公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は

本日、2015年度の運用損益が5兆3098億円の赤字に転落したと発表

しました。

公的年金の自主運用を始めてから、赤字幅が4番目の大きさだという

ことです。

 

問題は、自主運用を始めてからのトータルの損益です。

自主運用は、2001年度(年金資金運用基金が、厚生年金

および国民年金の積立金の自主運用を行う)から始めまし

たので、2001年度から2015年度までの累計損益を見ると

運用益が45兆4239億円。

 

14年度末の運用益は50兆7338億円だったので、15年度は

減らしたものの、何とかプラスに保っていたんですね。

約45兆円を14年で割れば1年あたり3.2兆円の利益になりますが、

この運用成績が良いのか悪いのか?

原資を約150兆円として、年あたりざっと2%の利回り。

うーん、国債よりはましか。

しかし、今年度はイギリスのユーロ離脱で失敗しているので、

今のところ5兆円くらいは損をしているとの報道もあったな。

公的年金、運用損5.3兆円=過去3番目の規模、株価下落響く―15年度
時事通信 7月29日(金)15時38分配信・・・・・(前略)公的年金の自主運用が始まった01年度以降で見ると、15年度の赤字幅は、リーマン・ショックがあった08年度(9兆3481億円)、07年度(5兆5178億円)に次ぐ3番目の大きさ。年度ベースの収益率はマイナス3.81%と4番目に低い水準だった。運用損益の資産別内訳は、国内株が3兆4895億円の赤字、外国株が3兆2451億円の赤字、外国債券が6600億円の赤字。国内債券は2兆94億円の黒字だった。15年度の運用損失が響き、01~15年度の累計の運用益は45兆4239億円(14年度末は50兆7338億円)と5年ぶりに縮小。15年度末の運用資産額は134兆7475億円(同137兆4769億円)と4年ぶりに縮小した。

・・・・・(以下略)

現在、運用資産額は135兆円ほどあるようですが、リーマンショック並みの激変があれば、

いかに信託銀行のプロが運用しているとはいえ、資産を半分に減らすといったことは

あり得ますよね。世界はいつ何が起こるかわかりませんから。

 

これで、運用資産を減らされたら我々の年金支給はどうなるの?

これまで通りの支給ができなくなりますよね。

安倍総理もそんなことをおっしゃっていますが、

こんなリスクの大きい運用をしていいのかと

文句を言いたいですね。

年金給付減額あり得る=GPIF運用悪化なら-衆院予算委・安倍首相 時事ドットコム 衆院予算委員会は15日午後、安倍晋三首相と関係閣僚が出席して経済などに関する集中審議を続けた。最近の株価下落で年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用損拡大が指摘されていることに関連し、首相は「想定の利益が出ないなら当然支払いに影響する。給付に耐える状況にない場合は、給付で調整するしかない」と述べ、運用状況次第で将来的に年金支給額の減額もあり得るとの認識を明らかにした。
民主党の玉木雄一郎氏への答弁。首相は「運用は長いスパンで見るから、その時々の損益が直ちに年金額に反映されるわけではない」とも強調した。(2016/02/15-18:32)
〈スポンサーリンク〉