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司法面接とは。子供相手に聴取は1回だけ~40年前の甲山事件がきっかけ

司法面接とは

司法面接とは、事件の被害者や関係者が子どもや障害者など社会的弱者であった場合、そ

の子どもたちの精神的、身体的負担をできるだけ軽減して、事件の真相に迫ろうという面

接のことです。

簡単にいうと事件の事情聴取の際、普段、ヤクザを相手に事情聴取しているようなおっさ

ん刑事が、性的被害にあった小学生の女の子に事件の内容を事細かに長時間聞いてい

き、被害者や目撃者の子供に大きな精神的・身体的負担をかけていたのを是正しようとい

う取り組みです。

40年前、甲山(かぶとやま)事件という事件が知的障害者施設で起こり、入所者の児童の

証言を元に保育士さんが逮捕され、このことが司法面接の重要性を認識する端緒となりま

した。

事情聴取で、知的障害を持った子供への誘導尋問の可能性などが問題となり、結局、無罪

が確定したのですが、事件後25年もかかり、保育士さんの人生を大きく損なうことになり

ました。

甲山事件(かぶとやま事件)とは

1974年に兵庫県西宮市の知的障害者施設・甲山学園で園児2人の死亡事故が発生したこと

に端を発する一連の事件。事件に関して起訴された者の全員の無罪が確定した。

甲山学園周辺の約150メートル四方を写した航空写真。1975年4月4日撮影。

〈出典:ウィキペディア

従来の面接と司法面接はどう違うのか

司法面接とは〈出典:司法面接/司法面接研修

司法面接とは、子ども(および障害者など社会的弱者)を対象に、以下の3つの目的を持って行う面接のことです。”forensic interview”と呼ばれることもあります。

目的1:子どもからの聞き取りが子どもに与える負担をできる限り少なくする。
目的2:子どもから聞き取る話の内容が間違った誘導の結果ではないかという疑念がもたれる可能性をできるだけ排除する。
目的3:子どもの関わった事件が何らかの作為による虚偽の話ではなく実際にあった出来事であるかどうかを検討するための情報を得る。

原則として1回,出来事に関する事実の聴取を行います。手続きとしては、まず信頼できる関係(ラポール)を築き,子どもから自発的に報告をしていただいたあと,オープン質問(お話しして,それから等),WH質問(何,誰,どこ等)を用いて面接を行います。録画により正確な記録を行い,子どもが何度も面接を受けなくてもよいようするなど、できる限り子どもの心理的負担を少なくする方法をとります。

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