「保育園落ちた日本死ね!!!」

こんなブログの書き込みが国会でも取り上げられました。

私はこの言葉は自体は、きたない言葉で好きでありません。

 

「死ね!!」などという言葉は、学校の深刻ないじめ現場でも

使われており、国民を代表する言葉のように扱ってほしくないですね。

ただ、現状では「保育問題」が確かに社会問題となっていたので、

それをクローズアップするきっかけとはなりました。

さて、この「保育問題」「待機児童問題」は、決して最近の問題ではなく

数十年前から、存在しました。

私の子供も、当時、保育所に受け入れてもらえず、個人的に「子守りさん」を

探して、夫婦共働きを何とか継続することができました。

ヤフーニュースを見ます。

ぎりぎりの日々 保育士の悲鳴
2016年4月28日(木) 13時52分掲載(Yahoo!ニュース)
「保育士やめたいの私だ」仕事には追われ、給料上がらず
「保育園落ちた日本死ね!!!」。そんな過激なタイトルのブログをきっかけに、保育園が政治や社会の大テーマになった。母親たちが「保育園落ちたの私だ」と声をあげた背景には、深刻な保育士不足がある。「きつい仕事なのに、賃金が安すぎる」「自分の犠牲の上に成り立つ仕事」と訴える保育士たち。その肉声に耳を傾けると、ぎりぎりの日々を送る姿が見えてきた。
(Yahoo!ニュース編集部)

私は学校現場にいましたので、保育園における労働実態はおおよそ見当がつきます。

「きつい仕事なのに、賃金が安すぎる」「自分の犠牲の上に成り立つ仕事」

というのは、人間相手のサービス業、「保育」、「学校」、「社会福祉」の現場すべてに

言えることです。

身内で、小学校の教員をしている者がいますが、

朝は7時までに学校に入り、夜は毎日10時以降の帰宅です。

こんな勤務ぶりがいつまで続くのかと、本当に心配しています。

燃え尽き症候群という言葉がありましたが、本当に深刻な状況です。

保育士さんはまだ、女性が多いので家庭の主婦として、帰宅は夜10時というわけには

いきません。結果、仕事を持ち帰らざるを得ないのです。

特別養護老人ホームなどの勤務実態もとても御苦労な状況です。

「職員の待遇を良くしたり、利用者の待遇を良くすること」と、

経営は反比例の関係にあります。職員や利用者の待遇を良くしようと

思えば思うほど、コストがかさみ、経営を圧迫していきます。

保育や老人介護の仕事は、人間社会にあって、

とても大切な仕事です。

それが、社会的に現在のようなポジションに置かれているのです。

何とかならないものでしょうか。

かたや、パソコンを前にワンクリックで何百万、何千万、何億円を

儲ける世界があるのは理不尽としか言いようがないように思います。

 

下の引用にあるように、とにかく「保育」「介護職」に対する報酬が少なすぎます。

たしかに、「保育職」「介護職」のような仕事は、他の産業のように直接、儲けを出す仕事ではないし、

かといって、サービスを受ける老人や幼児の家庭が必要な経費・人件費をすべて負担できるものでもありません。

結局、公的補助金に頼らざるを得ないのです。

しかし、子供は国の未来を支える存在ですし、老人の介護が充実しておれば、その家庭の労働世代は安心して

働くことができます。

そのことは日本の産業構造を支えることにつながっているはずです。

何か良い方法はないものでしょうか。

ぎりぎりの日々 保育士の悲鳴の続き

全産業より9万円も低い「保育士の月給」

厚生労働省と文部科学省のデータ(2013年)を見ると、中学校と小学校の教員の月額平均給与はそれぞれ33.9万円、33.1万円だった。看護師も32.8万円と、30万円を超えている。これに対し、保育士は20.7万円であり、確かに高くはない。

いずれも国の試験や都道府県の免許で認められる公的な資格でありながら、保育士は他より10万円以上も低い給与となっている。それどころか、全産業の平均月額29.5万円と比べても、9万円近く低いのだ。

保育士の賃金は他の職種よりもかなり低い。それが現実だ

ほかにもある。2013年の両省のデータによれば、保育士の平均勤続年数は7.6年だった。これに対し、小中学校教員はいずれも20年近い。全産業平均も11.9年だった。保育士の継続年数は相当に短い。

厚労省は2013年、保育士資格を持ちながら保育士にならない人を対象に意識調査を実施している。トップは「賃金が希望と合わない」で47.5%。「他職種への興味」などを挟み、「休暇が少ない・取りにくい」も37.0%で5番目に多かった(複数回答)。

保育士の待遇問題をどう考えたらいいのか。この分野に詳しい日本総研の池本美香主任研究員は「保育士の賃金は保育料と公的補助金から成り立っていますから、補助金が上がらないと保育士の給料はあがりません。今の厳しい財政状況では、なかなか財源を確保できていない」と説明する。・・・・・・
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