中学生の海外修学旅行は学校管理下ではないとのJSC判断は何故?

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エッ、修学旅行は学校管理下ではないの?

驚きましたね。

海外への修学旅行は学校管理下で行われているものではないという判断を独立行政法人

「日本スポーツ振興センター」(JSC)がしていたのです。

「日本スポーツ振興センター」とは、高校を例に話せば、高校生が全員、掛け金を払って

いて、体育の授業中に骨折したようなときに、学校管理下の事故として、給付金を支払う

団体・制度です。

これって高校全体では、毎学期、数件はあることです。部活動中の捻挫や骨折も当然、学

校管理下です。

もちろん、修学旅行も学校管理下に実施されるもので、完全に教育活動です。

修学旅行は学校が実施する最も楽しい学校行事ですよね。

ところが同じ修学旅行でも、中学校の海外への修学旅行は、学校管理下ではないという判

断をJSCがしていたのです。

ことの発端は次の記事です。
『海外修学旅行中に事故死、両親が見舞金求め提訴 3/5(月) 8:56配信 読売新聞』

奈良県内の私立中学3年生だった男子生徒(当時14歳)が、3年生全員を対象にした

修学旅行(学校行事ですから当然全員が対象)で米国ユタ州にホームステイしていた際、

ホストファミリーとともにハイキングに出掛けて、滑落事故に遭って死亡してしまったの

です。(2016年10月)

中学校側はJSCと災害共済給付契約を結んでいるので、両親は当然、学校管理下の事故

として、死亡見舞金の給付請求をJSCにしたのです。

ところが、JSCは昨年7月、中学生の海外研修(修学旅行)は学校の管理下で行われた

ものとは認められないので、支給要件に該当しないと判断し、不支給を決定したのです。

ではなぜ認められないのかというと、『高校や高等専門学校、専修学校の海外研修につい

ては学校の管理下として扱う』との規定があるので、中学生は支給の対象外だというので

す。

これって、ご両親がJSCに対して、死亡見舞金の給付を求めて訴訟を提起するのは当然

ですよね。

多数でないにしても、すでに中学校が海外修学旅行を実施している現状において、なぜ、

中学校だけが学校管理下ではないとはんだんされるのでしょうか。

その合理的な根拠が見当たりません。

それに、ホームステイの現場には中学校の教師はいないので、直接の指導監督はできてい

ませんが、修学旅行そのものが学校教育活動として位置づけられているものですので、滑

落現場に教師がいなかったということをもって、学校管理下ではないというのは、無理が

あるように思います。

だいたい、今の修学旅行は昔のように、教師と旅行会社の添乗員とバスガイドさんが、一

クラス全員を引率して、ぞろぞろ歩くようなものではありませんよね。

京都でも、朝はたくさんのタクシーが旅館・ホテルの前に集結しており、中学生らしき修

学旅行生が数人ずつ乗り込んでいきます。いわゆる班行動、自由行動が基本です。

この生徒たちは学校管理下ではないの?

だったら個人的旅行?そんなことはないですよね。

国内であろうと海外であろうと、親は学校行事の修学旅行だから、教師・学校の監督下だ

から、安心して参加させるんですよね。

さて、1月26日に給付金2800万円の支払いを求めて名古屋地裁に提起されたこの訴

訟、判決はどうなるのでしょうか。

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