統合失調症の娘が衰弱死、両親を監禁と責任者遺棄致死罪で起訴

昨年末、我が娘をわずか2畳の狭い部屋に16年間も閉じ込め、餓死・凍死させた事件につ

いて、『女性凍死事件~16年も親に監禁された子の哀れ、両親は何を望んでいたのでしょ

う?(追記)』という投稿をしました。

さて、その両親が起訴されました。

14歳で身動きせぬ統合失調症の症状 衰弱死、両親起訴
1/24(水) 19:14配信 朝日新聞デジタル

大阪府寝屋川市の住宅内のプレハブの小部屋で柿元愛里さん(33)が衰弱死した事件で、小6で学校を休み始めてから愛里さんの病状が悪化し、14歳のころには、不自然な状態のまま身動きしない、統合失調症にみられる症状が目立つようになっていたことが、捜査関係者への取材でわかった。その後約3年間にわたり、病院には連れて行かれなかったという。

府警は、早期に治療を受けられなかったことがどう影響したかなどについて複数の専門家に意見を聴きながら経緯を捜査。大阪地検は24日、父泰孝容疑者(55)と母由加里容疑者(53)を監禁と保護責任者遺棄致死の罪で起訴した。起訴状によると、07年3月から愛里さんをプレハブの小部屋に監禁し、昨年12月に低栄養などで凍死させたとされる。処分保留としていた死体遺棄容疑については不起訴とした。

事件の経過を振り返ります。

2畳に簡易トイレ、会話はスピーカー越し 寝屋川監禁死
2017年12月26日19時42分 朝日新聞デジタル

大阪府寝屋川市の自宅に長女(33)の遺体を遺棄したとして、会社員柿元泰孝容疑者(55)と妻の由加里容疑者(53)が23日に死体遺棄容疑で逮捕された事件。大阪府警によると、長女には精神疾患があったといい、両容疑者は「暴れるので16、17歳の頃から自宅内に造ったプレハブの部屋に入れていた」と供述しているという。

府警によると、両容疑者は18日ごろに自宅内で死亡した長女の愛里さんの遺体を遺棄した疑いがある。両容疑者は18日に遺体を見つけ、23日に寝屋川署に出頭した。愛里さんは死亡時、身長約145センチ、体重は約19キロで低栄養状態だった。司法解剖の結果、死因は凍死で、体の脂肪が極度に少なくなり、体温を保つ機能が低下していたという。

捜査関係者によると、愛里さんは自宅の中にプレハブで仕切られた広さ約2畳の部屋に閉じ込められていたとされる。プレハブの内側には簡易トイレや監視カメラを設置。このカメラのモニターとスピーカーなどを通して会話ができるようになっていた。外側から施錠する構造で、窓はなかった。外側に設置した給水タンクからチューブを通して水を飲めるようにしていた。冷房が設置されていたが、暖房はなかった。

両容疑者は逮捕後、「気が動転…(以下略)

そして2日後のニュースで、夫婦は次女の説得で自首したことがわかりました。

「警察に行かなあかん」次女が両親説得 長女遺棄事件
2017年12月28日04時04分朝日新聞デジタル

大阪府寝屋川市の自宅で衰弱死した柿元愛里さん(33)の遺体が遺棄された事件で、会社員の父親泰孝容疑者(55)=死体遺棄容疑で逮捕=と母親の由加里容疑者(53)=同=が「次女に相談し、説得されて自首した」と話していることが、捜査関係者への取材でわかった。

府警によると、両容疑者は18日朝、自宅内に造ったプレハブの部屋の中で、監禁していた長女の愛里さんが死亡しているのを発見したが、そのまま遺体を放置した疑いがもたれている。両容疑者は、家を離れて現在は別の場所に住む次女に愛里さんが死亡した状況について説明。「警察に行かなあかん」と説得されたことから、23日に寝屋川署に自首したという。

捜査関係者らによると、一家は1995年、次女を含む4人でこの家に引っ越してきた。愛里さんは地元の小学校に通っていたが、6年の頃に精神疾患の診断を受けた。中学校にはほとんど通っていなかった。両容疑者は府警に対し、愛里さんが暴れるため、16、17歳の頃からプレハブに閉じ込めるようになったと説明。次女はこの後に転居しているという。

府警は27日、両容疑者の自宅の現場検証をした。

上記のような環境に我が子を監禁せざるを得なかった事情とは、一体どんなことだったの

でしょうか。

『14歳のころには、不自然な状態のまま身動きしない、統合失調症にみられる症状』が

現れたとありますが、統合失調症というものは、これほど残酷な対応をしなければならな

いものなんでしょうか。

次に統合失調症の症状の一部を引用します。

〈出典:統合失調症ナビ

感情表現が乏しくなったり、意欲が低下する陰性症状

陰性症状は、感情の平板化や意欲の減退、思考の低下などの症状です。多くは陽性症状に遅れて現れます。

<感情の鈍麻・平板化>喜怒哀楽の表現が乏しくなる

単なる気分の高揚や落ち込みではなく、感情そのものの表現が乏しくなります。
他の人と視線を合わせなくなり、動きのない表情をします。他の人の気持ちに共感したりすることも少なくなり、外界への関心を失っているようにみえます。

<意欲の減退>意欲や気力が低下する

自ら、何らかの目的をもった行動を始めたり、それを根気よく持続することができなくなります。学校の勉強や仕事など何事に対しても意欲や気力がわかず、周りのことに興味や関心を示さなくなります。
集中力も低下し、一度に多くの物事に対処するのが困難になります。

<思考の低下>会話の量が減り、空虚な内容になる

思考力が低下し、会話の量が少なくなります。
話しかけても、短くて素っ気ない内容の、途切れとぎれの返事になります。あるいは、まったく答えられないこともあります。

<対人コミュニケーションの支障>人との関わりが減り、自閉的になる

他の人との関わりを避け、自室に引きこもるなどの生活になることがあります。多くの場合、1日何をすることもなくぼんやりと過ごし、社会性が低下します。

「不自然な状態のまま身動きしない」症状とは、上記症状がもっとひどくなった状態なん

でしょうか。

両親は、そうした病気の娘さんをもう見ることさえ、つらくてできなくなり、監禁してし

まったのでしょうか。

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