成人年齢18歳の改正民法が成立。18歳で成人になると何が違ってくるの

昨日の参院本会議で、「改正民法」法案が賛成多数で可決・成立しました。

法律の施行は2022年4月1日です。

成人年齢の変更は1876年(明治9年)以来、146年ぶりの改正ですが、18歳で成人

になると何がどうなるのでしょうか。これまでと何が違ってくるのでしょうか?

 【図解・政治】成人年齢引き下げに伴う関連法(2018年3月)
〈出典: 時事ドットコムニュース〉成人年齢引き下げに伴う関連法

民法改正に伴い、条文に年齢ではなく「成年」「未成年」という言葉で区別を定めた

約130の法律は、基本的には区別の基準が「18歳」になります。

上の表のように、主に資格や免許などに関する法律が影響を受けます。

ただ、法律の内容に鑑み、該当年齢をこれまでと同様、20歳以上に据え置くものもありま

す。

これまでと同様に20歳以上とされたもの

飲酒や喫煙、公営ギャンブルの解禁年齢は、これまでと同様、現行の20歳を維持しま
す。そのため、それぞれの根拠法にある「未成年者」の文言を「20歳未満の者」に改め
ます。そうしないと、改正民法下では、18歳、19歳でギャンブルをやってもよいことにな
ってしまいます。
この飲酒や喫煙、公営ギャンブルの解禁年齢20歳を維持したのは、評価できます。よく
パチンコ業界の圧力に負けなかったと思います。
もし、18歳・19歳でパチンコ、競馬、競輪、競艇をしていいことになれば、若者を18歳か
らパチンコ依存症・ギャンブル依存症に仕立て上げ、パチンコ・ギャンブル業界は大儲け
ということになりますからね。

成人年齢18歳に伴い、20歳から18歳に引き下げるもの

18、19歳でも経済的に自立している場合は、親(法定代理人)の同意がなくても
ローンやクレジットカードの契約が可能となります。
この場合、若者の消費者トラブル増加が懸念されるため、政府は既に、不安をあおるなど
の不当な契約は成人でも取り消せる規定を追加した消費者契約法改正案を提出していま
す。

少年法はどうなる(現行少年法では20歳未満が未成年者)

少年法に関しては、政府・与党内で適用年齢の上限を「18歳未満」に引き下げることに
賛否両論があります。
改正民法どおりでいけば、未成年者は当然18歳未満になります。
私は、少年法の適用年齢は18歳未満でよいと思うんですよね。
少年の悪質な犯罪、少年法適 用後の反省のない態度や生き方の報道をみると、少年法の適
用は16歳未満でも十分だと思うんですけど、どうでしょう。
この件については法制審議会(法相の諮問機関)で引き続き議論するそうです。

少年法引き下げ、割れる賛否=法制審は処遇見直し議論―18歳成人
6/13(水) 11:02配信 時事通信
民法改正と合わせ、18歳未満への引き下げが検討されている少年法の適用年齢。

議論は法務省の法制審議会部会で続いているが、関係者の賛否は割れている。

2017年3月に始まった法制審部会は、引き下げの是非は先送りし、引き下げた場合に導入すべき新たな制度について議論。懲役と禁錮を一本化し、作業だけでなく矯正に必要な処遇を行う「新自由刑」の創設や、軽い罪で不起訴となった18、19歳を対象とした更生のための「新たな処分」などを検討している。

部会の委員を務める少年犯罪被害当事者の会の武るり子代表は「与えられる権利に見合う責任という意味で、少年法で守られる年齢も引き下げてほしい」と話す。「事件や被害者に向き合わせるべきだ。『未熟』だから難しいと言われてきたが、それが更生につながるのではないか」と指摘した。

一方、少年事件を多く手掛ける村中貴之弁護士は「今でも故意に死亡させた場合は、成人と同じように裁判を受け、刑罰が科されている」と反対の立場だ。現在の家庭裁判所での調査や少年院には教育的効果があるとした上で、「法制審の議論は複雑化している。現行の制度のままで良いのでは」と疑問を呈した。

結婚年齢は男女とも18歳以上に変更

女性の結婚開始年齢は現行の16歳から18歳に引き上げて、男女で統一します。

男女平等ですから、男女間で差をつける必要もないですね。

現行法ではなぜ20歳が成人年齢?

では、1876年の法律で何故、成人年齢を20歳にしたのかというと、理由は諸説あってはっ

きりしていませんが、一応、欧米諸国など諸外国が20代前半を成人としていたことから、

日本もそれに合わせて、20歳を成人にしたと言われています。

外国の成人年齢はどのくらい

次の表を見ると、世界の主流は「18歳成人」となっていますね。

実際、世界の半分以上の国は、18歳を成人と定めているそうです。

<主要国の成人年齢一覧表>〈出典:世界の成人年齢、各国の事情とは?

主要国の成人年齢一覧表

またアメリカのように、州によって規定が違う国もあります。

つぎはアメリカの成人年齢等をまとめてみました。

アメリカの年齢規定

〈法務省の資料より読み取り:諸外国における成年年齢等の調査結果より〉

※法務省の問い合わせに対し、アメリカ合衆国の40州から回答があった。

私法上の 成年年齢

これが民法上の成人年齢に相当します。20歳はないんですね。

18歳-37州
19歳-2州
21歳-1州

婚姻適齢

13歳-18州(州によって異なる。婚姻適齢の 規制のない州もある。)

13歳というと現代の日本ではいかにも子供に思えますが、アメリカ人は一般的に体格もい

いし、女性の身体的発達が日本人より早いということでしょうか。

選挙権年齢

18歳

これについては州の数が書いてありませんので、回答した40州すべてが18歳ということで

しょう。現在の日本といっしょですね。

まとめ

成人年齢を20歳から18歳に引き下げるのは、私的にはまあ、いいかなという感じです。

飲酒・喫煙、ギャンブルは従来どおりの年齢規定(20歳以上)が適用されますし。

関連おすすめ記事
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。