高校バレー部員がコーチに蹴られ負傷~女子マネージャーと交際したから!

この足利工大高校バレー部コーチによる部員への暴力は、横綱日馬富士の貴ノ岩に対する

暴行傷害事件と似ていると思いました。

地位・力関係に大きな差がある人間関係の中で、上位の者が下位の者に対して一方的に暴力

をふるって自分の考えを押し付けようとしている点です。

そして、暴行の内容も似ています。

執拗に何度も殴り、あるいは蹴って相手を負傷させているのです。

信頼関係のある相手に物事を気づかせるために、「目を覚ませ」という思いで、思わずビン

タを張るということはあるのかもしれません。いわゆる「愛の鞭」的な感覚でふるう暴力

です。

しかし、この場合だと普通、一発か二発の往復ビンタで終わるでしょうから、怪我をするま

で何度も暴力をふるうのは、相手にわからせたいという気持ちより、もう、「この野郎」的

な制裁・リンチの意味合いが強くなっているのだと思います。

それに暴力をふるう側が「愛の鞭」だと思っていても、殴られる方がそのように受け取ると

は限りません。むしろ恨みに思う方が多いです。

げんこつ親父なんて昭和30年代頃までのもので、今の高校生の場合、親からも殴られたこ

とのない子ばかりです。

よほど顧問やコーチとの信頼関係、そして物事に対する理解力が優れていないと「愛の鞭」

的な暴力を受け入れることはできません。

日馬富士と貴ノ岩の間でも、貴ノ岩が日馬富士をにらみ返していました。本当は反撃した

かったのかもしれませんが、立場が下位であるから黙って殴られるままになっていたのです。

足利工大高校バレー部員の場合も全く同じで、コーチが自分のために暴力をふるっていると

は思えなかった、愛の鞭だなんて思えなかったのです。

さて、このコーチが暴力をふるった理由が、ちょっとおもしろい。

このバレー部は、規則として部内の男女交際を禁止していたというのです。

これは、最近の高校生にとってはつらいことですよね(*_*;

高校の運動部員と女子マネージャーの恋愛はマンガや青春小説の大きなテーマじゃない

ですか。

蹴られた男子部員は、交際してまだ数日しか経っていないときに、コーチに呼ばれ、蹴られて

います。

男子部員も女子マネージャーも、きっと心がときめき、青春を満喫し、幸福な数日だったで

しょう。蹴られたことよりもこっちの方が可哀そうに思います。

それにしても、高校の運動部の体罰(暴力)は何度も社会問題になりながら、無くならない

ですね。相撲界と同じです。

足利工大高バレー部 コーチに蹴られ負傷 春高強豪 栃木県警捜査
毎日新聞2017年11月30日
全国大会の常連で、優勝経験もある足利工大付属高(栃木県足利市)のバレーボール部で、60代の男性コーチが2年生部員の男子生徒(17)を正座させ、上半身を何度も蹴って負傷させていたことが、同校への取材で分かった。生徒側から相談を受けた栃木県警は傷害容疑を視野に捜査している。

同校バレー部は春高バレーと呼ばれる全国大会に過去37回出場し、来年1月の同大会への出場も決めている。コーチは今年3月末に定年を迎えるまで同校教諭で監督を務めていたが、多くの部員に対し指導の一環として体罰をしていたとの証言がある。松下繁一校長は取材に「数年前に1度、部員への暴力で校内処分を受けたことがある」と話した。

校長や関係者によると、コーチは6月下旬、被害生徒が女子マネジャーと数日前から交際を始めたことを知って叱責。体育館にある教官室で生徒を正座させたまま胸の辺りや背中を蹴り、約1週間のけがをさせた。部の決まりで部内の男女交際は禁止されており、コーチは「これは体罰だな」と言って暴行したという。校内の調査にコーチは「カッとなってやった」と説明したという。

同校は7月、コーチを10日間の指導停止としたが、県教委や高体連には報告していなかった。松下校長は「(報告の)ルールがないので報告していない」と話した。

被害生徒はコーチの他にも、複数の部員から顔を蹴られるなどの暴行を受けたことがあるという。被害生徒は9月に退部した。

同部では2008年、上級生が下級生に暴行したり、熱湯をかけてやけどを負わせたりするいじめが発覚。その際は3年生2人が退学し、別の3年生1人が暴行容疑で書類送検された。

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