次に引用の『7億円を集めた62歳の詐欺ばあさん』の事件を聞いたときの第1印象は、

「62歳のおばあさんがようやるわ」です。 

それに、被害者の話を聞いても、どうも、心から気の毒には思えないんですね。

AbemaTIMES 4/10(月) 17:15配信

聖子ちゃんカットに、肩を露出し、花柄のショートパンツという非常に若々しくも見える女、年齢はなんと62歳。3月30日、タイ警察に入管法違反の容疑で逮捕された山辺節子容疑者だ。

しかし、もっと大きな犯罪の容疑がかかっている。タイ警察などによると、山辺容疑者は高金利をうたった融資の話を持ちかけ、共犯者とともに7億円以上を違法に集めていたとされる。

さらに、騙し取った金の一部を、31歳年下のタイ人に貢いでいたことも明らかになった。交際相手のタイ人男性によると、山辺容疑者は「普通の給料をくれた。1万~2万バーツ(約3万~6万円)」という。

貢いでいたものはそれだけではない、この男性のために豪邸を購入したという。

・・・・・(略)

 

それにしても、詐欺や横領を働いた犯罪者は何で、詐取した金の使い道が、みんな一緒なん

ですかね。

 

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「男か女に貢ぐ」か「博打(投資)に使う」の2つだけです。

「子供の学資に使った」なんて、聞いたことがありません。

件(くだん)の老女も62歳の年齢を隠し、38歳と語り、31歳も年下のタイ人男性に貢いでいました。

この男は当然、金目当てで、62歳ばあさんは金の力で何とか相手をしてもらっていたのです。

 

さて、被害者について。

まず、「大の大人が何で騙されるんだ?」

被害者の下記の証言を聞くと、もう、笑ってしまいます。

◎容疑者の62歳ばあさんは高級外車に乗っていた。

◎身に着けていたものは、高級ブランド品だった。

◎彼女のもとに集められた人々に、次から次と宅急便で送られてくる現金を見せつけた。

◎高利のつなぎ融資だから、投資金の25%を保証する。元本も保証する。

(もう、これで犯罪が成立です。)

◎つなぎ融資の相手には、東芝やシャープ等の大企業の名前をあげていた。

◎この62歳ばあさんは、男性と一緒にお風呂に入ってくれた。

 ばあさんを知る人が言うには、大きなガラス張りの浴室に男と風呂に入ることもあった

ようで、本人は「私、人にみられるのが好きなの」と言っていたそうです。

 

さて、みなさんは、これだけの情報を目の前で見せつけられたり、色仕掛け?があったからと

言って、数百万円、数千万円の大金を契約書や借用書も取らずに、おばあさんに預けるで

しょうか。

(驚くことに、私がテレビで見た被害者は口約束でお金を渡していました) 

だいたい、25%の利息なんて、そんなうまい話がこの世の中にあるわけありません。

あるのは「詐欺の世界」だけです。

一回のつなぎ融資に25%の利息をつけるというんだけど、そのつなぎ融資期間はどれくら

いだと説明していたのでしょうか。

私は商売はやっていないのでよくわかりませんが、つなぎの融資ですから、本融資の資金繰

りができるまでの、つなぎです。

私たち庶民に、つなぎ融資が関係するとしたら、住宅を新築した場合です。

住宅を新築して、その住宅を法的にもちゃんと自分のものにするときは、所有権の保存登記

をしなければなりません。

ということは、保存登記をする際には、家を手に入れる側は、請負業者に住宅の残り代金

(手付け金以外のメインの代金)を全額支払わねばなりません。

この時に職場の共済組合等の融資が1~2か月ほど遅れるケースがよくあります。

そこで金融機関につなぎの融資をしてもらうわけです。

この際、担保等は取られませんので、その替わり、金利が高くなります。

 

そこで、つなぎの期間を2か月として、おばあさんに25%金利で運用してもらいましょう。

2か月25%ですから、1か月あたり約12%の金利です。

投資資金を全部つぎ込んで、複利で運用したとしましょう。

1か月あたり12%の複利で12か月、運用したとすると、1.12の12乗になりますから、

1.12の12乗=3.90(約4倍)となります。

したがって、このおばあさんに、元手を丸ごと預けて、1年間、連続で運用してもらったら、

元金が約4倍になります。

このおばあさん・山辺容疑者にこれだけのお金を誰がくれるんですかね?

また、“つなぎ融資の女王”と呼ばれた山辺容疑者は、東芝やシャープにつなぎ融資を

していたと語っていましたが、両社とも傾いていたとはいえ、個人から金を借りるわけな

いだろ!

ほんとに、アホらしい話です。

結局、ちゃんと商売をやってきた分別のあるはずの大人が、欲に目がくらんで、

ドブに金を捨ててしまったのです。

「命があっただけでもまし」と考えて、これから頑張るしかありません。

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