これまで、なんとなく蓮と睡蓮は品種が違う程度で同じものと思っていたのですが、別物なん
ですね。
英語で、蓮はlotus、睡蓮はwater lily。
まず、蓮(はす)について
水面からの茎の高さに違いがあります。
食材のレンコンは、「蓮」の根(地下茎)です。睡蓮の根ではありません。
蓮は、1種だけです。
ヤマモガシ目
ハス科
ハス属
種はハス
インド原産ですので、寒冷地では育ちません。
蓮の葉や花は、水面より上に高く伸び出します。
鉢で育てると、葉っぱや花の茎は水面から1m以上はらくらく伸びます。
下の写真を見ると葉っぱや花が、水面よりも上に伸びだしており、これが一番の特徴で、わかり
やすいです。
〈出典:Wikipedia〉
睡蓮(すいれん)について
スイレン科
スイレン属
種は多数あります。日本にはその内の一種だけ、ヒツジグサ(Nimphaea tetragona)が自生し
ています。日本全国の池や沼に広く分布しています。
蓮(ハス)と違い、葉っぱは水面より上に伸び出さず、水面に浮いて生育し、葉に深い切れ込み
があります。花もハスのように高く伸びません。
下の写真を見ると、葉っぱが水面に浮いています。
白い花を午後、未の刻ごろに咲かせる事からその名が付いたと言われています。
睡蓮はヒツジグサの漢名ですが、一般にスイレン属の水生植物の総称として用いられています。〈参考:Wikipedia〉
ヒツジグサ(Nymphaea tetragona)〈出典:Wikipedia〉
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