「チバニアン」って聞いたことない。チバニアンとは何?

「チバニアン」って何?

知っている人、どれくらいいらっしゃるのでしょうか。取り敢えず、「チバ」から「千葉

県」だけは連想したのですが。

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チバニアンとは

恐竜で有名な「ジュラ紀」や「白亜紀」とかという名称(地質年代という)はよく知られ

ていますが、この地質年代の名称にこの度、日本発祥の名称「チバニアン」が認定される

かもしれないという話です。

で、チバニアンは名称の「チバ」のとおり、千葉県に存在する地層から名付けられている

そうです。

では、千葉県にあるチバニアンと言われている地層は何が特徴的なのでしょうか。

さて、チバニアンは何が重要

『地層の千葉セクションでは、77万年前に磁場が逆転したことを示す痕跡が鉱物などに

良好な状態で残っている』ので重要ということです。

地質年代に 77万年前、磁場逆転の痕跡
毎日新聞2017年11月13日 20時30分(最終更新 11月14日 02時37分)

地球のN極とS極が最後に逆転した痕跡を示す千葉県市原市の地層について、国際地質科学連合の作業部会が、77万年前~12万6000年前(中期更新世)を代表する地層として内定した。正式認定されれば、中期更新世が「チバニアン」(ラテン語で「千葉時代」)と命名され、地球の歴史を分類する地質年代に「千葉」の名前が刻まれることになる。地質年代に日本にちなんだ名称が付くのは初めて。

チバニアンについては、茨城大と国立極地研究所などが6月、同県市原市の養老川沿いにある地層「千葉セクション」の分析結果を基に、中期更新世を代表する地層として命名を申請。イタリアもイオニア海の近くにある2地層「イオニアン」を申請していたが、日本の申請が同連合での1次審査を通過したことを極地研などが13日発表した。

票が小差なら決選投票になる可能性があったが、部会メンバーのうち6割以上が日本を支持したため、1回で決着したという。

同連合は残る2回の上位部会と総会を経て、来年にもその時代を代表する「国際標準模式地」に正式認定する方針。内定が覆る余地はあるものの「千葉」の名前が地質年代に刻まれる可能性が高い。

地層の千葉セクションでは、77万年前に磁場が逆転したことを示す痕跡が鉱物などに良好な状態で残っているという。地球の磁場を示すN極とS極は過去360万年の間に計11回、逆転したと考えられ、この地層はその最後の逆転を示す証拠とされる。磁場の逆転は、地球中心の核が影響しているとみられるが、原因は解明されていない。中期更新世は最後の逆転を「境界」にすることが決まっており、同連合が日本、イタリアの申請を審査していた。

過去には作業部会の内定が最終段階で覆ったケースもあるため、研究グループの岡田誠・茨城大教授は「ひとまずほっとしているが、まだ審査は続くのでしっかり対策を立てたい」と話している。

門外漢としては地質年代の命名権が日本に与えられたとして、「それでどうなの」という

部分もあるのですが、日本の研究者にとっては栄誉であり、大いに励みになることでしょ

うね。

最近、化学分野でも、日本の研究チームの作った原子番号113番の原子が世界に認め

られた結果、命名権を与えられ、ニホニウム(Nh)という名前になりました。

子どもたちにも科学への夢を抱かせますので、教科書にもすでに掲載されています。

地質年代とは

46億年の地球の歴史を、当時の生態系や気候変動などを基に115に区分したもの。大きな区分では、恐竜が繁栄した「ジュラ紀」や「白亜紀」などが有名。国際地質科学連合は、各時代の境界となる最も代表的な地層を「国際標準模式地」として世界で1カ所だけ選ぶ。選ばれれば、その地名にちなんだ地質年代をその国で命名でき、「黄金のくい」を表す「ゴールデンスパイク」が現地に打たれる。

ところで、「過去には作業部会の内定が最終段階で覆ったケースもある」ので、研究グル

ープの岡田誠・茨城大教授が心配していた(昨年11月)のですが、その心配が今回現実に

なってきたようです。

岡田誠・茨城大教授のチバニアンに対して、意義を申し立てたのは外国の研究チームでは

なくて、なんと日本の研究チームなんですね。イタリアの研究チームの異議かと思いまし

た。

何でも、岡田誠・茨城大教授たちが、地層「千葉セクション」(千葉県市原市田淵)とは

別の場所(千葉セクションからから約2キロ離れた別の地層)のデータを使用しているの

で、ダメだと異議を唱えているのだそうです。

国内から異議が出ている辺り、競争の激しさや研究者の名誉欲を感じますが、科学研究の

世界も、競争が激しくて大変ですね。

山中伸弥 iPS細胞研究所長がノーベル賞を受賞したときも、「すでに iPS細胞を使って

臨床実験をしている」とか何とか言ってマスコミに取り上げられた変なおっさんもいた

し、理化学研究所・小保方晴子氏のSTAP細胞事件もありましたよね。

私的には、STAP細胞事件がなぜ起きたのか未だに謎なんですが、理研の研究者たちが

功を焦って、小保方晴子氏の研究をよく確かめもせずに発表してしまったんでしょう。

<チバニアン>審査中断の異議否定 反論文書を提出
5/18(金) 18:48配信 毎日新聞

中期更新世(77万年前~12万6000年前)の地質時代を「チバニアン」(ラテン語で千葉時代)と命名するかどうかを決める国際学会の審査が中断している問題で、申請した研究チームが18日会見し、「科学的に正規の手順を踏んでおり、疑義はまったくない」と中断のきっかけとなった異議を否定した。また同チームは、国際学会が求めていた反論文書を17日に提出したことも明らかにした。

研究チームは、別の国内団体が異議を唱えた、地層「千葉セクション」(千葉県市原市田淵)から約2キロ離れた別の地層のデータ使用について、「複数の地層のデータを使うことは地質学的に全く問題ない」と説明した。データ使用など一連の経緯については、論文が学術誌に掲載され、既にすべて公開されているという。

反論文書には、研究チームの主張を支持する日本学術会議の分科会や渡部芳夫・日本地質学会長のコメントも添付している。研究チーム代表の岡田誠・茨城大教授は「異議は全く事実無根だ。(チバニアン命名が)国際学会に必ず承認されると信じている」と述べた。

「チバニアン」(ラテン語で千葉時代)は昨年11月に話題に

千葉県市原市の地層「千葉セクション」が、115に区切られた地質年代のうち、77万

年前~12万6000年前(中期更新世)を代表する地層であると国際学会の作業部会で

認められ、46億年にわたる地球史に日本の地名が初めて刻まれる可能性が高まったから

です。

岡田誠・茨城大教授の研究チームは、苦労の末、地磁気逆転の証拠を集め、やっと命名権

が得られそうになったのに、膝下の日本から疑義が出たのは何とも残念。

〈出典:幻の科学技術立国第1部 「改革」の果てに/3 外部資金獲得に追われ 「チバニアン」の裏側 科研費採択25%「狭き門」毎日新聞2018年4月19日 東京朝刊〉

国際学会を納得させた証拠を集めたのは、岡田誠・茨城大教授(53)を中心とした研究チームだった。しかし、「日本初」の栄誉に浴した岡田さんたちでさえ、なかなか研究費に恵まれず、「綱渡りの連続だった」と明かす。

千葉セクションは、77万年前の最後の地磁気逆転の痕跡が明瞭に残る。世界でも珍しい地層だが、年代特定の補強材料となる化石や花粉などのデータは乏しかった。だが、大学から配分された予算では、こうした分析をする余裕は「全然なかった」(岡田さん)。

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