自分が、ニュース『犯人扱い聴取7時間の恐怖 痴漢事件、無罪の男性』にあるような目に合っ

たらと思うと、恐ろしいいことですね。

昔、仕事で東京におり、地下鉄で通勤していたんですが、それはもうギューギュー詰めの満員電

車で、ビジネスバッグから手を放してもバッグが床に落ちないほどでした。

 

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そんな状況で隣にいた女性がいきなり、自分を指さして「痴漢だ!」などと叫んだら、善良な市

民は気が動転して、頭が真っ白になって当たり前ですよね。

犯人扱い聴取7時間の恐怖 痴漢事件、無罪の男性
神戸新聞NEXT 12/28(水) 10:04配信

 痴漢の疑いを掛けられ、今年6月の神戸地裁判決で無罪が確定した男性(22)=兵庫県在住=が取材に応じ、犯人に仕立てられた取り調べの経緯などを明らかにした。証拠写真の不備がきっかけで嫌疑が晴れたのは約1年7カ月後。不安な日々を送った男性は「取り調べを受ける側の権利を知っていればこんなに苦しまずに済んだ」と悔やむ。 

 

「取り調べを受ける側の権利を知っていればこんなに苦しまずに済んだ」ということです。

では、取り調べを受ける側の権利とはどんなことでしょうか。そして心構えは?

1 運悪く、電車やバスで「痴漢呼ばわり」されたら、瞬時に覚悟を決めて、毅然たる態度をとってビビらないこと

そのためには、普段の生活の中で、どんな災難でもいきなりやってくることがあると、心に決め

ておくことが大切です。

2014年12月4日朝、専門学校が近い神戸・三宮でバスを降りると、制服姿の警察官に呼び止められた。「家族に何かあったのか」。パトカーに乗り込むと、聞かされたのは2日前のバス内で隣に座る女性の太ももを触ったという疑いだった。そのまま警察署の取調室に連れられた。

「やった覚えはないのか?」「ないです」-。男性によると、繰り返し容疑を否定したが、取調官は「証拠はある」と取り合わなかった。途中、外部への連絡を求めても聞き入れられず、別の捜査員から「うそをついている」と迫られ、不安と恐怖で平常心を失った。結局、容疑を認める自白調書に署名し、解放されたという。

2 痴漢呼ばわりされた瞬間、間髪を入れずにその場を走りさること。あなたは無実なんですから、「痴漢だ!」なんて、叫ばれてもあなたのあずかり知らぬことです。

事実無根のことを叫ぶ「怪しい女」から、逃げたくなっても当然のことです。

3 現場を立ち去ることが無理な場合や駅員等に両脇を抱えられて、駅事務室まで連れていかれたときは、堂々とした態度で(覚悟を決めることで可能)、自分の無実を沈着冷静に相手の女性や駅員に伝えること。

このときの伝え方が難しいので要注意です。

激高して、相手の女を「バカ女」呼ばわりをすると、お互い人間ですから相手も頭にきて、「こ

の男こそ犯人だ。絶対に許さないぞ」と決意することになります。

一方、相手の女性の気持ちを尊重しつつ、毅然とした態度で理路整然と説明すれば、相手の女性

が慰謝料狙いのプロでない限り、もしかしたら自分の方に錯誤があったかもしれないと考える可

能性があります。

あるいはお互い冷静に話ができれば、女性の方も気持ちが落ち着いてきて、痴漢行為はあったが

この男性ではないと、考える可能性もあります。

もともと、この男性は無実ですから、この女性が確たる証拠や確証は持っていないはずです。

(慰謝料狙いの虚偽告訴の場合は、女性側の犯罪ですから話は別です。ここでは女性側に、男性を罪に陥れようとする故意はないとします。)

4 上記3をクリアできずに、駅員が警官を呼んでしまった場合は、絶対に任意同行は拒否すること。同時に弁護士に連絡をとること。

普通の市民が、何人もの警察官に取り囲まれると大きな圧力を感じます。

腰の拳銃や警棒を見るだけで圧倒的な国家権力に押しつぶされ、行儀のよい優等生のようにふる

まってしまうのです。

ただし、警察官の指示に素直に従っても何にもいいことはなく、事は逆に進みます。

ますます、あり疑獄に落ち込んでいくのです。

警官が来た時点では、逮捕状があるわけもなく、男性はどこまでも善良な市民ですから、警察署

にいく必要は全くないのです。

男性は捜査についていくつかの点を最低限学んでおくべきだったと振り返る。「任意同行を拒否できたし、取り調べ中でも外部と連絡できた。当然の権利をどれだけの人が知っているか」。男性は今も警察官と似た制服の警備員を見ただけで体がこわばるという。

5 それでも、成り行きから警察署に連れていかれたときは、私たちはもう、二つの道を選ぶしかありません。この時こそ、数年にわたる長い長い戦いを覚悟しなければなりません。

(1)一つ目は、警察官の言うがまま、自白調書にサインして、罪を認める道です。えん罪の誕生です。

罪を認めれば、勾留は解かれ自宅に帰ることができます。

しかし、罪を認めてしまったのですから起訴されてしまい、裁判で有罪になってしまうと前科が

つき最悪の結果になります。

「痴漢行為で有罪が確定」という経歴は、善良な市民にとって決定的な不利益をもたらします。

会社を首になる可能性は高いし、家庭崩壊も有りうるでしょう。

幸いにして、検察官が嫌疑不十分として、不起訴処分にしてくれたら、無罪ですから前科はつか

ないし、当然刑罰も受けることもありません。

この前のASKAさんのケースが不起訴処分でしたが、不起訴処分になるかどうかはわかりませ

んので、あてにはできません。

このあたり、弁護士さんに頼んで示談等が成立すれば、不起訴の可能性は高くなるようですが、

それでも痴漢行為を認めたことになります。

やってもいない痴漢行為を認めて示談することは悔しいことですが、すでに自白調書にもサイン

をさせられているので、不起訴をめざすのは現実的な道かもしれません。

不起訴になれば無罪ですから。

(2)二つ目は、絶対に罪を認めないことです。自白調書には絶対サインをしてはいけません。

この道を当然、選ぶべきでしょうが、この道は非常に険しいことが、このニュースの男性の話で

わかります。

否認するのですから、警察は勾留期限ギリギリまで勾留するでしょうし、1日7時間以上の強引

な取り調べが続きます。

会社には行けません。会社に警察に勾留されていることがわかるかもしれません。もちろん自宅

にも帰れません。

こんなことが普通の市民に耐えられるでしょうか。記事の男性は心身症になりました。

しかし、痴漢などやっていないので無罪を主張する道を選んだのですから、覚悟を決めて戦うし

かありません。勇気のいる道です。

警察の取り調べで、一貫して無罪を主張するのですから、不起訴処分の判断があるかもしれませ

ん。

しかし、起訴されてしまうと裁判で争うことになります。

勝てば無罪。

負ければ有罪で、えん罪の誕生となります。

厳しい話ですね。

 

男性の担当弁護士が取得した取り調べ報告書によると、この日の聴取は休憩を挟んで計約7時間20分。男性は聴取後、ストレス性自律神経失調症と診断された。

・・・・・(略)

その後も計4回の取り調べを受け、否認を続けたが、15年秋に県迷惑防止条例違反罪で在宅起訴された。神戸地裁の判断は「無罪」。それでも男性は喜べなかった。「あれだけ否認しても起訴された。自分に有利な写真があっても控訴されると思った」

検察は判決を受け入れ、無罪が確定。バス停で呼び止められてから約1年7カ月が過ぎていた。・・・・・(略)

 

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