美女に総額6千万円盗まれた和歌山県田辺市の金持ち老人!自伝を出版』で紹介した紀州の金持ち老人の自伝、『紀州のドン・ファン…美女4000人に30億円を貢いだ男』が届きました。

この本、少し前にアマゾンから届いていたのですが、やっと読むことができたので、書評を書いてみます。

 

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まず、この御老人に興味を持ったのは、彼が自称モデルの若い女性から現金や宝石類6000万円相当を自宅から盗まれたという事件に係り、テレビ取材を受けていたのを見たからです。

その時の彼の様子は、「6000万円くらいはした金だからどうってことないよ」みたいなことを言っていて、部屋に無造作に置いてあった大金を見せたり、高額の名画をやっぱり「どうってことないよ」みたいに紹介していたんですね。

それを見ていて、二次被害にあうんじゃないかと、心配になったくらいです。

それに、自称モデルの若い女性についても、隠したり、恥じたりせずに、淡々と語っていました。つまり、普通の人にとってはかなりプライベートな部分も、平気で取材に答えていたんですね。

田辺市という田舎に住んでいて、これだけの「金持ち爺さんは一体何者」と、その時、俄然興味を持った次第。

でもまあ、本来、横着な私ですので、そのまま調べたりせずほっておいたら、今年になって”美女4000人に30億円を貢いだ「紀州のドンファン」の壮絶人生”というニュースが出たのです。

そこでやっと私も調べだしたらこれが、実に興味深い男の人生でした。

正直に言うと、「うらやましい!」

だって、75歳になるまで、常に若い美女を傍にはべらせ、自分のものにしてきたのですから。

彼の名前は、「野崎幸助」氏。

文庫本の帯には「いい女を抱くためだけに、私は大金持ちになった」とあります。

 

ただ、この野崎幸助氏がなぜ、50歳も若い美女と付き合うことができたのかというと、それは経済力。

でも、「なんだ、金の力か」と軽蔑することなかれ。

時の人、トランプ大統領(70歳)だって、元美人モデルの若いメラニア氏(46歳)を妻にしています。

トランプ氏はイケメンの方でしたが、もし彼が貧しく財産も無かったら、美人モデルのメラニア氏を妻にすることができていたでしょうか。

野崎氏やトランプ氏に限らず、普通、男が女にもてる重要ポイントは、経済力です。(多少の例外もあるでしょうが)

人柄はいい人だとして、「イケメンだが貧乏」「イケメンではないが大金持ち」のどちらを女性は選ぶのでしょうか。
IT産業で大もうけした若い経営者が、大したビジュアルでもないのにいい女をはべらせている例はいくらでもあります。

さて、彼はどのようにして大金持ちになったのでしょうか。

彼の生まれは、田舎の小さな酒屋で、7人兄弟が食べていくのがやっとの貧しい家だったそうです。トランプ大統領のように大金持ちの家に生まれたのではありません。

そうした貧しい生活の中で、彼は大金持ちになりたいと夢見たのですが、その動機が普通の人とは違っていました。彼にとっては、「大金持ちになってイイ女とねたい」というのが動機だったのです。

この動機は最強の動機です。いい女とセックスしたいというのは、人間の最も根源的な本能ですから。

彼は中学生の頃、すでにこの動機に基づく明確な目標「大金持ちになる」を胸に焼き付け、努力に努力を重ねていったのです。

まず鉄くず拾いの仕事で「種銭」貯める。

中学を卒業して、最初、名古屋の酒造メーカーに勤めましたがこき使われたため、1年で辞めて、故郷の田辺に帰り、鉄くず拾いの仕事を始めたそうです。

コンドームの訪問販売で「種銭」を増やす。

この鉄屑拾いを数年頑張り、小銭をためて、それを元手に、20代前半のころ、個人で避妊具・コンドームの訪問販売を始めました。今から55年ほど前のことです。

コンドームは必需品ではありますが、大っぴらに買いに行けるものではなく、ドラッグストアもない時代でしたので、それなりに儲けが出ました。

しかし、20歳そこそこの青年がいきなり玄関先にたっても、コンドームが売れるわけがありません。最初の3日間は、1個も売れなかったそうです。

そして、4日目になって初めて仕入れ値280円のコンドームが1200円で売れたのです。
当時、大卒男子の初任給が月1万5000円でしたので、利幅は大きなものでした。

時は1970年代に入り、世間では「フリーセックス」という言葉も飛び交い、若者のセックスに対するハードルが低くなり、コンドームの売り上げが順調に伸びていきました。

そして彼は、それなりのお金を蓄えることになったのです。

ところで、このコンドームの訪問販売の際、余談がありまして、訪問先の奥さんがコンドームを実際に試したいと野崎氏に迫り、そのままベッドイン・・・とまあ、こんなことが何度もあったそうです。

野崎氏にとっては、一石二鳥、彼の運が上向いてきたのでしょう。(ただし、彼好みの若い美人ではなかったのが、残念!)

何か安物のAVにあるような話ですが、果たして本当の話なのか、盛った話なのか?

東京で金融業を起こし、大成功!

さて、このコンドーム販売で儲けたお金を元手にして、彼は地元、田辺で金融業を始めます。
しかし、田舎ではうまくいかず、一か八か東京に進出して、金融業を始めました。これが当たったのです。

そして、ついに億万長者になり、銀座の高級クラブのホステスや美人女子大生たちを口説き落としていったのです。

もちろん、それには大金持ちという力が大きく働いていたはずですが、野崎氏の憎めないユニークな個性も女性を安心させたのでしょう。

この本は、戦後の日本の世相、野崎氏の開けっぴろげの欲望等が軽妙に描かれており、最後まで読む人を飽きさせません。

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