松戸女児殺害事件…殺害方法が残虐でないので殺人犯の命は守るという判決

これまでもこのブログで書きましたが、強盗や性犯罪など自分勝手な欲望で人を殺したら

もう、その罪を償うことは不可能だと思います。

命を絶たれた大切な家族はもう二度と帰って来ないのですから。

被害者遺族は心を癒やされないまま、苦しんで生きていかざるを得ないのです。

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千葉地裁判決・無期懲役について

そうした被害者の心情から考えると、今回の松戸女児殺害事件(リンちゃん殺害事件)の

千葉地裁の判決は間違っているんじゃないかと思えて仕方がありません。

判決理由は、「反省の態度は皆無」としておきながら、「犯行の残虐性が不十分」だか

ら無期懲役だと言うのです。

でも、そもそも、抵抗することが不可能なわずか9歳の女の子を大人が殺すこと自体、十

分に残酷であり、残虐な行為だと思うのですが、どうなんでしょう。

それを「反省の態度は皆無」と言いつつも、殺し方が優しかったので死刑にはしないと言

っているのと同じではないでしょうか。

殺されたリンちゃんは、大人が想像もつかないような恐怖を味わったはずです。

それなのに、裁判長は「殺され方はまだ残虐ではない」と言っているのです。

一体、裁判長は、リンちゃんがどんな殺され方をしたら残虐だとお思いになるのでしょう

か。

即死させたら優しい殺し方だから、情状酌量の余地ありとでもおっしゃるんでしょうか。

結局、「永山基準」を死刑の判断基準にしているから、変な判決が出てくるのではないで

しょうか。

そもそもこの「永山基準」なるものは正しいものなんでしょうか。

永山基準
1968年に4人をピストルで射殺した永山則夫元死刑囚(事件当時19歳、97年に死刑執行)の裁判で、最高裁が83年に示した死刑適用の基準。動機や殺害方法の残虐さ、遺族の被害感情、殺害された被害者の数、被告の年齢、前科、犯行後の情状など9項目を総合的に考慮し、他事件との刑のバランスなどの観点から「やむを得ない」ときに死刑の選択が許されるとした。 (2016-06-17 朝日新聞 朝刊)

被害者の数でいうと、4人ということになります。

4人殺したら、裁判官は自信を持って死刑判決を言い渡せるということでしょうか。

でも、死刑制度を国民の多くが支持している日本において、「4人殺さないと死刑の資格

なし」っておかしくないですか。

基本、命の重さは1対1でしょう。

松戸女児殺害事件の被告・元保護者会長が犯人だとして、無期懲役はあまりにもお役所的

な判断だと思いました。裁判員の方々はどう、判断なさったのでしょうか。

永山基準では、「やむを得ない」ときに死刑の選択が許されるということですが、もっと

積極的意義においてに死刑制度を活かすべきだと思います。それは多くの被害者遺族が事

件に区切りをつけて、一歩を踏み出すことにつながると思えるからです。

自分で仇討ちなどできませんから、それを国家が仇討ちをしてくれるという積極的な意義

があるように思えるのです。

ヨーロッパ先進国では死刑制度は廃止されていますが、ヨーロッパ諸国の殺人事件の被害

者遺族の気持ちはどういうものなんでしょうか。

やっぱりキリスト教の影響で、日本人とは違った被害者感情なんでしょうか。

今日は意見の分かれる微妙な問題について、被害者の立場に立って考えてみました。

松戸女児殺害
元保護者会長に無期懲役判決 千葉地裁
毎日新聞2018年7月6日 15時20分(最終更新 7月6日 19時51分)

千葉県松戸市立小3年、レェ・ティ・ニャット・リンさん(当時9歳)=ベトナム国籍=が殺害された事件の裁判員裁判で、千葉地裁は6日、殺人など四つの罪に問われた女児の通学先の元保護者会長、渋谷恭正被告(47)に対し、無期懲役(求刑・死刑)を言い渡した。野原俊郎裁判長は「犯行は卑劣かつ悪質。動機も身勝手」と非難した一方、「死刑がやむを得ないとまでは言えない」と述べた。無罪を主張していた弁護側は即日控訴した。

「反省の態度は皆無」
被告が犯人かどうかが最大の争点だった。判決はまず、被告の軽乗用車内に女児と同じDNA型の血液が広範囲に付着していたことなどから、「被告が犯人であることが非常に強く推認される」と指摘。「捜査機関が被告のDNAを混ぜた可能性がある」との弁護側の主張は、「抽象的な可能性を示しているだけだ」として退けた。

その上で、被告が保護者会長として見守り活動をしていたことなどから、「社会や学校に与えた衝撃や混乱は計り知れない。女児の恐怖感や絶望感も甚大」と強調。「証拠は捜査機関の捏造(ねつぞう)」「被害は親の責任」といった法廷での被告の発言を捉え、「反省の態度は皆無だ」と厳しく非難した。

一方、検察側が死刑とすべき根拠に挙げた計画性については「たまたま女児と会って犯行に及んだ可能性が否定できない」と述べ、さらに「殺害方法が残虐とは言えない」として、同種事案の量刑傾向を考慮しても無期刑が相当と判断した。

判決によると、昨年3月24日、女児宅周辺でわいせつ目的で女児を連れ去って窒息死させ、同県我孫子市の排水路脇に遺棄した。

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