福島県の小学校で、30代男性の常勤講師が4年生と6年生の計4人の児童に対し、「デスノートに名前を書くぞ」と発言して問題になっています。
なぜ、こんな発言をしたのかは、「児童を集中させるよう注意するものだった」ということで、そういう言い方をすれば、「子どもが関心を持つと思った」ということです。

 

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 要は、行儀の悪い児童がいて、普通に注意したのではなかなか教師の言うことを聞かないので、少し怖がらせれば、あるいは、「デスノート」という言葉に引かれて、少しは言うことを聞くのではと思ったのでしょう。

このニュースの子供がどうかはわかりませんが、一般的には小学校高学年にもなると、指導困難な子供は相当な悪ガキで、悪知恵も大人並みになります。

受け持ちのクラスをまとめて、子供たちをリードするためには、普段の教師の力量が問われます。普通に注意したのでは、言うことを聞かなくなっている現状がすでにクラス経営が上手くいっていないことを表しています。

教師は子供に優しいだけでは、上手くいきません。優しいだけでは、子供たちは教師をなめてくるのです。優しい中にも、子供たちに譲らない厳しさを持っていて、「優しいけど、怒られたら怖い先生だ」と思われる存在でないといけません。

子供に優しくすることは、教師にとって楽で簡単で気持ちの良いことですが、厳しく対応することは難しいことです。

叱りますと、子供はすねます。教師の傍によって来なくなります。教師は基本的に子供に好かれたいという願望を持っていますので、気の弱い教師はそうしたストレスに耐えられないのです。

親も似たようなところがあって、厳しく接することに耐えられない親は、溺愛にはしりがちです。

この先生は、常勤講師ということですので、「常勤講師」について少し説明します。
学校には教員採用試験に合格して採用された正規(本採)の先生がいます。それ以外に各学校に定められた教員定数を満たすために、採用試験に合格はしていないが単年度ごとに採用する先生がいて、この先生を常勤講師と呼んでいます。
 

 したがって、常勤講師さんは定数内の先生ですので、本採用の先生と同様の仕事を任され、授業を持つと同時に、担任を持ったり、生徒指導を担当したりします。しかし、採用期間は1年ですので、身分は3月末までで、4月からは常勤講師に採用されるかどうかはわかりません。もっとも教育委員会の方は常勤講師の生活権を保障するため、勤務ぶりに不都合がなければ次年度もなるべく採用する方向で考えます。
ですので、常勤講師さんは、本採用になるべく、100%、教員採用試験にチャレンジしていると言っていいでしょう。

 しかし、採用試験に合格するかどうかはわかりませんので、本採用の先生と同じ仕事を任されて多忙な生活を送りつつ、採用試験にチャレンジしていくということは大変なことです。まじめで一生懸命にやっている常勤講師の先生でも、なかなか合格せず、10年以上チャレンジしている人もいます。

 さて、話をもどします。

このニュースで問題になった常勤講師さんは、「デスノートに名前を・・・」と発言したあたり、普段の考えが少し甘い人だったことは推察できますが、特別に悪い先生ということではないと思います。それに、その発言を子供の担任さんがキャッチして、学校として対応されていますので、学校としてはちゃんとした学校だったのではないでしょうか。

で、こんな内容のニュースが、インターネットで全国に流れてしまうことも、いかにも情報社会だなと思うと同時に、少し「怖いな」とも感じました。

この常勤講師の先生が、これまで問題教師でなかったのなら、頑張って良い先生になってほしいですね。

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「デスノートに名前を書くぞ」 小学校講師が児童に発言

朝日新聞デジタル 2017年1月12日21時14分
福島県田村市の小学校で、30代男性の常勤講師が児童4人に対し、「デスノートに名前を書くぞ」と発言していたことが12日わかった。「デスノート」は人気漫画で、ノートに名前を書くとその人物が死亡するという設定。学校は不適切な発言だったとして、保護者に謝罪した。

市教育委員会によると、男性講師は昨年11月下旬~12月上旬、4年生と6年生の計4人に対し、授業で使っていた私物のタブレット画面に「デスノート」の表紙を表示させ、「名前を書くぞ」と発言したという。

男性講師は発言について「児童を集中させるよう注意するものだった」と学校側に説明。「子どもが関心を持つと思ったが、反省している」と話しているという。昨年末に児童の担任教諭が発言を把握して問題が発覚。校長は男性講師に厳重注意しているという。

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