フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦フランス杯で、浅田真央(中京大)さんは、総合9位に終わりました。

浅田真央、涙の9位「全て失われた」 フィギュア仏杯

朝日新聞デジタル 11/13(日) 6:34配信

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦フランス杯は12日(日本時間13日)パリで女子フリーがあり、ショートプログラム(SP)8位だった浅田真央(中京大)は3回転ジャンプ四つが2回転になるなど大崩れし、100・10点で10位。合計161・39点で総合9位に終わった。演技後はこらえきれずに涙をこぼし、「全て失われたので、これからもう一度作り上げないと」と声を震わせた。

SP5位の樋口新葉(東京・日本橋女学館高)はジャンプのミス一つに抑え、スピードある演技を披露。129・46点で3位。合計194・48点とし、シニアGPデビューで総合3位に入った。15歳の樋口は「今までで1番良かった。ホッとしています」とにこやかだった。

永井優香(東京・駒場学園高)は合計159・49点で総合10位。「たくさん考えて自分の答えを見つけたい」と話した。昨季世界女王のエフゲニア・メドベジェワ(ロシア)がSPに続いてフリーでも1位になり合計221・54点で優勝。今季GP2勝目を挙げてGPファイナル進出を決めた。

 

浅田真央さんはフリーで大崩れして、総合9位という不本意な結果となり、「全て失われた」と話しました。「残念!」

浅田真央さんは、とても真面目な人です。これまでのインタビューとか、出演したトーク番組での発言をみると誠実で良い人だということがわかります。

 

〈スポンサーリンク〉

 

そこで、50年以上、剣道を修行してきた私が、“勝負という観点”でこの発言をひも解くと、残念ながらとても後ろ向きの発言だと言わざるを得ません。

もし次の勝負にかけるなら、今回の結果なんぞ知らんぷりして、「今日は、後輩に勝ちを譲ってやったわ」と平気でうそぶくらいでないとダメなんです。

「剣道」と「フィギュアスケート」は競技として見れば全く別物ですが、これを勝負という観点で見ると、共通点があるのです。

それは、「心の問題」です。

自分の心にゆとりがあって、なにものにも動じない完ぺきな自信があれば、相手の動きがよく見えてきます。

そうではなくて、自信がなければ不安が心を覆い、相手が見えなくなります。本来持っている力を出し切ることができないのです。

フィギュアスケートの3回転ジャンプや4回転ジャンプはリスクが大きいでよね。リスクを取って、高得点を狙っていくには強い自信と決断力が必要です。

「今日の私は成功するだろうか?」と少しでも心に疑念が生じれば、身体の動きに大きく影響するはずです。

フィギュアスケートのように全身を使って飛び回るような競技では、そうした心の動き・心のバランスがものすごく身体の動きに影響するのではないかと考えています。

ところで、勝ち負けというものは、どちらに転ぶかわからないというギリギリのところで決します。

剣の立ち合いで言えば、自分が勝つ間合いは、相手の剣もとどく間合いですから、自分が先に相手を切るか、自分が切られるかは、もうギリギリのところなんです。自分を安全圏においたまま、相手には勝つという局面はないのです。

さて、フィギュアスケートの場合、現役選手の年齢はとても若いですね。

浅田真央さんの成績を見ても、今よりも若いときの成績の方が良いです。

浅田真央さんのこれまでの成績〈出典:Wikipedia〉

オリンピック
銀 2010 バンクーバー 女子シングル

世界選手権
銀 2007 東京 女子シングル
金 2008 ヨーテボリ 女子シングル
金 2010 トリノ 女子シングル
銅 2013 ロンドン 女子シングル
金 2014 さいたま 女子シングル

四大陸選手権
金 2008 高揚 女子シングル
銅 2009 バンクーバー 女子シングル
金 2010 全州 女子シングル
銀 2011台北 女子シングル
銀 2012 コロラドスプリングス 女子シングル
金 2013 大阪 女子シングル

グランプリファイナル
金 2005 東京 女子シングル
銀 2006 サンクトペテルブルク 女子シングル
銀 2007 トリノ 女子シングル
金 2008 高揚 女子シングル
金 2012 ソチ 女子シングル
金 2013 福岡 女子シングル

世界ジュニア選手権
金 2005 キッチナー 女子シングル
銀 2006 リュブリャナ 女子シングル

ジュニアグランプリファイナル
金 2004 ヘルシンキ 女子シングル

 

競技選手というものは、いつまでも自分の競技を続けていきたいものですが、いつかはどこかで引き際を考えなければなりません。

フィギュアスケートの性格上、他競技より早めの引退になるのは止むを得ないことだと思います。

 

〈スポンサーリンク〉