石原慎太郎元知事と東京ガス汚染跡地購入の闇、豊洲住民訴訟の行方は?

東京都が築地市場の移転先として、土壌汚染が問題となっていた東京ガス工場跡地を高価格で購入したことは違法だとして、住民が都に、石原慎太郎元知事に土地購入費の578億円を損害賠償請求するよう求めていた住民訴訟の潮目が少し動きました。

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被告の都側はこれまで石原氏に責任はないとする立場でしたが、小池百合子都知事はこのたび、その方針を見直していると、法廷で明らかにしたのです。

豊洲住民訴訟、4月に方針説明 石原元都知事の責任焦点
02/09 18:46 どうしんウェブ(北海道新聞)

築地市場(東京都中央区)の豊洲(江東区)移転を巡り、土地購入時に知事だった石原慎太郎氏の責任が争われている住民訴訟の口頭弁論が9日、東京地裁で開かれた。被告の都側は、石原氏に責任はないとする従来の方針を見直していると、法廷で正式に明らかにした。今後、具体的に検討を進め、4月27日の非公開協議で結果を説明する見通し。

訴訟は2012年5月、都民約40人が土壌汚染対策費を考慮せず約578億円で購入したのは違法として起こした。東京地裁で弁論が続いていたが、小池百合子都知事は今年に入って方針の見直しを表明。都は代理人弁護士を交代させていた。

東京都のこの訴訟対応方針の見直しは、豊洲住民訴訟の大きな変化で、ぜひとも土地購入の疑惑を明らかにしてほしいです。やはり、知事が変わるということは大きな意味を持つんですね。

このように、石原慎太郎元知事は、豊洲住民訴訟に係る東京都の「石原元知事に責任はない」との立場を見直すという方針変更、そして、このたびの都議会特別委員会への石原慎太郎氏の参考人招致とまさに挟み撃ちにされた格好です。

これまで、石原慎太郎氏は、豊洲問題に関する取材からは逃げており、東京都からの質問状にも「記憶にない」などと不誠実な回答をして批判をあびていました。

それが、ここにきて、「喜んで応じる。絶好の機会だから、知っていることを全部話す」と応じてきたのには何か訳があるんでしょうか。

早ければ2月末に参考人招致が行われるとのこと。

何が語られるのか興味津々ですが、もし、参考人たちが、「参考人招致」をなめてかかって、「記憶にない」などと無責任な答弁を続けるようであれば、100条委員会の設置も準備しておいてほしいですね。

「参考人招致」と「100条委員会」とでは法的な位置づけが全く違います。

参考人招致では委員会への出席や意見を求められるだけで、うその証言をしても罪に問われないし、出席さえ強制することができません。
しかし地方自治法に基づく100条委員会は法的拘束力・強制力を持ち、出頭や証言、記録提出を要求することができます。
もし偽証や証言拒否をすると、禁錮刑などが科され、厳しさは参考人招致の比ではありません。

ですので、市民としては、最初から100条委員会を設置すればいいのにと思うのですが、都議会の政治的な力関係でそうはいかないのでしょう。

さて、石原慎太郎元知事の東京ガス工場跡地に関する疑惑です。

そもそも、当初は東京ガスの方が工場跡地は汚染地だから市場の敷地には適さないと言っていたのに、その汚染された工場跡地を東京都はなぜ、高値で購入することになったのでしょうか。

しかも、交わされた売買契約には、東京ガスは瑕疵担保責任を負わないという異例の条項まで記入してあったのです。

民法では、普通、売り手は瑕疵担保責任を負うことになっています。瑕疵担保責任というのは、売り物に瑕疵(傷や欠陥)があった時には、売り手がその責任を負うという原則です。

その瑕疵(地下水の毒物)が現在、判明してきたのですが、売り手の東京ガスにその責任を問うことはもはやできません。

結局、誰も買い手がつかない汚染された土地を瑕疵担保責任まで免除して、東京都が高値で買い取ったのは、一体、誰の指図だったのでしょうか。

単純に考えると、一番、ぼろ儲けしたのは東京ガスです。東京ガスにぼろ儲けさせるために、誰が、石原慎太郎元知事を動かしたのでしょうか。

まさか、石原元知事が自ら動いて、東京ガスに見返りを要求したりはしていないでしょうね。それとも浜渦副知事に指図をしていたのでしょうか。

いずれにせよ、毒物の混入した土地を自分の金で買う人などいません。税金という都合のいい金を用意させてうまい汁を吸ったやつは絶対に逃がしてはいけません。

東京ガス工場跡地の売買経過

①東京都は2001年に豊洲への移転を決定。一方、東京ガスは同年、土地に汚染が残ることを明らかにしました。

②2007年に開かれた専門家会議では、基準値の4万3000倍ものベンゼンや860倍ものシアン化合物が測定されたことが明らかになりました。

③それにも関らず、東京都は汚染を知りながら、2011年に土地代金を払いました。

④原告団の証拠説明書によると、東京ガスは汚染対策工事費用100億円と、追加の78億円を支払っていますが、汚染対策費としては全く足りない金額でした。

都が支払った土地代金は1,859億円。ところが、東京都はさらに汚染対策費849億円をつぎ込んだのです。この汚染対策費は土地代の半分に当たります。

こんな不公平・不公正な売買は聞いたことがありません。
東京都民の税金をドブに捨てたようなものです。一方、東京ガスは丸儲け。

住民訴訟は当然の抗議だと思いますね。

無責任な発言を繰り返す石原慎太郎元都知事を逃がすな!

昨年の「文芸春秋12月号」では、

「東京ガス跡地の売買は問題の根の深さを物語っている」「売り手側に格好の条件で、世間一般の取引ではとても考えられることではないだろう。つまり、売った方にどんな不正・インチキがあっても後から買った方は一切咎めないということだ。豊洲問題の大きく暗い背景がうかがえるような気がしてならない」

と、当事者であることを忘れた間抜けな発言をしています。

「こんなインチキ売買を決めて都民に損害を与えたのは、知事のあんたでしょう」

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