マラソン福士加代子のコメントが“ネットで大炎上”~現代のいじめ現象?

オリンピック女子マラソンで、福士加代子選手が完走しました。
その直後のインタビューの彼女のコメントが、批判にさらされて
いるらしい。

私は彼女のコメントを聞いていて、「福士加代子選手らしいな」
と思いましたが、そのコメントを非難・批判する人が多いという記事を
みて、むしろ意外な感じがしました。

彼女のコメントは
「“金メダル取れなかったあ! ほんとしんどかったあ! 暑いけどなんか、しんどすぎて、いろいろなことがしんどすぎて。でも金メダル目指したから最後までがんばれました”」というもの。

いいじゃないですか。一所懸命に頑張った選手として、素直な感想だと
思います。

彼女がタラタラ、道草しながら走っていたならともかく、42kmも
金メダルを目指して頑張って走っていたのですから。

批判している人の心境は記事によると次のようなものです。
“「この結果でヘラヘラしながらメダル云々を口にするのは余りに品がない」「惨敗したのに『楽しい』なんて口が裂けても言えない」「日の丸を背負っている意識がまるで感じられず、最初から五輪出場を自分のためだけの記念レースだと思い込んでいたのだろう」「聞いていて本当に腹が立った」など――。”

負けて帰ってきたのだから、みんなの前で涙して土下座でも
したら、非難している人たちは「よしよし、可愛いやつよのう」
となるのでしょうか。

私は、この話から、現代の“いじめ”的な臭いを感じます。

もう、入賞もできずに負けて帰ってきたのだから、
「思い切り、避難してやれ」「普段の周囲への不満も込み込みで
思いっきり、叩きのめしてやれ」ということでしょうか。

私たちは、インターネットというツールを手に入れ、匿名の
まま、無責任に他者を非難・中傷することができるように
なりました。

表向きは、何も言わず無関係のように装いながら、
人知れずパソコンやスマホに向かい、無責任な中傷や
デマを拡散している人間・・・

何か不気味な感じがします。

さて、私は福士加代子選手は本当によくやったと思います。
メダルを目指して頑張って走り、ちゃんとゴールまで完走したのですから、
誰に恥じるところがあろうかということです。

レース前のゴタゴタにも耐えて、代表を勝ち取り、頑張って走ったのです。

ただ、勝負の結果は、残念ながら「功を奏せず」ということだったのです。

勝負の結果というものは、もともとの強い・弱いがあり、
当日のコンディションや運・不運もあるので、自分の思いだけでは
どうにもならないものなんです。

もちろん、選手は勝つことを目指して日々、鍛錬を重ねます。
しかし、勝負の結果は「神のみぞ知る」ということです。

戦う前のデータで、大方の予想もできます。
マラソンの女子日本代表選手のデータは外国のトップランナーに比べて
不利なものでした。

それをマスコミがよってたかって「メダル、メダル」とはやし立てていただけ
だと僕は考えています。

女子マラソンで惨敗した福士加代子の発言は、本当に「KY」なのか
ITmedia ビジネスオンライン 8月16日(火) リオデジャネイロ五輪が盛り上がっている。日の丸を背負う代表選手たちの熱い戦いを手に汗握りながら見入っている人は多いはず。しかしつい先日、そのリオ五輪に出場した1人の日本人女子選手の言動が大きな波紋を呼び起こした。リオ五輪・陸上女子マラソン日本代表の福士加代子(ワコール)が14日のレースで日本勢最高位の14位となり、レース終了直後に向けられたマイクに向かって次のように叫んだのである。

【福士は誤解を受けやすい選手】

「金メダル取れなかったあ! ほんとしんどかったあ! 暑いけどなんか、しんどすぎて、いろいろなことがしんどすぎて。でも金メダル目指したから最後までがんばれました」

このレースで優勝し、金メダルに輝いたジェミマ・スムゴング(ケニア)のタイムは2時間24分04秒だった。福士はレースでスムゴングらの先頭集団に25キロ過ぎまで入っていたが、徐々に離されていってペースダウン。結局1位から6分近くも引き離され、タイムは2時間29分53秒に終わった。

結果はメダルどころか入賞にも届かず、明らかに「惨敗」。それでも福士はガッツポーズでゴールインを果たし、笑みも浮かべていた。そしてテレビカメラを前に前出の言葉を口にすると、さらにこうも続けた。

「マラソンはね、きついな。ここまでの過程も、レースも全部苦しいけど、オリンピックのマラソンは出るもんだね。楽しいよ。苦しいけど。もう泣きたい」

案の定、ネット上は大炎上した。期待に応えられなかったにもかかわわらず、「金メダル取れなかったあ!」「オリンピックのマラソンは出るもんだね。楽しいよ」などと連呼したことで、嵐のごとく凄(すさ)まじいバッシングを浴びせられた。その罵詈雑言の数々をいくつか拾い上げてみると、以下の通りだ。

「この結果でヘラヘラしながらメダル云々を口にするのは余りに品がない」「惨敗したのに『楽しい』なんて口が裂けても言えない」「日の丸を背負っている意識がまるで感じられず、最初から五輪出場を自分のためだけの記念レースだと思い込んでいたのだろう」「聞いていて本当に腹が立った」など――。(臼北信行)

・・・・・・・(以下略)

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コメント

  1. 小川住江 より:

    福士加代子の成績が振るわなかったことを問題にしているわけではありません。死力を尽くして頑張ったんだと思います。また彼女の本心は、その強がりの言葉とは裏腹に、申し訳ない、不甲斐ない、など猛省もされているに違いないと思います。

    ただ、これが10代の選手であればご愛嬌で済むのですが、30代も半ばの社会人、しかもオリンピックという大きな公的な場所に相応しい言動ではなかったと思います。一生懸命に応援した人々や陰日なたから支えてこられた方々の気持ちにも配慮が必要でしょう。それがなかったのが残念です。自分のことしか考えていない、と批判されてもそれは仕方がないです。バッシングの原因はただただ彼女の言葉遣いにあります。日本人は負けた者に厳しいということではありません。
                
    言葉が一人歩きするといいますが、その通りだと思います。発してしまった言葉は取り返しがつきません。言葉はもっと大切にして欲しいです。正直な気持ちだからいいじゃないかというご意見もあるようですが、私は福士選手のこの言葉は、彼女の正直な気持ちではなかったと思っています。「精一杯やったんだけど、ご期待に添えなくてごめんね」との気持ちもあったと思います。ご自分を責める気持ちで心が折れそうになって、泣きたい気持ち振り払うために、自分を奮い立たせるために、強がってみせた、というようなところではないかと思っています。

    言葉にもTPOがあります。 その場に相応しい礼儀や作法というものも身につけられると、本来の福士選手の良さが伝わると思います。公の場でかしこまった言葉遣いをしたからと言って、彼女の愛らしいキャラクターが死んでしまうわけでもないでしょう。

    福士選手の今後ますますのご活躍に期待したいと思います。

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