少年刑務所で80代の受刑者が死亡。少年刑務所になぜお爺さん受刑者が?

佐賀少年刑務所で、80代の男性受刑者がけいれんを起こし、搬送先の病院で死亡したと

いうニュースがありました。〈少年刑務所の80代受刑者、けいれん起こし死亡 2/17(土) 佐賀新聞〉

狭心症もあり、歳も歳だから、病死だったのかもしれません。

ところで、なぜ少年刑務所に、80代の高齢男性受刑者が収容されていたのでしょうか。

「少年刑務所」という名称と80代受刑者に違和感があります。

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少年刑務所とは

少年刑務所は刑事施設の一つで、他の刑事施設としては、よく知られている刑務所や拘置

所があります。

少年刑務所は、名前の通り、少年の刑事犯を収容する施設です。

少年の刑事犯については、本来、「少年法」が優先的に適用されます。

ですので、家庭裁判所の審判によって処遇が決まります。(少年院等)

少年法は、刑法犯である少年を教育で矯正していこうという理念で作られている法律です

ので、成人に対する懲役刑のような懲罰的要素は薄くなります。

しかし、少年(14歳以上)が殺人等の重罪を犯した場合は、家庭裁判所の審判におい

て、成人と同じ刑事処分が相当であると判断されて、事件が家庭裁判所から検察官に送致

されることになります。

いわゆる「逆送」というものです。

こうして、「逆送」された少年が、有罪の確定判決を受けると、少年刑務所に収容される

ことになります。

少年刑務所の実情

少年刑務所では成人の収容される刑務所よりは、多少教育的要素が強調されるようです。

少年刑務所は、男性の少年受刑者を収容し、処遇を行います。

女性専門の少年刑務所はありません。

したがって、女性が少年の場合は、女性の成人受刑者と同じ女子刑務所に収容されます。

少年刑務所には何歳の受刑者が収容されているの

本来は、名称通り、20歳未満の少年受刑者を収容するところですが、実際は26歳未満の

成人受刑者も受け入れており、実際の被収容者は成人受刑者が大部分を占めています。

つまり、重罪を犯した少年受刑者の数が少ないので、空いたところに成人受刑者も受け入

れているということになります。

重罪を犯した少年受刑者が満員になるようでは、世の中、物騒で困りますよね。

さらに、施設によっては26歳以上の受刑者も多く収容されているということです。

佐賀少年刑務所の80代受刑者は、この例だったんですね。

こんなわけで、少年刑務所には、少数の少年と多数の成人受刑者が収容されているので、

少年受刑者とそれ以外の受刑者を分離収容して、少年受刑者には教育的処遇を特別におこ

なっています。

全国に6施設ある少年刑務所

函館少年刑務所(北海道函館市金堀町)
盛岡少年刑務所(岩手県盛岡市上田字松屋敷)
川越少年刑務所(埼玉県川越市南大塚)
松本少年刑務所(長野県松本市桐) -施設内に公立中学校がある[1]。
姫路少年刑務所(兵庫県姫路市岩端町)
佐賀少年刑務所(佐賀県佐賀市新生町)

かつて存在した少年刑務所

水戸少年刑務所(茨城県ひたちなか市) – 分類級の変更
奈良少年刑務所(奈良県奈良市般若寺町)

以上、少年刑務所について取り上げましたが、こうした施設とは縁のない生活を送りたい

ものです。

【言及した記事】
〈少年刑務所の80代受刑者、けいれん起こし死亡 2/17(土) 11:24配信 佐賀新聞〉

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