オランダという国は、とてもおもしろいというか、変わった国です。

人権意識は発達しているはずなんですが、なぜか、売春を公認しているのです。

売春は女性の人権を大きく損なうものだと思うんですが、オランダの女性活動家等は声をあげないんですかね。

 

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そこで、売春OKというお国柄なんで、「自動車教習所の指導員に支払う教習代は、体(セックス)で払ってもよい」という判断が出てくるのでしょう。

例えば、女性が体を売ってお金をもらう代わりに、体を売ってその対価として「運転を教えてもらう」というだけのことなのかもしれません。

 

自動車教習の指導員が「セックス」対価に指導、合法の判断 オランダ
CNN 2015.12.26

(CNN) オランダの2閣僚は26日までに、同国議会に書簡を送り、自動車教習の指導員が運転方法を教える見返りに性的交渉を求めることは法律違反ではないとの見解を示した。
この閣僚はアルト・ファンデル・シュテイル治安・司法相とメラニ・シュルツ・ファンハーヘン社会基盤・環境相で、代替手段としての性的交渉の提供は望ましいことではないが、当事者の双方が18歳以上で指導員が提案した場合のみ認められる余地があると説明。
その上で教習代に代わる性的交渉の有無を決める主導権はあくまで運転方法を教示する指導員側にあるとし、「性的交渉が営利事業として提供された場合、それは売春になる」と主張。教習を受ける側が性的交渉を誘いかけ、その見返りにレッスンを受ける場合は違法な行為に相当するとの判断を示した。
オランダでは売春が合法化され、規制も受けている。性産業の従事者は自営業と見なされ、新聞やインターネットでの広告活動も自由に出来る。

 

ところが、この記事を読むと面白いことに、運転を教えてもらう女性(男性)から「セックスで払う」と言うとダメなんですね。

指導員の方から、「体で払ってね」といった場合だけ、OKということです。

これは、売春がOKなのは、あくまでお役所の管理下にある場合だけOKということであって、個々の女性が好きな時に好きな場所で売春をしていいということではないからでしょう。

でも、自動車学校においてどういう状況が考えられるのかな。

いくら自由の国オランダでも、一定の貞操感もあるでしょうし、恋人や夫以外の男とセックスすることを望んでいない人も多いのではないでしょうか。

 そんな時、今日の教習代は「君の体で払ってほしいんだけど、いい?」なんて指導員が言ったら、女性は頭にくるのではないでしょうか。日本だったら完全にセクハラで訴えられますよね。

一体、オランダではどういうケースがあるのでしょうか。

そこで、まずオランダの売春制度について調べてみました。

① オランダで売春が合法化されたのは、2000年からなんですね。
つまり、最近まではオランダも大方の国と同じ感覚だったということです。

②なんと、首都アムステルダムには、公認の「飾り窓地区」を再現した「売春博物館」があるそうです。
 公認の売春地区「飾り窓地区」があるのですから、興味ある人はみんなそこに行って見物すればいいので、何で「売春博物館」を作る必要があるのですかね。

家族連れで子供と一緒に行くというわけにいかないし、大人同士なら本物を見物した方が面白いと思うんですけど。公認だから、暴力団が仕切っていることもないでしょうし。

③ オランダでは、売春が職業として確立しているので、売春婦さんたちは自立していてプライドも高く、ほかの労働者と同じく、労働組合や失業手当もあるそうです。

でも「売春労働組合」って、日本に住む私にとっては、どうもなじめないですね。

次は、オランダ飾り窓地区で遊んだドイツ人、ルドルフ・グライナーさんのルポです。

〈出典:TOKANA ライター:ルドルフ・グライナー 2014.03.24〉

■オランダ飾り窓地区での体験

私もオランダやスウェーデンの飾り窓で遊んだことがあります。もう数十年前のことです。町を歩いていると、飾り窓から美しい女性が「ねえ、遊んで行かない」と声がかかります。窓は、木の板の場合はそのまま、そして、ガラス窓の場合は厚いカーテンがかかっていて、中が見えないようになっています。

ちょうど男性が出て行って、部屋の掃除が終わった部屋は、新たに窓が開きます。その時の女性の少々疲れた感じの表情は非常に魅力があります。

飾り窓に向かって合図をすると、女性は数字を言います。その飾り窓の部屋番号です。その建物の入り口に入り、2階に上がると、そこに男性がいます。「○○○号室」というと、金額を言われます。そのお金を払うと、その部屋の鍵を男性が渡してくれる仕組みになっています。もちろん、女性は部屋に閉じ込められているのではなく、内側から鍵が開くようになっています。外から開ける部屋の鍵は男性が各部屋の鍵を一つずつ持っていて、その鍵で入店を確認しているのです。そして、入店者の数に応じて女性に賃金を払うことになっているとのことです。

女性たちは、自分が持ち寄った小物や花で部屋を飾ったりすることで、ほかの部屋の女性と差をつけてゆきます。女性はなるべく、男性が居心地良くなるようにするのです。

私が相手をしてもらった女性は、

「女性が身体を売るのは良くないといいますが、それは、本当の私たちのことを知らない人たちです。普通の人たちも、男性と遊んでフラれることもあります。そんな自分のことは棚に上げて、私たちが低い意識の人間というような言い方をするのはあまり好きではありません。私たちはそんなに身分の低い仕事をしているとは思っていない。自分たちにしかできない仕事をしていると思っているのです」

…と、語っていました。

 

昔のことで、見たことも行ったこともないですが、日本の「赤線地区(公認の売春地区)」もこんなのだったんですかね。

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