京都市内の中学3年の女子生徒(15歳)が詐欺容疑で逮捕されました。

事件そのものは単純な詐欺事件でしたが、この詐欺に絡んで愛知県豊田市の専門学校の女子

学生(21歳)が誤認逮捕されて、19日間も勾留されていたのです。

 

なぜこんなことになったのかというと、誤認逮捕された専門学校生は中学3年の女子生徒に

騙され、自分のツィッターアカウントを乗っ取られ、自分のツィッターを使って詐欺をはた

らかれたのです。

 

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21歳女性を誤認逮捕、一貫否定も19日間勾留
9/11(月)読売新聞

・・・(略)

徳島県警によると、昨年8月、女性が人気アイドルグループ「関ジャニ∞(エイト)」のコンサートチケットについて「用事で行けなくなったので売ります」とツイッターに書き込んだ。これを見た徳島県内の女子高生(18)ら2人が購入を希望し、指定された口座に計8万円を振り込んだ。

しかし、チケットが届かなかったため、同署に被害相談。捜査関係者によると、同署は書き込みに加え、現金の振り込み先口座も女性名義だったことなどから、5月15日に専門学校生の女性を逮捕した。・・・(略)

 

それにしても、19日間も勾留するまでに、徳島県警は誤認逮捕だということがわからなっ

たのですかね。

真面目な普通の市民がいきなり逮捕されて、19日間も取り調べを受けたら大変なプレッ

シャーです。

この誤認逮捕された女子学生(21歳)は一貫して否認していたということですので、強い

意志の持ち主だったのでしょう。

 

ところで、「こうりゅう」には、「勾留」と「拘留」があります。どう、違うのでしょうか。

また、懲役との違いは?

勾留とは

勾留とは、被疑者または被告人の身柄を拘束する裁判とその執行です。

被疑者の勾留の期間は、延長まで含めると、最大で20日間です(内乱罪、外患罪、国交に

関する罪、騒乱罪は25日間)。

 

勾留の要件は、刑事訴訟法60条1項に規定されています。

罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由のあることが必要です。

さらに、①住居不定、②罪証隠滅のおそれ、③逃亡のおそれのうちのいずれか1つの理由の

あることが必要です。

 

それに対して、拘留とは

拘留とは、刑法の規定する主刑(刑法9条)の1つで、期間は、1日以上30日未満です。

この間、刑事施設に拘置します(刑法16条)。

拘留は受刑者の身柄を拘束する自由刑の一種であり、その点で懲役や禁錮と共通します。

ただし、拘留は、身柄を拘束する刑ではあるものの、刑法上、罰金よりも軽い刑とされてい

ます(刑法10条)。

実情としては、拘留はほとんど適用されることがありません。

 

懲役の期間は

それに対して、懲役の期間は、有期であれば、1か月(30日)以上20年以下です。

 

さて、勾留の方は、罪証隠滅や逃亡を防ぐための身柄拘束であり、刑ではありません。

裁判が始まるまでの身柄拘束です。

これに対し、拘留は刑法の規定する刑であって、裁判が確定することによって科されます。

したがって、勾留されただけでは前科になりませんが、拘留されると前科がつきます。

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