なぜ教員が足りない?新規採用者を増やせば解決するんだけど!

教員不足問題が、九州で深刻になっているというニュースがありました。

原因は第2次ベビーブームの子供たちが就学年齢に達したときに、それに合わせて教員を

大量に採用して、その教員たちが今、定年退職を迎えているからです。

ですので、この教員不足の話は基本的に全国の都道府県にあてはまることですし、

記事には小学・中学の状況が書かれていましたが、高校でも同様のことが言えます。

最近は公務員の世界でもリストラがあり、学校現場でも非常に多くの非常勤講師が働いて

います。

非常勤講師は、文字通り時間給で働いていますので、民間企業で言えばパート勤務そのもの

です。

非常勤講師が必要なら、いっそのこと本採用にして何校かを掛け持ちで勤務させた方が本人に

とっても身分が安定して、安心して働けるはずですがそうなっていません。

それは、生徒数が年度によって変化するので、その都度できる限り生徒数にぴったりと合わ

せた教員定数にしておきたいからです。

中学・高校では教科ごとに教員がいますので、一週間の持ち時間数が決まっています。

中学では週当たり23時間、高校では週当たり18時間です。

しかし、生徒数の関係から教員全員が、持ち時間ぴったしということになりませんので、

教育委員会は教員定数を少なめにしています。

そうすると当然、教員が足りなくなるので、その足らずの細切れの時間を非常勤講師でまか

なっているのです。

ちょうど、民間企業が正社員を少なめに採用して、手のまわらない分を派遣やパートでまか

なっているのと似ています。

教員数をゆとりを持って採用しておけば、1講座当たりの生徒数を減らすこともできるので、

教育にとっては良いのですが、財政的な問題があるのでそうはいかないのです。
国、都道府県の支出にはいろんな項目がありますので、どこを節約しどこを手厚くするかと

いうことを考えれば、もう少し教育分野に支出できる可能性があるのではないでしょうか。

なぜなら、先進国の教育畑への支出を比較すると、日本は非常に低いからです。

さて、こうした状況の中で、現在の教員不足の問題があります。

記事によると何でも福岡県では60人以上が不足しているとのこと。

だったらなぜ、春の新規採用で、その人数を採用しておかなかったのでしょうか。

教員採用試験は今でも狭き門ですので、教員志望者はいるはずです。

その理由は、今の教員不足に合わせて教員を採用してしまうと、いずれ生徒数が減ってくる

ので、教員が余ってくるのです。

余れば、生徒に手厚く接することができるので(具体的には教員の週当たり持ち時間数が減

るということ)、良いことなんですが、経済的な負担が大きいということでしょう。

九州では、とりあえず、すぐに非常勤講師を見つけて生徒にちゃんとした教育をしてほしい

ですね。

元社会教諭に「数学教えて」 教員不足、九州の教委必死 8/21(月) 11:25配信 朝日新聞デジタル〉
■保護者に「紹介して」メール

 「お知り合いの方で、教員免許状をお持ちの方がいれば、是非紹介してくださるようお願いします」。今年1月、福岡県大野城市の小学校の保護者に届いたメールだ。県教委の福岡教育事務所が、管轄する市町の教委と小中学校を通じ、保護者ほぼ全員に呼びかけたという。この保護者は「そこまで先生が足りないのかと驚いた」と話す。

関連おすすめ記事
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。