こないだ、『16歳少年、無免許死亡ひき逃げ!家裁から地裁へ再逆送、異例の展開』で、無免許で人を轢き殺しておいて、倒れた人を50mも引きずった上、そのまま放置して逃げた少年の裁判について書きました。

 

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この短い文を読んだだけで、少年の悪質性がわかると思いますが、本日(1月24日)、再逆送(2度の逆送)されていたこの少年の二度目の裁判員裁判が大阪地方裁判所でありました。

結果は何と、「保護処分が相当」との判断で、再び「大阪家庭裁判所」への移送を決定しました。

家裁が刑事処分相当と判断→(1回目の逆送で)大阪地裁(逆送されたけども少年審判が相当と地裁は判断)→家裁(家裁は再び刑事処分が相当と判断して2度目の逆送)→地裁(再逆送を受けた地裁は1月24日、保護処分が相当として再び家裁への移送決定)→1月24日、事件は大阪家庭裁判所に移送されました。

家庭裁判所が、少年審判で審理するにはあまりにも悪質な事件であると判断して、地裁に送ったのだから、普通、そこで刑事処分を判断すべきだと思うのですが、大阪地裁はこれで二度も、刑事処分よりも少年審判の方がよいと判断したのです。

今日の記者会見で被害者遺族は、この加害少年はひき逃げ事件を起こしたときは、保護観察処分中だったとおっしゃっていました。
しかも、この少年はひき逃げの前に二度の保護処分を受けていたそうです。

遺族は、この少年の更生を期すための保護処分は一体、何だったのか、どんな教育効果があったのかと憤っておられました。

 こんな状況であるのに、大阪地裁は、無免許でひき逃げして人を殺した少年を今度もまた保護処分が相当として、家裁への移送を決定したのです。

遺族が怒るのも無理はないです。
私たちの大切な家族がひき逃げで殺されても、こんな判断をされるのでしょうか。

本日の裁判員裁判で、再度の家裁への移送を決定したのは、「反社会性が強いとは言えない」という理由でした。

これまで、少年に関する事実をわかる範囲で書いたつもりですが、これで、「悪質ではあるが、反社会性が強いとは言えない」などという判断がどこから出てくるのでしょうか。

そもそも、「悪質ではあるが、反社会性が強いとは言えない」などというロジックが成り立つのでしょうか。「悪質な行為」は普通、「反社会的」だと思うんですがねえ。

大阪地裁には、誰か「少年法べったり」の裁判官がいて、その人が強引に少年審判に持っていこうとしているのでしょうか。それとも、公にできない特別の事情が少年にあるのでしょうか。

生まれ育ちには、どんな悲惨な状況もあります。どんな人だっています。恵まれない家庭に育ったからと言って、それを理由に刑事責任を免除するわけにはいかないでしょう。

ところで、法的には、家裁と地裁の間を事件が何度、行き来してもいいのだそうです。

本日、再び家裁に移送されたこの事件、三度目の逆送があるのでしょうか。
事実関係は確定しているのでしょうから、家裁の裁判官が交代しない限り、判断は変わらないでしょう。
私も刑事裁判を受けさせるのが相当と思いますね。

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