記事に戻ります。

(朝鮮日報日本語版) 元朝日新聞記者・植村隆氏、日本の慰安婦報道を懸念
朝鮮日報日本語版 9月27日(火)8時15分配信 「私の名誉毀損(きそん)の問題ではない。慰安婦のおばあさんたちの名誉の問題だ」朝日新聞の記者だった植村隆氏(58)は「慰安婦問題を否定する日本の歴史修正主義勢力の執拗(しつよう)な攻撃や言いがかりにより、日本でも言論の自由に圧力を感じ、慰安婦問題を積極的に報道しないなどの雰囲気が広がっている」と懸念した。これは、植村氏が26日、『真実 私は「捏造(ねつぞう)記者」ではない』韓国語版の出版懇談会で語った言葉だ。同氏は今年3月から韓国カトリック大学に客員教授として在職している。植村氏は1991年に元従軍慰安婦として初めて公に証言した故・金学順(キム・ハクスン)さんの記事を韓国メディアより先に報道した。同氏は14年に朝日新聞を退職、北星学園大学の非常勤講師になった。しかし、日本の極右勢力は「慰安婦問題を捏造し、日本の名誉を失墜させた捏造記者」と執拗に攻撃、大学側に解雇を要求するなどの圧力を加えただけでなく、「娘を殺害する」と脅迫までした。植村氏は昨年、自身を「捏造記者」と非難した週刊誌「週刊文春」などを相手取り、名誉毀損に当たるとして訴訟を起こした。日本の人権弁護士約270人が同氏のために弁護人団を構成した。同氏は「先日、韓国映画『弁護人』を見た。多くの弁護士が弁護に立つ最後のシーンは、私が直面している状況と少し似ていると思った。とても感動的で、つらいことがあるたびに何度も見てしまう」と述べた。植村氏はこの日の懇談会で、日本語のイントネーションが少し残っているとは言え流ちょうな韓国語で質問に答えた。朝日新聞在職時の1987年にソウルで語学研修をして韓国語を学び、96-99年にはソウル特派員を務めた。昨年12月の韓日政府慰安婦問題合意について、植村氏は「日本政府は『お金だけ払えばすべて終わりだ』と考えるのではなく、『歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい』と明言した93年の河野談話の精神を継承するという意志を示すことが重要だ。慰安婦問題は終わりではなく、たった今始まったばかりだ」と言った。自身の今後については「韓日の若者に慰安婦問題などを教えながら、韓日友好関係を形成する架け橋のような役割をしたい」と語った。

 

記事の読後感想。
「めちゃくちゃ違和感あり。ちょっと不愉快に近い気持ち」です。特に植村氏が「慰安婦問題は終わりではなく、たった今始まったばかりだ」と言ったという件(くだり)。

言葉尻をとらえるわけではありませんが、「慰安婦問題が今、始まったばかりだ」と言うのは、どういう意味?

日本はこれまで、戦前の行いについて反省もし、日韓友好のため莫大な経済援助もし、このたび、慰安婦問題についても一定、政府間で合意形成できたのではなかったのかな。経済援助をした際に『お金だけ払えばすべて終わりだ』なんて誰も思っていないですよ。その事業に関わったすべての人が、韓国のインフラが整備され、韓国民の生活がもっと豊かになればと願っていたはずです。

 私たちが仕事をするときは、普通そんな思いで頑張っていると思いますよ。「もっと悪くなれ、金さえ払えばバイバイだ」などと思って仕事なんかできないよ。

それに日本の公教育は、これまで、「人権教育」という枠内で、生徒全員に日韓友好の大切さ、反差別の大切さを指導してきたんですよ。

この記事は、日本人の植村氏がこう語っていますよと、都合よく主語にしたてあげ、中身は思い切り、日本を批判していますよね。こんな記事の書かれ方を植村氏は了解していたのでしょうか。それとも、植村氏の本意でしょうか。

 

〈スポンサーリンク〉