6月は教育実習の季節

6月は各学校に初々しい教育実習生がやってきます。私の学校にも来ました。

(この記事の再編集は6月21日ですので、もう、終了した学校も多いでしょう。)

教育実習生のみなさんは、学校現場に立って正直、どんな感想を持ちましたか。

「絶対に教師になりたい」と教師への思いを強くした人は引き続き頑張ってください。
子供たちからの「お別れの手紙」はあなたが見事、教師になった後、あなたを勇気づける
宝物になるでしょう。

また、残念ながら子供たちとのコミュニケーションに苦労して、「自分は教師に向いて
いるのだろうか」と懐疑的になった人は、方針転換をするのも一つの考えです。
撤退するのも勇気ある行動です。

1 まず、教師を志望する動機から

動機は下記のようにいろいろあると思います。
①基本的に子供が好きだから。
②小さいときから学校の先生にあこがれていた。
③自分は地方出身で卒業後は、地元で働きたい。しかし、田舎には中堅以上の民間
企業が少なく、地元で一番年収の多い職業は唯一公務員である。
④就活で会社回りをしている間に民間企業はどうも自分に合っていないと感じた。
⑤新卒で民間企業に勤めたが、競争やノルマ等を強いられて自分は民間企業には向いて
いないことに気がついた。よって、方針転換して公務員・教師を目指したい。

僕は動機はこのいずれであってもよいと思っています。
なぜなら、人は仕事を通して成長していくものですから、本人が学ぶ姿勢を持っていて
人間としてちゃんとしておれば、どんな職業でも経験を通して立派に成長していくと
考えているからです。

①、②の動機は言うことなしです。困難が降りかかってきても、それを乗り越える
原動力となるでしょう。

③は田舎出身の人には非常に現実的な選択でしょう。いずれは自分の親を看る(家
の跡を継ぐ)ということは、大事な選択です。
この問題を先送りして、田舎に親を残し都会生活をしている方々はいずれはこの
大きな老後の問題に直面するでしょう。
④、⑤も時々あるパターンです。責任を持って仕事に取り組み、子供を大切にして
愛情をもって接していけば、子供や親から信頼される教師になっていきます。

このように教師を目指す動機はいろいろありますが、本人が誠実で責任感があり、
人間を好きであれば大丈夫です。

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内緒の話
学校現場には教師に向いていない人もほんのわずかですが現実にいます。

僕が見た一番ひどいケースは、人とのコミュニケーションが苦手で、生徒の顔を
見ず、ほとんど無言で黒板に向かって板書だけをしていくというものです。
(ちなみに、こういう人は自分の損得には非常に鋭敏でした)

しかし、こういう教師を辞めさせるということはなかなかできることではない
のです。

公務員の身分は一定保障されていて、当該者が刑事事件を起こさないと
なかなかクビを斬れません。
本人にも基本的人権や生活権がありますので、授業がまるでなっていな
いというだけでは辞職させることができないのです。
無断欠勤するわけでもなく、受け持ち授業には出て行くのですから。  (-.-;)

(厳密に言えば、公務員の「職務義務違反」になるのでしょうが、それを立証して
辞職させるのに相当かどうかを判断していくのは難しいことです。本人の生活の
糧を奪う判断ですからね)

もちろん、研修制度もありますが、人の性格まではなかなか変えることが

できません。・・・悩ましい問題ですので、このあたりで内緒話は止めます。

ただこんなのは希なケースで、ほとんどの教師は日夜、頑張っている立派な

先生方です。誤解なきようお願いしますね。

2 教員採用試験のクリアの仕方?

1 当たり前のことですみませんが、まずは一般教養、専門の教科について学力を

つけてください。

ペーパーテストが下位の得点だと一次試験で不合格になります。こればかりは
どうしようもありません。他人(ひと)より高得点をとるしかありません。
残念なことですが、人柄的にはどんなに教師に向いている人でも学力が低いと
一次試験にクリアできません。

逆に学校現場を見ると残念ながら教師に向いてない人も確かにいます。もちろん
数は少ないですが。こうした教師が生徒や保護者との間でトラブルを起こすことが
ままあります。
二次試験で面接とうをクリアした教師でもどうしても、問題教師は出てきます。
実際に現場で仕事をして初めてわかるという側面がどうしてもあるのです。

しかし、これは何も教師に限ったことではありません。司法試験に合格した弁護士
にも不良弁護士がいて時に犯罪を起こしたりする人がいます。また警察官にも医者にも
サラリーマンにも犯罪を起こすような人がいます。

たとえ、採用試験にクリアしても、犯罪を起こさないまでも仕事に向かない人、
仕事のあまりできない人はどうしてもいるのです。
問題を起こした教師を取り上げて、ことさらに「教師というヤツは・・・・」
と教師全体を批判するのは大間違いです。先に書いたようにどんな分野にも問題
児はいるのです。

②二次試験の面接及び模擬授業に向けた備えを十分に行ってください。

一番大切なことは「自信をもつこと」です。

面接では、本人の心の動きがよく伝わってきます。心の奥底に不安がある人は
それが試験官に伝わってくるのです。
それからこの「自信」ということですが、付け焼き刃ではだめです。
「自分への信頼、他人への信頼」が自然に備わっていることが肝要です。

次に模擬授業です。
○板書はきれいな字でかくこと→これからでもペン習字の練習をしてください。
まだ、間に合います。板書の美しさは試験官に大きな印象を与えます。
(取り敢えず、毛筆の練習は必要なしです)
○声はハキハキとよく聞こえるようにしてください。
○視線は相手をよく見て常にコミュニケーションを心がけてください。
生徒から敬遠される教師は、黒板だけを見て黙々と板書だけをしている教師です。
現実にはこうしたコミュニケーションが苦手な教師もいるのです。これでは
いけません。
○授業展開はよく進行を考えておくようにしてください。
模擬授業は採用試験当日、その場面設定が行われると思いますので
どのような課題を指示されても対応できるように普段から練習して
その応用力をつけておいてください。
ロールプレイを要求されるところもありますよ。

模擬授業で「おっ、此奴はいいな!」と思われるようなインパクトのある授業をしてください。

普通の授業は誰にでも普通にできます。あなたが普通と評価されたら不合格者への
仲間入りです。高倍率の採用試験をクリアできません。
ただし、奇をてらってはいけません。
「合格したい、合格したい」という気持ちだけが全面に出ると評価にマイナスです。
○模擬授業の相手は子供たちだと言うことを忘れてはいけません。
試験会場には子供たちはいませんが、子供たちへの愛情がにじみ出ていないと
だめです。
ここが大切ですよ。試験官に聞かせようとする人がいますが、聞かせる相手は
子供達なのです。

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