政府、高速増殖炉『もんじゅ』の存続を表明予定

政府は高速増殖炉『もんじゅ』の存続を堅持する方針を固めて

いるとのことです。

『もんじゅ』といえば、ナトリウム漏れの事故を起こしたときの

現場写真の惨状を思い起こします。

『もんじゅ』は1992年(平成4年)12月に性能試験に着手し、

1994年(平成6年)4月に臨界点を達成。その後、

1995年(平成7年)8月29日に本格運転に入り、発電を開始しました。

ところが、わずか3ケ月後の12月8日に溶融した金属ナトリウムが

配管から漏れ出し、早くも運転を中止せざるを得ませんでした。

政府、もんじゅ存続表明へ 機構に代わる受け皿探しは難航
産経新聞 5月15日(日)7時55分配信原子力規制委員会が廃炉も含めた運転主体の見直しを勧告していた高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県)について、政府が存続の方針を表明することが14日、分かった。文部科学省の有識者検討会が月内にも報告書をまとめた後になる見込み。規制委が文科相に対し勧告の回答期限のめどとしていた「半年」はすでに過ぎているが、いまだ現在の日本原子力研究開発機構に代わる受け皿の具体案は出ておらず、実際の存続は不透明な状況にある。

もんじゅをめぐっては、規制委が昨年11月13日、原子力機構について「運転を安全に行う資質がない」と断定。機構に代わる運転主体を具体的に特定し、新たな受け皿が見つからない場合はもんじゅの抜本的な見直しをするよう、機構を主管する馳浩文科相に勧告した。その回答期限を「半年をめど」にしている。

もんじゅはナトリウムを冷却材に使う特殊な炉で、受け皿探しは難航。文科省は受け皿を議論する検討会(座長、有馬朗人元文相)を発足させ、4月末までに計7回の会合を開いた。検討会では「新主体が備えるべき要件」や「理想的な体制」の議論にとどまり、具体名を取り上げるには至っていない。

一方、政府はもんじゅの存続を堅持する方針を固めている。
・・・・・・・
また、使い道のないプルトニウムが約48トンあり、国際社会から疑念を示されているため、高速増殖炉で消費することも重要視されている。・・・・・・・・

金属ナトリウム(Na)は、非常に不安定で反応性の高い

金属です。

実験で、米粒ほどの金属ナトリウムをピンセットでつまみ、

水の入った試験管に落とすと反応熱で発火し、化学反応で

発生した水素ガスに引火し音をたてて爆発します。
(試験管の片方は開口部ですから、燃焼ガスは
開口部からいっきに抜けるので大丈夫です)

こんな危険な金属ナトリウムを冷却剤として大量に使用せざるを

得ないのが『もんじゅ』なんです。

この事故以後、20年間まともに運転できたことは一度もありません。

運転して、わずか3ヶ月でナトリウムが、れ出したことを

考えると、その扱いがいかに難しいかがわかります。

溶融した金属ナトリウムがパイプの中を流れているような

建物には恐ろしくて足を踏み入れることができないでしょう。

一例をあげれば、このような問題を含め、多くの課題を持っているのが、

『もんじゅ』です。

この高速増殖炉の技術の困難さに鑑み、諸外国すべてが開発を

断念しています。

なぜ、日本政府だけ、開発にこだわっているのでしょうか。

政府関係者に対して、どういった団体が開発を続行するよう

指示しているのでしょうか。

次はウィキペディアの記述です。

もんじゅは、日本の福井県敦賀市にある日本原子力研究開発機構の高速増殖炉である。研究用原子炉との位置付けから、商用原子炉と異なり、文部科学省の所管となる。
MOX燃料(プルトニウム・ウラン混合酸化物)を使用し、消費した量以上の燃料を生み出すことのできる高速増殖炉の実用化のための原型炉であり、高速実験炉常陽でのデータをもとに建設された日本で2番目の高速増殖炉である。核燃料サイクルの計画の一環であり、新型転換炉ふげんと共に開発が進んでいた。日本は高速炉開発を国家プロジェクトと位置付けており[1]、国際的にも高速炉を始めとした第4世代原子炉の研究開発において主導的な役割を果たしているとされた[2]。もんじゅはその中心となる施設である。2011年現在、常陽及びもんじゅによって得られたデータをもとにして高速増殖炉開発の次の段階となる実証炉の設計が行われている[3]。
もんじゅは1995年に、冷却材の金属ナトリウム漏洩とそれによる火災事故を起こし[4]、さらにそれが一時隠ぺいされたことから、物議を醸した。その後、運転再開のための本体工事が2007年に完了し、2010年5月6日に2年後の本格運転を目指して運転を再開した。しかし、2010年8月の炉内中継装置落下事故により再び稼働ができなくなった。2012年に再稼働する予定[5]であったが、2015年夏時点は未定である(節「#歴史」を参照)。
もんじゅの目的は、高速増殖炉の実用化(商用化)に向けた技術を原型炉(もんじゅ)によって開発し、その設計や建設、そして稼働の経験を通じて高速増殖炉の発電性能および信頼性・安全性の実証、また高速増殖炉の経済性が将来の実用炉の段階において既存の発電炉に対抗できる目安を得ることであり、高速増殖炉の研究開発の場として今後の利用が予定されている。
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