本日(3月24日)、元名古屋大女子学生の放火、タリウム投与、殺人の判決があります。現在、主文は後回しにして、裁判長の理由説明から始まっています。
女子学生は、現在も、殺人願望を包み隠さず正直に語っています。
これほど、殺人をしたくてたまらないという人間の精神構造は一体どうなっているんでしょうか。レイプ犯については、本能である性欲がその動機となっていることは容易に想像できますが、殺人をしたい欲求なるものが人間にあるものなんでしょうか。
普通、殺人の動機としては、強盗殺人とか恨みとか、男女関係の清算とかいろいろありますが、なんの関係もない人をただ「人間を殺したい」という欲求だけで殺してしまう人間がいることには驚きを禁じえません。一言で言えば、人間として明らかに精神異常者ですが、いわゆる心神喪失者として刑事罰を阻却するには当たらないでしょう。
それに、被告の元女子学生は、「現在も人を殺したいという欲求があり、今後も殺人を犯さないという自信がない」と言っていることから、こんな人間を社会に放つわけにはいかないでしょう。
刑の言い渡しは果たしてどうなるでしょうか。検察の求刑は「無期懲役」ですが、市民感覚で言えば、死刑相当でしょう。
(3月25日追記)
名古屋地裁の判決は求刑通り、無期懲役でした。「無期」というのは終身刑ではなく、懲役期間を定めないというだけですから、実質、早く出所してくることもあり得ます。
元女子大生の「今でも、週に1回は、人を殺したくなる」という言動からは、犯行に対する反省は全くなされていません。
判決の言い渡しにおける裁判長の「あなたなら、社会復帰ができるはず」という発言は、現段階では軽すぎると思いますね。
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