文科省が「子供が自分の身を守る力」の全国調査!~どうやって測定?調査結果を生かすこと!

文科省が、「子供が自分の身を守るための力」を全国的に調査する方針とのニュース
がありました。
まず、そのニュースを見てみましょう。

<文科省>身を守る力の全国調査 効果検証へ
毎日新聞 6月4日(土)7時40分配信 文部科学省が子供を対象に、自分自身を守る力を測る全国調査を実施する検討を始めた。子供自身が身を守るための教育活動は、15年前の大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)乱入殺傷事件を機に広がっているが、その効果を国が検証するのは初めて。調査で判明した有効な取り組みを学校間で共有するのが狙いで、来年度以降の実施を目指す。

2001年の池田小事件以降、防犯カメラの設置▽来校者の身分確認▽地域ボランティアによる登下校の見守り--といった取り組みが各地で進んでいる。一方、子供自身が危険を素早く察知して身を守ることも重要で、学校単位で子供向けの防犯教室などを開く自治体に対し、国は補助金を出して後押ししてきた。

不審者が侵入した際の避難訓練や身を守る方法を学んだり、独自に地域の安全マップを作ったりする学校も増えている。ただ、これらの取り組みが子供にどのような効果を及ぼしているかは把握できていない。

全国調査は、各地から無作為に選んだ学校の児童にペーパーテストを解いてもらう形式を検討している。知識を問うだけではなく、校内や通学路の絵を示し、隠れている危険箇所を幾つ見つけられるかといった設問を通して「判断力」や「行動力」を判定する。

文科省は調査結果を基に、自治体や学校ごとに効果を比較・検証し、有効な取り組みを学校間で共有させたい考えだ。調査実施に向けた費用を早ければ来年度予算で要求する方針で、具体的な設問内容は専門家の意見を聞いて決める。

文科省は、調査対象外の学校も希望すれば参加できるよう調整し、調査結果は大学や専門家にも提供する。文科省の担当者は「身を守る力と事故発生率の相関関係を調べるなど、学校の安全を向上させる研究に役立ててもらいたい」と話している。【大森治幸、安高晋】

これを読むと、「身を守る力」の測定は、無作為に選んだ学校の児童に対してペーパーテ
ストを実施して判断するとのこと。さらに知識を問うだけではなく、校内や通学路の絵を
示して隠れている危険箇所を幾つ見つけられるかといったような設問も用意して、「判断
力」や「行動力」を判定するということです。
そして、調査で判明した有効な取り組みを学校間で共有して、各校の安全教育に役立てる
というのがこの調査の狙いとのことです。

ところで、この「身を守る力」を測定するというのはかなり難しいことだと思います。
なぜなら、この「身を守る力」というのはかなり抽象的な能力ですよね。腕力のある
方が能力が高いとは決して言えません。所詮子供ですから腕力があろうとなかろうと
大人の暴漢には対抗できません。

記事にある大阪教育大付属池田小事件は本当にひどい事件でしたが、もう15年も
経ったのですね。

実は私も数十年前、教師生活の中で一度だけ、外部からの不審者の進入を経験しま
した。6月下旬の暑い頃でした。若い男性がこん棒をもって廊下にいきなり現れ、
「おまえら、なんで勉強なんかしとるんや」と廊下から教室に向かって言い出した
のです。

僕はすぐさま彼を見ましたが、こん棒は右手に提げたままで、振り上げることは
ありませんでした。また暑いときでしたので半袖シャツに綿パンといった出で立ちで
懐にナイフや鉈をかくし持っていることはないと、とっさに判断しました。
(判断したと言うより、そう思ったといった方が正しいかもしれません)
また、教室の出入り口までは来ましたが、教室の中には入りませんでした。
幸い、こうした状況でしたので生徒(高校生)も私も慌てることはありませんでした。

結局、「どうしましたか」と話しかけると、何かぶつぶつ言いながら、すぐに廊
下から離れ、外に出て行きました。
しかしこれが、いきなり教室に入るなり、刃物で生徒を襲ったとしたら、一体
どんなことになっていたのでしょうか。想像するだけでも恐ろしいことです。

こどもにとっても大人にとっても、池田小のような凶悪な事件は予期していない
状況で突然起こるものです。普段からよほど心の準備をしておかねばなりません。

それに、この「心の備え」・「心の構え」といったことは、普段の日常生活では
とても難しいことです。僕は何十年も武道を修練してきて、できることならいつ
何が起きても身を守る事ができるようにしたいのですが、普段の通勤電車の中で
隣の人がいきなり、ナイフでぶすりと来たらどうしようもありません。
事件やその危険は、いつも非日常で起きるものですから、「心の準備」が難しいのです。

最近はどの学校にも「さすまた」が用意されていますが、すべての教室に配備されて
いるのではありません。せいぜい職員室に置いてあるだけです。

ですので、この調査と同時にまず、「さすまた」をすべての教室に配備すること、
防刃手袋をすべての教室の教卓に用意しておくこと等があり得ないことが、
起きたときには実際に役にたつことではないでしょうか。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。