被災者の方々が、マスコミの記者に苛立つのは、当然の心境でしょう。

地震現場のTVの取材を見ていて僕もそう、思います。

今も、避難所の体育館や公民館で大勢の方々が、

不自由な生活をされています。

 

マスコミが報じない「被災者VS記者」トラブル 自治体の要請もむなしく「記者が勝手に…」

J-CASTニュース 4月22日(金)19時19分配信

 「施設内でのカメラ取材禁止」――。地震で大きな被害を受けた熊本県益城町の避難所に、こんな注意書きが掲出されている。その背景にあるのは、被災者と取材陣の間で発生している「大手メディアが報じないトラブル」の数々だ。

益城町震災対策本部は2016年4月22日のJ-CASTニュースの取材に対し、「カメラを向けられたり、無理な取材を受けることが被災者のストレスに繋がる。メディアの皆さんには、どうか配慮をお願いしたい」と話す。

■被災者は「見せ物じゃない」

ツイッターなどに数多く報告されているマスコミと被災者のトラブル。その一例が、16年4月21日放送の情報番組「Nスタ」(TBS系)で、図らずも生中継されてしまった。避難所となっている益城町の広安小学校を訪れた取材陣に対し、被災者の1人が「撮るなと言った!見せ物じゃない、どっか行け!」と声を荒げる一幕が放送されたのだ。

「Nスタ」の取材陣にクレームをつけたのは、大柄な体格の中年男性だ。避難所の入り口付近でインタビューを行うレポーターに対し、「撮るな」「見せ物じゃない」と連呼。「お前ら(取材クルー)の車は邪魔だ、どかせ」とも続けた。

中継はすぐさま打ち切られ、画面は即座に東京のスタジオに切り替わった。スタジオの堀尾正明アナウンサーは「ちょっとご迷惑になっているようで…。すいませんでした」と平謝りしたが、「何事もなかったかのように」そのまま番組を進行した。

こうした一幕に、ネット上では「迷惑かけ過ぎ」「無神経すぎる」など番組への批判が殺到。・・・・・・・・・・・・・・・
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体育館等の避難所はその方々にとって、寝起きや食事をする生活の場であり、

それゆえに、プライベートな場所であるべきです。

しかし、残念ながら緊急避難ですので、プライバシーは守られませんし、

不自由この上ない生活でしょう。

 

そこへTV局の何人もの取材クルーが

照明をひっさげてやってきて、いきなりマイクを向けるのです。

そこは夜になれば、被災者のみなさんの寝室になる場所です。

 

もちろん、大抵の取材クルーのみなさんは、細心の注意と配慮、マナーで

接しようとされていることと思います。

(ガソリンスタンドの列に割り込んだ取材クルーの自動車もありましたが)

 

でも不自由な生活の中で、女性は化粧もできない、髪の手入れもできない、

おしゃれな服も着ることができない、中には着たきりの服の方もおられるでしょう。

 

こんな状況でカメラを向けられると、男の私だっていい気はしないだろうと

思います。

ましてや、マイクを向けられて何かを話せと、仕向けられるのは

不愉快に近い感情になるのではないかな。

 

TVの取材を見ていても、被災者の話をとにかく引き出したいという

レポーターのせっつくような態度が気になることがあります。

カメラを向けられ、しっかりと取材に応じている被災者さんは本当に

立派な人だと思います。

被災者の取材に係りマスコミ批判的なことを

書いてきましたが、決してマスコミを否定しているのでは

ありません。

むしろ、報道の意義は、よく理解している方だと思っています。

報道はこうした災害のとき、力を発揮するだけでなく、

自由や民主主義をも守っていく力をもっています。

結局、被災地の報道にあっては、そのインタビューが

苦しくつらい思いをされている被災者に元気を与えることができるのか、

彼らを支援することにつながるのかという視点を

持つことが大切ではないでしょうか。

「取材のための取材」は止めてほしいですね。

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