先週の木曜日は日経平均が前日比およそ500円もの下落、またドル円、クロ
ス円は大きく円高に傾きました。ドル円はおよそ2円もの円高。

日銀の金融政策据え置き発表で、まさか、これほどの円高になるとは思いませんでした。

市場の分析では、FOMCが利上げを見送り、その上、日銀も市場から期待されていた
追加金融緩和を見送ったため、リスク回避のためいっきに円に資金が集まったという
ことです。
これほど敏感に市場が反応したのは、来週に控えているイギリスのEU離脱問題があるからです。
6月23日(木)のお昼頃、結論が出るようですが一体どうなるのか。私も疑心暗鬼です。

今週木曜日の円高ではFX取引で豪州ドルの買いポジションを持っていたので、すっかり
やられてしまいました。
来週、月曜日はどう動いていくのか興味深いところです。

取り敢えず、23日の国民投票に向けて円買いに傾くと考えているのですが、月曜日の
取引が待たれるところです。

イギリスのEU離脱が決まれば、株式市場は大きく下げ、為替は大きく円高に振れると
考えられています。普通に考えればそのようになるとは思いますが、相場だけは動いてみ
ないとわかりません。イギリスが離脱すると大変だ、大変だと事前にこれだけ言われてい
ると案外、相場は動かないものです。リーマンショックやギリシャ危機の時のように、市
場が予測していなかったことが起きれば大きな変動が起こるのですが。

一方、EU残留が決まれば、大きく円安に動いていくと思います。今のところ、イギリス
のEU離脱が心配されているわけですから。

さて、イギリスの国民投票の行方はどうなるのでしょうか。
今のところ、離脱派の勢いが強いようです。労働党の残留派の女性議員が殺害されたこ
とにより、残留派に同情票が集まるとの読みもありますが、私は投票結果にはあまり影
響がないように思います。

さて、離脱派に対して、キャメロン首相が強い批判をしています。

Newsweek 日本版
英キャメロン首相「EU離脱派6つのウソ」
Are Britain’s ‘Brexit’ Campaigns Really Telling Lies?
2016年6月9日(木)15時30分
ジョシュ・ロウ
<イギリスの世論調査でEU離脱支持がEU残留指示を上回ったことで、キャメロン英首相は火曜に緊急の記者会見を開いて必死の説得を行った。EU離脱か、残留かを問う国民投票は23日に迫っている。離脱派とキャメロンの主張はどちらが正しいのか>キャメロンは、EU離脱派はEUについて6つのウソをついているという。事実を検証する。

離脱派のウソ(1) EUに残留すれば、イギリスはユーロ圏諸国が財政難に陥ったときの金融支援に参加させられる。
事実) ユーロ圏諸国に対する金融支援について定めた2011年の欧州委員会の決定には、イギリスなどユーロ圏以外の国は負担を負わないとはっきり書いてある。
・・・・・・・中略

離脱派のウソ(2) イギリスは今EUへの拠出金の3分の2をリベートとして払い戻してもらっているが、離脱派は今後EUはリベートを廃止する可能性があると主張する。キャメロンはリベートは今後も変わらないと言う。「変更しようとすればイギリス首相は拒否権を発動できる。リベートを放棄できるのはイギリス首相だけだ」

事実) キャメロンの言うことが本当だ。下院図書館の調査によれば、リベートの変更にはEUの全加盟国の賛成が必要だ。独立系の調査会社フルファクトも「リベートは将来とも、イギリスの合意なしに変更できない」という見解だ。

離脱派のウソ(3) 離脱派は、EUが域外諸国と結ぶ条約に対する拒否権をイギリスが放棄したという。キャメロンは全面的にこれを否定する。「EUの正加盟国として、拒否権を放棄する話はまったくない」

事実) キャメロンとEUの合意では確かに、ユーロ圏内の統合深化のための法案に対する拒否権はイギリス首相にはない。だが、イギリスに直接影響する事柄に対する拒否権は少しも放棄していない。
・・・・・・・・・・中略
離脱派のウソ(4) イギリスはEUの予算拡大に歯止めをかけられない。
・・・・・・・中略

離脱派のウソ(5) EUに残留すればEU軍に参加させられることになる。
事実) 特定のEU加盟国同士が自発的に協力し合って国防にあたるパターンは現にいくつもある。だがフルファクトによれば、EU軍と統一防衛政策は、イギリスの合意なしでは実現し得ない。

離脱派のウソ(6) EUを離脱すればお金の節約にはなる。
事実) 離脱派は、イギリスの2015年のEUに対するネットの支出は154億ドルだという。もし離脱すれば、その分を国内の優先政策に充てることができるという。
・・・・以下略

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