「国民年金」という文言なら興味を持ちますが、個人には直接関係が
ないように思われる「確定拠出年金」という文言。
よって、「確定拠出年金」が何であるか、僕にはよくわかりません。

しかし、先日以下のようなニュースがありましたので、年金について
簡潔にまとめてみました。

本日午後1時、抜本的法改正成立!最速で確定拠出年金改正の重要ポイントを解説
山崎俊輔 | フィナンシャル・ウィズダム代表/お金と幸せについて考えるFP
2016年5月24日 15時5分配信
本日午後、確定拠出年金法改正案が成立
2016年5月24日午後の衆議院本会議にて、確定拠出年金法(DC法)改正案が成立しました。今回の確定拠出年金法改正は、2001年10月にスタートしたDC法の抜本的な改正を伴うもので、マッチング拠出を認めた法改正に続き、二回目の大きなてこ入れです。確定拠出年金制度とは、個人ないし会社が積立金を拠出、個人が資産運用の判断(商品選択や売買指示)を行い、その成果が個人の老後の受取額となる仕組みです。会社が退職金・企業年金制度として採用する企業型確定拠出年金と、個人が任意で利用する個人型確定拠出年金があります。

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今、20代のあなたも一読してわかる日本の年金制度

年金制度はたびたび改正もあったし、複雑で本当に解りづらいのですが
概略を把握しましょう。

1 日本の公的年金には、老齢年金として国民年金、厚生年金、共済年金があります。

私たちが、年金を受け取ることができる年齢に達したとき、
お世話になるのがこの老齢年金と言われるものです。

(老齢年金以外には、障害年金、遺族年金の3種類があります。
たとえば遺族年金であれば、一家の主が亡くなられた場合、そ
の奥さんは遺族年金を受け取ることになります。)

2 では、現在20代のあなたは将来、どの年金を受け取れるのでしょうか。

(ただし、掛け金を払わないと年金はもらえないよ。)

基本的には、下記の(1)~(3)です。
(1)自営業者の人や専業主婦→国民年金(正確には基礎年金または老齢基礎年金と言います。)
(2)サラリーマン→国民年金+厚生年金(正確には厚生年金保険といいます。)
(3)公務員→国民年金+共済年金

国民皆保険ということで、ずっと以前に法律が改正され、すべての国民が、
国民年金(基礎年金)に加入することになりました。
それまでは、国民年金と言えば、自営業者等が加入する年金制度でした。

☆1階建て部分について

そこで、この国民年金(基礎年金)は国民であれば全員が加入しているので、
公的年金制度の1階部分と呼んでいます。

☆2階建て部分について

したがって、サラリーマンは1階部分(基礎年金)+厚生年金
公務員は1階部分(基礎年金)+共済年金をもらえることになるので、
この厚生年金と共済年金の部分を2階部分と呼んでいます。
日本の公的年金制度が2階建て方式と言われるのは、ここからきています。

ちなみにこの共済年金と厚生年金はつい最近、ともに厚生年金と
呼ばれるようになりました。
(年金制度は本当によく変更があり、実にわかりにくいですね)

したがって、自営業者の人を見るとこのままでは1階部分しかなく、
満額を受け取れても現在、年額78万100円(平成27年度)です。
1ヶ月あたり約6万5千円。
今、老人世帯の貧困が社会問題になっていますが、独居老人が国民年
金(正式には基礎年金又は老齢基礎年金といいます)を満額もらった
としても、生活が大変なことはよく解ります。

上記の1階建て部分と2階建て部分は強制加入ですので、国民年金や
共済年金の掛け金を払わないよ、というわけにはいきません。
公務員やサラリーマンは給与から天引きされますからね。

ところが、自営業者やフリーターやアルバイト等の1階建て部分だけ
の人が、国民年金の掛け金を払えない状況が顕著となり、大変大きな
問題となっています。
昨今の非正規雇用の問題と絡み、国民の貧困化が進んでいる中で、
払いたくても払えない人が増えているということでしょう。
一方で、払えても、払わずに消費に回してしまう人がいることも
事実です。国民年金の掛け金は庶民にとって大きな額ですので、強
い意志で節約することができないのでしょう。

現在、自営業者等の国民年金を支払うべき人(納付を免除・猶予されて
いる人を除いた人)の納付率は2014年度はわずか63%でした。
約4割の人が払っていない!

さらに言うと、この低所得などを理由に保険料を免除・猶予されている人まで
母数に入れると、被保険者全体の納付率は40.6%しかないのです。
驚きの数字、6割の人が保険料を納めていない!

もちろん支払うべきなのに納めていない人はその分、基礎年金支給額は
減額されますし、基本的に25年以上、掛け金を払っていないと
支給自体がありません。(ただし、生年月日により特則がいろいろあり
ますよ)

☆3階建て部分についてて

さて、これまで2階建て部分まで説明しましたが、さらに老後の生活を
安定させるため、3階建て部分が制度(任意加入)として用意されてい
ます。
個人が選択できる私的年金や企業が加入する企業年金と呼ばれるものです。

私的年金には、「国民年金基金」や公務員の「年金払い退職給付」や「確
定拠出年金」等があります。ちなみには「確定拠出年金」は名前の通り完
全な拠出方式です。(賦課方式ではない)

ここで、賦課方式と拠出方式の違い。
賦課方式:加入者が支払った掛金を年金事務局が集約して、リタイアした
人に給付するという仕組み。
拠出方式:自分が支払った掛金は自分専用の口座に積み立てられ、
将来リタイアした際にはその金額が自分に給付されるという仕組み。

自営業等の人は1階部分の国民年金(基礎年金)に加えて、この
3階建て部分に相当する国民年金基金などの私的年金に任意加入
することで年金受給額を増やすことができます。
この場合、1階部分+3階部分となり、2階建て部分はありません。

若いときは老後のことなど考えないものですが、読んでいただけましたでしょうか。

 

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