今朝、京都新聞に、「施設命名権(ネーミングライツ」の
売却対象となる施設を一定、制限していく方向だという記
事が載っていました。

この「施設命名権(ネーミングライツ」の売却は全国の自
治体に広がっているといいます。
国も自治体も借金漬けの時代ですので、そうした考えが広
がるのは、一定理解できます。

でも、京都市は世界都市です。世界中から観光客を呼び込も
うとしているのですから、施設のネーミングは大切ですよね。

昔からあった、『京都会館』。
学生の頃から『京都会館』は京都の様々な文化行事のメッカ
でした。

この「京都〇〇〇・・」というネーミングは、京都を先頭に
冠していることで、外国人にもわかりやすいと思うの
ですが、現在は『ロームシアター京都』という名称です。

売却先は、かの有名企業「ローム」
契約内容は、契約年数50年、その売却金額は
「52億5000万円」

この「52億5000万円」はどのように使われたんでしょうか。
個人の経済ならまず、借金の返済ですよね。
財産を売って消費生活を送ったのでは、ますます貧乏になるだけ
ですから。
京都市でも財政健全化に向けて、市民に納得できる形で使ってほしいです。

他には下表のような名称変更があります。

僕には、「京都市体育館」や「京都府立体育館」が思い出深いで
すが、名称が変わってしまえばその変わった世代には、新名称が
当たり前のことになるから問題なしか。

ということは、命名権(ネーミングライツ)売却はYESになるのか。
お金が入れば、京都市の財政に少しでもプラスになりますから。
(京都市地下鉄はこれまで、赤字続きで問題になってました。)

さて、このような命名権(ネーミングライツ)売却の流れの中で、
「京都市美術館」の命名権も売却しようと、行政は方針を出して
いたのですが、市議会で反対意見が強く出ました。

美術館命名権に待った! 京都市会「そぐわない」

 京都市が市美術館(左京区)の命名権(ネーミングライツ)を売却することに対し、市議会で懸念の声が上がっている。老朽化に伴う大規模改修にかかる約100億円のうち、半分の50億円程度を売却で賄う計画だが、「歴史ある美術館にはそぐわない手法」などの意見が根強い。1日から参加企業の募集を始めた市は、厳しい財政事情について理解を求めている。

 市美術館は1933年、日本で2番目の大規模公立美術館として開館した。当時の名称は昭和天皇の即位の大典にちなみ「大礼記念京都美術館」だった。終戦後の52年には駐留軍の接収解除に合わせて現在の名称となり、京都をはじめ日本の美術文化の発展に寄与してきた。

 市の計画では、命名権売却は、最長50年で総額50億円を目安とする。市美術館の総称のほか、本館、本館内の中庭、大展示室、新館、日本庭園など8施設もそれぞれ対象とする。総称は冒頭に「京都市」を冠するのが条件で、一度付けた名称は期間内に変更できない。

 一方、市によると、全国の主要な公立美術館で命名権を売却した事例はないという。8月9日の市議会くらし環境委員会でも与野党の市議から懸念や疑問が相次いだ。自民党市議は「歴史がある美術館。ネーミングライツはしっかり導入していくべきだと思っていたが、どこでもやればいいというわけではない」と慎重な対応を迫った。

 ・・・(以下略)
【 2016年09月02日 13時14分 】

 京都市は、京都市美術館の命名権売却の方針を今後も維持して、
参加企業を11月の市議会までに決定する予定です。

う~ん、売却代金がきちんと後の世代のために使われようなら、
「YES」とするか。
それに対し、無くても済ませられるような贅沢な「箱モノ」に
使われるようであれば「NO]。

ところで、売却で得たお金に印がついているわけではないので、
売却代金の使途をきちんと条例等で決めておいたらいいと思う
のですが。

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