引用元: https://kizuna.5ch.net/test/read.cgi/ms/1650327489/
1ドル=127円台に
円安が加速しています。
日経の記事です。
18日のニューヨーク外国為替市場で円相場が下落し、一時1ドル=127円台と2002年5月以来およそ20年ぶりの円安・ドル高水準を付けた。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ対応で金融引き締めを急ぐとの見方から米金利が上昇し、日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが広がった。
因みに、午前11時半頃の時点では127円60銭台まで円安が進んでいます。
それにしても、最近の円安は行き過ぎのような気がする反面、否、そうではなくむしろ日本経済の実力を反映しているのかもしれないという気持ちにすらなりつつあります。
先ず、最近の円安は行き過ぎだと考える理由としては…
そもそもインフレが酷い国の通貨と、インフレが起きていない国の通貨を比べたら、インフレが起きればその分通貨の購買力が落ちるので、為替は下がって当然ですから、その論理からしたらドル安円高になってもおかしくないのに、その逆の現象が起きているからです。
では、何故ドル高円安になるのかと言えば…
米国では利上げが今後も続くと見られているのに対して、日本は今のところ利上げはないと見られている、従って、益々日米金利差が拡大するので、ドル高円安の圧力がかかるのは当然だと考えられるからです。
それでは、仮に日本も米国と歩調を合わせて利上げを行ったとしたら、ドル高円安の動きは止まると考えられるのでしょうか?
日本が米国と歩調を合わせて金利を上げれば、当然のことながら日米金利差は拡大も縮小もしません。
そうなると、インフレ率がモノを言う訳ですが…
そのようなことを考えれば、今の円安はどうしても理解の範囲を超えているよう見える訳ですが、それでも現実に円安が進んでいるということは何を意味しているのでしょうか?
日本経済の将来に対する信認が落ちているということではないのでしょうか?
日本経済の将来は明るくない、と。このまま円を保有していてもいいことはないと、日本人は別として、海外の投資家はそう考えているということではないのでしょうか?
失われた10年が、いつの間にか失われた20年になり、そして30年になるかもしれない、と。
それに、政府の対GDP債務比率は、先進国中断トツであるにもかかわらず益々悪化している、と。
さらに言えば、日本銀行が、GDPに匹敵する規模の国債を引き受けさせられており、日本が海外のようにインフレに見舞われたときに、極めて恐ろしい事態が起こりそうだと内外の投資家が薄々気が付き始めている、と。
多分、3番目の理由が大きいのではないのでしょうか?
だから、円安の動きが加速しているということでしょう。
つまり、これまでの黒田日銀の政策に対して、内外の投資家のブーイングが起きていると考えられるのかもしれません。
でも、黒田日銀は、何もできない。何もできないどころか、これまでと同じように問題を先送りしようとしている。
ツケが回ってきたということなのでしょうね?
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