原発事故の放射能、『大変深刻な状況』論者と『心配しなくてよいレベル』論者。どちらが本当(その1)

私の勉強手段は、インターネット上でのレポート検索です。

書籍よりは情報が新しく、情報の種類も多いからです。
(ただし、ネット検索については、大抵の場合、トップページに掲載
されているタイトルまでしか探していません)

ところが、ネット上にたくさんあるレポートの多くは、

「とにかく、放射能が撒き散らされたことは良くないことだ」という

立ち位置から自分の考えを強く主張されているものが目につきました。

確かに放射性物質が撒き散らされたことは、とても良くないこととですが、

我が子とともにその町を引っ越しした方がよいレベルなのか

どうかというような具体的なことがわかりませんでした。

どちらかと言えば被害を受けていない他府県が安全というだけでは、

引っ越しなどできないと思います。

被害地域に住んでいる市民にとっては、その町は仕事場であり、

生活の場ですから、経済的事情、その他様々な事情でそう簡単には

引っ越しなどできないはずです。

さて多くのレポートを包括的にみると

「よう、わからん」「結局、住人はどうしたらよいの」

「むずかしい」という感想が正直なところです。

ちゃんとしたレポートは読み解くのが難しいです。

そもそも、放射線量を表す単位でさえ、幾通りかあり、

それを理解するのも時間をかけねばなりません。

「むずかしい」というのは私個人だけかも知れませんが

まあ、そこは平均的な市民ということで、話を

続けたいと思います。

そこで、専門家ではない自分が、「なるほど」と理解できるもの、

すなわち普通の市民、家庭の主婦や中学生・高校生でもよく解るレポートは

ないものかと探してみました。

しかし、レポート全体がよくわかるというのは

探すことができませんでしたので、いくつかのレポートの中で

わかりやすい部分を抜き出し、参考にしたいと思います。

そこで、「なるほど」とよくわかる基本的事項からみていきましょう。

まず、高等学校の教科書を思い出して。

1 放射能とは何か?
これインターネットを見ていると、けっこう「放射線」と「放射能」を

混同している記述がありました。

ある原子が放射性崩壊をする時、自然に放射線を出すので、

この性質のことを放射能と言います。

放射性崩壊とは

ウラン238のような質量数の大きい原子は、

原子核に多くの中性子を持っており、そのため原子核が不安定で自然と

放射線をだして壊れていくのです。この際、別の原子核へと変遷して

いくことになります。

放射線とは

物体が、微粒子や電磁波の形で放出するエネルギーを一般に放射線と言います。

放射線の種類

アルファ線:高速度で放出されるヘリウムの原子核がその実体である。

ベータ線:高速の電子の流れのことで、電子がその実体である。

ガンマー線:粒子ではなく、電磁波である。透過力は最も大きい。

自然界にはこうした放射線が存在するのですが、原発事故では

どのような放射線がどれくらいの量、放出されたのでしょうか。

一番問題になっているのは、原子炉の中でしか生成されない

人工の放射性元素が問題になっています。

ちなみに、自然界に存在する元素は原子番号92番のウランまでで、

原子番号93番のネプツニウム以降はすべて、原子炉でできた

人工元素です。

原子番号とは

原子が原子核に持っている陽子の数のことで、この陽子の数で

原子の種類が決まってきます。したがって原子核の陽子の数が

1個違えば別の種類の原子ということになります。(続く)

放射性元素とは

私たちがよく知っているウランの他には、例えば、炭素14もあります。

炭素原子は、鉛筆の芯の材料だったり、ダイヤモンドだったりして

身近ですが、炭素の仲間にごくわずかですが、放射性の炭素原子も混ざっており、

その半減期を利用して、化石の年代測定をしたりします。

質量数とは

原子核の陽子の数と中性子の数の合計のことです。

自然界には同じ種類の元素なんだけども、原子核内の

中性子の数が違うものがあります。

例えば炭素Cには以下の仲間があり、「互いに同位体」であるといいます。

C12(99%ほど)

C13(1%ほど)

C14(ごく微量):放射能を持っているので、放射性同位体(ラジオアイソトープ)といいます。

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