安倍総理が「女性の管理職の割合を2020年までに30%にする」と宣言したことに関し
、「日本の女性管理職の割合を30%にできる可能性がある」とブルームバーグ
会長が述べました。
この記事を見て、女性が今以上に管理職に登用されることはよいことだと思い
ましたが、同時に家庭の在り方はどうしたらよいのだろうかということも考えました。
というのも、私も共働きで妻も私も管理職になりましたが、家庭を維持して
子育てをしながら生きていくということは、並大抵のことではありませんでした。

2人とも、夜は10時以降の帰りとなるのはざらで、正常な家庭生活とは言えません
でした。こんなことができたのも、子供が小さいときは同居していた私の母が献身的に
孫の世話をしてくれたからにほかなりません。下の子供が小学校高学年になった頃には
兄弟で私たちの帰りを待つことができましたが、だからといって夫婦の帰りがいつも
夜遅くなるというようなことは決してよいことではありませんでした。

女性の社会進出や女性の管理職登用について論じるときは、女性の権利擁護や
女性差別撤廃の観点から述べられることが多いのですが、家庭がある以上、夫と妻のど
ちらが重点的に家庭や子供の世話をしていくかという課題は避けて通れないと思います。
もちろん夫婦が半々受け持てばよいのですが、2人とも帰りが夜遅いということになると
誰が夕飯の準備をしたらよいのでしょうか。家庭の団らんはどうなるのでしょうか。
ですので、女性が管理職になって帰りが遅くなるようでしたら、夫が家庭を重点的に見
ていく必要があると思います。
どんな業界でも管理職ともなればこなしきれないほどの仕事があるでしょうから、管理
職は定時には帰宅できないだろうと考えています。(自分たちもそうでしたので ^^; )

さて、ぼくの関心(夫婦の働き方と家庭の在りよう)と記事の内容(安倍首相の女性管
理職30%登用)には少しずれがありましたが、記事を読んでいくとしましょう。

ブルームバーグ会長「日本が女性管理職の割合を30%にできる可能性」
Forbes JAPAN 6月3日(金)16時0分配信2001年よりグローバル金融テクノロジー企業「ブルームバーグ」の取締役会長に任命され、社内のダイバーシティ・マネジメントなどの整備を牽引したピーター・T・グラウアー。現在も会長としてブルームバーグの顔であり続ける氏に、ダイバーシティの構築方法やグローバルリーダーに必要な資質を聞いた。——実は私は15年ほど前にブルームバーグで働いていたのですが、とても働きやすい会社でした。というのも、上司が全員女性で、女性が働きやすいシステムがきちんと整っていたからです。ブルームバーグでの経験は、私のその後のダイバーシティ・マネジメント観に大きな影響を与えました(インタビュアー:谷本有香ウェブ編集長)。・・・・・・・・・
——ブルームバーグでは、ダイバーシティの促進や均等雇用は、具体的にどのように構築されたのでしょうか?
P.G.:ダイバーシティに対しての思考や行動を変化していくためには、シニアリーダーたちがイニシアティブを取ることが重要です。2年ほど前、私はブルームバーグの創業者であるマイケル・R・ブルームバーグに「ダイバーシティは私が個人的に率いていきたい。シニアレベルで根づかせて、組織を変えたい」と直接伝えました。
・・・・・・・・
・・・・・・・・・
——なるほど。日本でも先ごろ、安倍晋三総理が「女性の管理職の割合を2020年までに30%にする」と宣言しました。これを達成するためには、一体どのようなことが必要だと思われますか?

P.G.:安倍首相のように素晴らしいリーダーシップを持った方が、地面に楔を打ち込むように積極的な女性登用を推進するということは非常に有益だと思いますし、重要なことです。ただ、ひとつ言えるのは、「2020年までに30%にする」というのはターゲットの設定であって、そのゴールに向かってとにかくやり続けることが大切です。また、法律でどうこうできるようなものではなく、あくまでも人々の行動が変化していかなければならないものであって、そういった変化が起きやすい、受け入れられやすい環境を国がつくるということが肝心です。成功すれば、日本のみならず、他国にも良い先例をつくることになるでしょう。
・・・・・・・・
——「グローバルリーダー」ということでは、必要な資質は違ってくるとお考えですか?
P.G.:いや、いずれにせよ、リーダーになるということは膨大なエネルギーが必要とされます。その重責に耐えられるタフさがあれば、どこでも通用するかもしれません。
・・・・・・・(以下略)
Forbes JAPAN 編集部

このように安倍首相が、女性管理職登用を30%にまで持っていくという目標を設定されて
いますが、ただ数字だけ達成ということはできません。先に書いたように子供の世話を誰が
するかということさえ、解決できていないのですから。 保育所の不備で待機児童が大勢お
り、女性が働きに出られないという問題は今に始まったことではありません。そして保育所
を増設するには、保育士の待遇改善など税金を必要とする難問が待ち受けています。

女性管理職を増やしたり、女性の社会進出を促進することは望ましいことですが、整備すべき
課題がまだまだ多いですね。

ところで、「ダイバーシティ」とは

ダイバーシティという言葉を僕は初めて知りました。まずイメージしたのは、
ダイバー(潜水する人)。でもそんなわけはありません。
「ナビゲート ビジネス基本用語集」で調べました。

ダイバーシティ

ダイバーシティとは、多様な人材を積極的に活用しようという考え方のこと。 もとは、社会的マイノリティの就業機会拡大を意図して使われることが多かったが、現在は性別や人種の違いに限らず、年齢、性格、学歴、価値観などの多様性を受け入れ、広く人材を活用することで生産性を高めようとするマネジメントについていう。 企業がダイバーシティを重視する背景には、有能な人材の発掘、斬新なアイデアの喚起、社会の多様なニーズへの対応といったねらいがある。

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