まず、爆発で大気中に放出された放射性物質は何か

これからいろいろなサイトから情報を引き出しますが、出典まで遡りません。

ですので、書いてある内容は一応確からしいという前提で読み取っていきますね。

まず、ウィキペディア『福島第一原発事故による放射性物質の拡散』の記述からは、

セシウム137が多量に放出され、その蓄積量はチェルノブイリ原子力発電所事故の

汚染量を大きく越えていると述べている。

【ウィキペディア】
大気中への放出
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特に福島県内は航空モニタリングの結果からセシウム137の蓄積量はおよそ1ヶ月半(4月29日時点)で最大1470万Bq/㎡となり、チェルノブイリ原子力発電所事故の計測結果の340万Bq/㎡を大幅に超え[要出典]、ベラルーシ移住対象レベルの55.5万Bq/㎡を超える地域が、いわき市の北部から伊達市の南部にかけて広がる事になった。
計画的避難区域の飯舘村や葛尾村等の約1万頭の家畜牛の移送要請に対し24都道府県が受け入れを表明、食用牛として拡散出荷されることになった。なお、農水省による検査対象区域外に移動した場合の移動牛と地元牛の分別検査の指示は現在出ていない。
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また、ダイヤモンド社書籍オンラインの『フクシマ原発からの放射能漏洩はトテツモナイ量に! 全く報道されない「トリチウム」の危険性』はタイトルどおり、トリチウムの危険性を指摘している。

 

【ダイヤモンド社書籍オンライン】
「原子力緊急事態宣言」が発令中!現在も大量放射能放出が続いている!
広瀬 隆(Takashi Hirose)
1943年生まれ。早稲田大学理工学部卒。 ノンフィクション作家。ベストセラー多数。すでに事故から4年をすぎた現在、日本に住むほとんどの人は「事故と被害は終った」と勘違いしているが、「福島第一原発」の事故現場では、大量の放射能放出が続いており、東京電力が発表する放出量は変動が大きすぎて信頼できないのだ。現場では、現在も「原子力緊急事態宣言」が発令されたままであり、メルトダウンした燃料が地中で臨界反応を起こしている潜在的危険性は、まったく去っていない。
福島第一原発のすぐ近くには、福島県から宮城県にまで達する70キロメートルという長大な双葉断層があって、マグニチュード8近い巨大地震を起こすおそれが高い。
というのは、東日本大震災からちょうど一ヵ月後に、その周辺断層が動いて1メートルを超えるズレを起こしたからである。ここから漏れ出している放射能汚染水は、ハンパな量ではない。
東京電力は必死になってそれを回収しているが、この4年間で貯蔵量が75万立方メートルというトテツモナイ量に達しているのだ。
1立方メートルとは、一辺が1メートルのサイコロの大きさだから、それを縦に積み上げると、75万メートルになる。富士山の高さは3776メートルだから、75万メートルは富士山の200倍の高さになる。
大型飛行機が飛行するのは、1万メートルだから、75万メートルはわれわれにちょっと想像もできない量だと、分るだろう。
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知られざるおそるべきトリチウムの危険性とは?

問題は、その汚染水に含まれている放射性物質の量と種類である。
大量に漏洩している放射性セシウムと放射性ストロンチウムは、いずれも、人体に重大かつ深刻な影響を与える。

この二つの放射性物質の危険性については、『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』にくわしく述べたので、必ず読んでいただきたい。しかし、よく知られていないのが、トリチウムの危険性なので、ここで説明しておきたい。

これが放射性セシウムと放射性ストロンチウムと共に、汚染水に大量に流れこんでいるのだ。

トリチウムという放射性物質は、元素としては水素である。
しかし通常の水素は原子核が陽子1個でできているが、トリチウムの原子核は、そこに中性子が2個くっついている。

重い水素なので、「三重水素」とも呼ばれる。普通の水素とトリチウムの違いを模式的に描くと、この図のようになる。

この放射性物質トリチウムがなぜおそろしいかというと、化学的には水素なので、水素のように振る舞うからだ。

つまり人間の体は、大部分が水でできている。水は、水素と酸素の化合物H2Oである。

血液であれリンパ液であれ、細胞をつくっている中心部分の染色体であれ、その遺伝情報を伝えるデオキシリボ核酸(DNA)の分子であれ、水素なしには存在しない。

DNAを構成する究極の原子は水素H、炭素C、酸素O、窒素N、リンPである。その水素が、放射線を出す水素になってしまえば、体内で、どれほどおそろしいことが起こるかは、誰でも想像できるだろう。

 

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引用が長くなりましたが、文章をカットし過ぎると前後の関係がわからなくなるので

了解してください。

この記事ではトリチウムの他に、放射性セシウムと

放射性ストロンチウムはの危険性も指摘されています。

結局、福島原発事故で問題となった放射性物質は、下記の記事と読み合わせると、

セシウム、ストロンチウム、ヨー素、トリチウムの4種類のようだ。

ウキペディア『福島第一原子力発電所事故』より
東京電力および東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)の報告によると、大気中に放出された各放射性物質の量は、希ガスが約50京ベクレル(500PBq)、ヨウ素131が約50京ベクレル、セシウム134が約1京ベクレル、セシウム137が約1京ベクレルだった。ヨウ素131とセシウム137の合計は放射性ヨウ素換算値で約90京ベクレル(900PBq) であり、チェルノブイリ原子力発電所事故の国際原子力事象評価尺度評価である5200PBqと比較して、約6分の1の放出量となる[17][16]。なお、原子力安全・保安院(2012年2月16日発表)によれば48京 Bq、原子力安全委員会(2011年8月22日発表)によれば57京ベクレルである[16]。(チェルノブイリ事故との比較#福島第一原発事故との比較も参照)
また、2号機から放出された高濃度汚染水が含む放射性物質の量は、東京電力発表の水量と濃度[80]に基づけば330京 Bqである。高濃度汚染水の一部は海洋や地下水に漏れた[81][82]。
2011年10月13日時点における土壌中に蓄積されたセシウム137・セシウム134の合計値が1万ベクレル/㎡以上となる地域は、東北・関東・甲信越の13都県、3万km²以上に及んだ[83][77](1999年以降の調査での、事故前におけるセシウム137の最大値は、長野市の4700ベクレル/㎡である)。また年間の空間放射線量[注 2]が5ミリシーベルト(1.0μSv/h)以上の地域は福島県内の約1800km²、20ミリシーベルト(3.8μSv/h)以上の地域は約500km²の範囲に及んだ[17]。事故後は年間20ミリシーベルトが住民の許容被曝限度とされ、避難の基準となった。政府は、長期的には追加被曝量を年間1ミリシーベルト以下へ下げることを目指すとして、年間1ミリシーベルト(0.23μSv/h)以上の放射線量が観測されていた8県の102市町村を2011年12月に「汚染状況重点調査地域」に指定して除染を進めている[84]。

 

京(けい)とは兆(ちょう)の一つ上の単位である。

では、ヨウ素131 、セシウム134 、セシウム137 
などが資料中に示されている線量であるとするなら、人体にはどのような影響があるのだろうか。

これについては、日本放射線影響学会のサイトがあったので、その資料を読んでみましょう。

(質問1)
各地の放射線量が文科省のホームページ(http://www.mext.go.jp/)で公表されていますがこれらは危険な値ではないでしょうか?
(回答)
平成23年3月11日に地震を受けた福島原子力発電所は、核分裂反応を緊急に停止させ、原子炉を安定にするための冷却をおこなっていましたが、引き続く津波の影響で冷却装置が破壊されました。そのため、福島原子力発電所では、原子炉内の冷却が行えず、冷却水から燃料管が露出し高温になって一部が破損されました。その際、発生した水素が平成23年3月15日前後に爆発を起こしたことによって、燃料管内に閉じ込められていた核反応生成物(放射性物質)が大気中へ放出され各地に飛散しました。平成23年5月2日には福島原子力発電所の事故原子炉は、まだ完全に安定状態になったとはいえませんでしたが、観測値の推移から、放射性物質の放出は、原発周辺の限られた地域以外、少ない状態に保たれていました。原発事故後毎日全国各地の放射線量と放射性物質降下量は文部科学省のホームページ (http://www. mext.go.jp/)に公表されています。その結果によれば、平成23年4月以降、福島県以外に関東地区の都県で、時々、過去の平常値の変動範囲を僅かに上回る値が観測されたものの、現在では過去の平常値範囲を顕著に上回っているのは福島県のみで、宮城県および茨城県で過去の平常値範囲を僅かに上回っている状況です。福島県福島市では、平成23年3月16日が18マイクロシーベルト毎時、平成23年6月16日が1.1マイクロシーベルト毎時、平成23年9月16日が0.6マイクロシーベルト毎時、そして平成23年11月現在は0.5~0.6マイクロシーベルト毎時で推移しています。この放射線量を1年間被ばくしても総線量は、およそ5ミリシーベルトで、国が緊急時に一般人に適用すると定めた年間20ミリシーベルト以下であり、重篤な健康影響が現れる線量ではありません。 今回の原発事故発生当時には、国(政府)は国民の健康を守るために一刻も早く事故を収束させ、国民の被ばくをできる限り少なくするための防護策をまとめ実施する必要がありました。そのために汚染状況のきめ細かい測定をおこない、現在に至っています。事故を起こした4基の原子炉が100℃以下に冷却され、ほぼ安定な状態が保たれている現状において、速やかに土壌の入れ替え等の除染処理を施し、できる限り元の状態に戻すことが重要です。
[掲載日] 2011-03-15
[改訂日] 2011年03月22日改訂 2011年05月12日改訂 2011年12月28日改訂

(質問2)
体内に取り込まれた放射性物質によって人体に影響が出る線量はどのくらいですか?
(回答)
10万マイクロシーベルト(=100ミリシーベルト)程度以下の被ばくでは健康影響の有無は明らかでないとされています。放射性物質は、放射線を出しながら放射性のない物質に変わっていきます。そのときに発生する放射線が体に影響します。放射性物質には、あっという間に放射線を出さなくなる物質と長い間放射線を出し続ける物質があります。最初にあった放射性物質が半分になる時間を物理的半減期といって放射性物質の寿命を表していますが、実際には、体内に取り込まれた放射性物質は、体に備わっている排泄装置によって体外へ排出されます。従って、体内に取り込まれた放射性物質の人体影響の程度は、どれくらいの放射性物質が体内に残存するかで決まります。報道でヨウ素131やセシウム137が問題と説明される理由は、それらの物質が比較的体内に残りやすい性質を持っているからです(Q4の説明を参照下さい)。しかし、今回の事故で観察された放射線量から計算すると、たとえ放射性物質が体内に取り込まれたとしても僅かですから、被ばく量は少なく、重篤な健康被害が現れるレベルの汚染は起こりにくいと判断されます。
[掲載日] 2011-03-15
[改訂日] 2011年03月19日改訂 2011年12月28日改訂

以上、放射線被害に関する資料は膨大で、読み解くのも大変ですが、「今回の事故で観察された放射線量から計算すると、たとえ放射性物質が体内に取り込まれたとしても僅かですから、被ばく量は少なく、重篤な健康被害が現れるレベルの汚染は起こりにくいと判断されます。」と、結論づけています。

 

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