東京オリンピック開催は大勢の皆さんが、真心で招致活動に取り組んだ結果、得られたも
のだと思うんだけど、肝心要のところで疑惑が生じて、竹田会長がフランス当局に逮捕さ
れる可能性も出てきました。
シンガポールの怪しげなブラックタイディングス社(ペーパーカンパニーだった)にオリ
ンピック招致委員会から、汚職を疑われるような大金が振り込まれていたことは、多くの
招致関係者・協力者は知らなかったことだと思う。今になってこんなことになり、ホン
ト、お気の毒です。
ちなみに、この「ブラックタイディングス社」の実状を伝える記事。
(日本からシンガポールの「ブラックタイディングス社」に大金が送金されたという情報をキャッチした新聞記者がすぐにそこを訪れる。)
シンガポールの最大手新聞社、ストレーツ・タイムズ紙記者のメイ・チェン氏が言う。
・・・・
「しかし、(シンガポールの所在地に)到着して驚きましたよ。会社はダコタ・クレセントという地域のアパートの一室にあったんですが、低所得者層が多く住む建物で、正直に言って、『まともなコンサル会社』にふさわしい場所とはとても思えなかった」
そもそも、この件は東京五輪開催が決まった2013年当時から話題になっていたんだけど、
竹田JOC会長が逮捕・有罪になったら、東京オリンピックの扱いはどうなるのというこ
とが大変気になります。
このことで検索するとほぼ唯一、2016年のネット記事がヒットしました。
不正支払い認定ならロンドンで代替開催の可能性
ただし、これは2016年当時の記事です。
現在、東京オリンピックは来年ですし、どうなるんでしょうか。
2020年東京五輪消滅か、不正支払い認定ならロンドンで代替開催の可能性
2016年5月16日22:05 by shishimaru先日から話題となっているJOCによる不正支払い問題で、東京オリンピック自体が消滅する可能性が浮上しました。詳細は以下から。
イギリス・Daily Mail紙の報道によると、2020年のオリンピック候補地選定で東京に敗れたイスタンブールへの誘致活動を進めてきたトルコのオリンピック委員会の副事務総長・Yalcin Aksoy氏は、フランス検察当局が進めている日本側の不正支払い疑惑について、まだ証明されたわけではないとコメントしたそうです。
その上でAksoy氏は事態の深刻さを挙げ、もし不正な支払いが認定された場合は東京は開催地の権利を剥奪されるべきとした上で、2020年のオリンピックは準備が間に合わないイスタンブールやマドリードではなく、準備が整いやすいロンドンで開催すべきという認識を示したとのこと。
ちなみに今回の不正支払い疑惑の発端となったイギリス・ガーディアン紙の報道について、東京オリンピック組織委員会は以下のようなコメントを発表。
「招致プロセスは招致委員会が取り組んだもので、東京2020組織委員会自体は関与していない」というものですが、竹田恆和氏や森喜朗氏など、招致委員会と組織委員会の主要メンバーは重複しており、あまりにもお粗末な言い訳です。
・・・・・・・
これまで、日本は「日中戦争開戦」のために、オリンピックを開催できなかったことがあ
ります。「幻の東京オリンピック(1940年)」
オリンピック誘致はいいことだから汚職もOKとはならない
日本の法律があり、フランスにはフランスの法律があるので、やったこと、事実に基づい
て判断するしかないですよね。
もし、竹田JOC会長が逮捕・起訴・有罪となれば、IOCには誘致に関する規則がある
はずなので、その規則に基づいて方向性が決まるはず。
ただ、東京ではオリンピック関連施設の工事はかなり進んでいますので、2016年当時とは
状況が違っています。
IOCの規則通りにはならないかもしれないけれど、それはそれで法令を遵守して、手続
きを踏んで東京開催をどうするかを決めていくべきでしょう。
結論としては、汚職疑惑がどうであれ、IOCは東京で開催するしかないと思うんですけ
ど。
今後のオリンピック開催地について
もう、招致合戦は止めましょう。
開催地に当選した場合は大いに盛り上がるけど、落選したらその真逆です。
公務員の仕事はイベントの誘致活動より、もっと市民のためにやることがあるはずです。
開催地を投票で決めるから、疑惑・不正が生じるのです。
IOCの誘致基準を満たす国・都市なら、立候補地どうしの抽選で決めましょうよ。
じゃんけんとか。😅
コメント